しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

ぷー101日目、ああ、お産難民・・・

2008年10月24日 20時33分00秒 | 健康・病気

結構長く、産婦人科病棟に勤務していた。
最後の職場も産婦人科病棟。
分娩取り扱い中止、病棟閉鎖、外来看護師二人を残して全員解雇。
その中の一人がくちかずこ。

それより前にいた産婦人科は医師が三人いたが、その内一人は、夜九時過ぎにお産をとり、

別の診察をして、深夜帰宅、明け方に心筋梗塞で急死した。
事実上の過労死。
その日も一日中、昼間勤務し、夜お産に呼び出され、もしも生きていたら、また朝から、びっしり外来業務の予定だった。
「辞めたい、辞めたい」が口癖だった。


くちかずこは、病棟婦長をしていたが、危うい体制に危機感を強めていた。
ハードで間違いが許されない、

ベテランが辞めるつど、新人と入れ替わる・・・

レベル低下は避けようがない。
自分自身の力不足は、最たる、常なる課題。


医師とスタッフの確執、

スタッフ間の確執・・・


流産、死産に対する医師の対応の非情さに、ついにくちこの怒りが爆発。
危うくなる一方の現場での責任も重すぎた・・・

くちこは、言うべきことを言い、

護るべきモノを護り、そこを去りました。
7ヶ月後に 一人の医師の急死。
くちかずこの手元に「まだ、辞めれません」と一筆入った年賀状を残して。



しばらく、産科を離れたものの、また別の病院に復帰。
それは、産科が好きだから、だったんだな。
自分の経験を社会に返したいと思ったのもあるし。

産婦人科の現状は 長くなるので次回にしますね。
ご清聴ありがとうございました。

コメント
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