家でジットしているのも退屈になって、散歩に出掛ける。



人の少ない時間帯に、赤い手袋で、包帯が見えないように完全防着の格好で、歩いたので誰にも会うことがなく、気が付かれなくホッとする。
全体には曇り空であるが、一部青空が見えるお天気で、風がないせいか、時間が経つにつれて暖かくなってきた。
田んぼは冬らしい風景になって来た。
畦道にも、雑草の花も少なくなって来たが、ひっつき虫のアメリカセンダングサが一番沢山咲いていた。くっつくと取りにくいので、余り近寄らないように歩く。

友人の散歩中の雑草の名前を拝借すると、オニノゲシの黄色の花で、白い綿毛が可愛い。


茄子のような花びらでイヌホウズキというそうです。花の咲く季節は8~10月というが、まだまだ咲いています。違う種類かな?


ナツミカンやデコポンも今年は沢山成っています。


ナツミカンやデコポンも今年は沢山成っています。


人の少ない時間帯に、赤い手袋で、包帯が見えないように完全防着の格好で、歩いたので誰にも会うことがなく、気が付かれなくホッとする。
右手が使えないのは、なんて不自由なことでしょう。することもないので、図書館で借りてきた宇佐江真理さんの短編集「酔いどれ鳶」を読む。
江戸の徳兵衛店に住む松前からお国替えとなり、浪人となった相田総八郎となみ夫婦が長屋の住民と仲よく暮らしていたとき、総八郎が酒粕を食べて酔っ払った幼鳥の鳶を連れて帰った。
長屋の住民や子供達が珍しそうに見てやってきた。
先代の殿の鷹狩りの仕事をしていた総八郎だったので、鳥籠も持ってきていたので、鳶を育てることは容易いことであった。
近くのとん七が猫が捕まえたネズミを持ってきていたら、鳶が食いついてきた。
これからは自分でネズミを捕まえなと籠から鳶を話してやると、長屋の住民から拍手喝采で、別れを惜しむものもいた。
6編の短編だが、どの話しも心暖まる話ばかりであった。
今日の万歩計は、4,828歩でした。