しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

業な業な・・・ごうな、ごうな・・・

2017年12月18日 18時23分36秒 | サメ家のこと

ごうな、ごうな、

業なことじゃのう。。。

子供の頃から、お年寄りの言葉として耳に残っている言葉。

 

不遇な人を見ると、

その人の「業」(ごう)だと。

不遇な事がありと、

その事を、「業」のなせる事だと。

 

可哀想でも、仕方が無い時に、

気の毒でも、それが理であるように・・・

 

業って何?

調べてみたら、

 

仏教およびインドの多くの宗教の説では、善または悪の業を作ると、因果の道理によってそれ相応の楽または苦の報い(果報)が生じるとされる。

 業は果報と対になる語だが、業の果報そのものを業という場合もある。


業苦とは・・・


仏語。過去に行った悪(あくごう)のために、現世で受ける苦しみ


サメ母は、認知症です。


2009/10/5のブログ 義母のお金

 

http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/477337239080f4e0fca8e8ac6e522eef


2010/5/24のブログ 義母の涙


http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/a3df8f79f7c7f5c9ad7c6506b4f8468a


2010/10/13 のブログ 義母のこと


http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/314b125dcbc91458718ed15a0cffd7eb


これを読むと、11年前から既に認知症だったんだなあ。。。

その他ね、義母絡みの記事は、サメ家のことにまとめて入っています。

此処までが、話の枕です。

 

サメ氏が、先日、三年前から義母が入所している施設の大掃除にボランティアで参加したら、

「お話があります。」と言われたそうで。

あの泰然としたサメ氏が「大変なことになった!」と施設から電話してきました

義母の問題行動が深刻となり、もう施設で見ることが出来なくなりました、と。

 

 1人で歩いてトイレに行けるんです。

1人で普通の食事を全部食べられるんです。

何の持病も成人病も無いんです。

風邪一つひきません。

なのに・・・

なんで

 

大昔、

その名も高い?鬼姑だったらしいのですが、

くちこには、そうでは無かったし。

自分が聡明であることが自慢で、

その他、いろんな事が人より勝っていることが自慢な人でした。

で、

くちこから見たら、情に対する縁が薄い人にも見えました。

そして、勿論、人生の知恵が詰まった人でした

59歳で亡くなったくちこの父と同じ昭和三年生まれ。

自分の両親を看取り、

元夫の両親の介護をし、

サメ母の介護ね、五人目の親なんです。

これが、くちこが現世で受けた宿題なんだろうなと思って生きてきましたが、

またも、不合格だわ。。。

 

とにかく、この報告を聞いて、

うろたえたし、

考え込んだし、

落ち込んだし

 

で、

聞いて、最初に頭に浮かんだ言葉が、「業」(ごう)

これは、義母の業なのだろうか、と。

業って何よ

あ、これでは、話が堂々巡りに

 

今日は、腰を庇いつつも、義母を精神病院へ。

特養からも、看護師やスタッフ、そして紹介状も。

空室待ちとなりました。

午前中、医師が不在だったこともあり、一日仕事になりました

 

先ほど、ほとほと疲れて帰宅。

サメ氏からは、

「色々世話になったね、ありがとう」と。

サメ氏は疲れて、隣で寝ています

 

帰りの車の中での雑談。

「私達、脂肪肝を積極的に治すべきじゃないね。

適当に肝硬変になって、適当に病死したいよ。」

 

考えようによっては、

くちこが癌になったこと、

あれこれ内臓を切り取ったこと、

良かったとも言えるわ。。。

 

義母は、くちこのことも、一人息子もサメ氏のことも、解らない様子。

義母の、心の中、頭の奥までは見えないけれど・・・

それでもね、歌を歌ったり、

青信号だから、早く発車するように催促したり。

残酷で、不思議な病気なんだなあ

 

尊厳死って。

延命治療をしないこと。

はい、くちこも延命治療不要です。

そして・・・

くちこの尊厳には、自分が誰だか解ることも含まれます。

これを選ぶ権利も、くちこは欲しいな、と。

 

旧友の葬儀。

伯母の訃報。

身内の入院。

工事のこと、

義母のこと、

ぎっくり腰の原因にストレスと書いてあったのを読んで、

なるほど、これも誘引だなと思ったのでした。

 

さあ、

サメを起こすべきか否か?

起きてもね、粗末な夕飯しか無いんです

 

気を取り直して。

 

          

 

          

 

サメ氏がね、

悪いことの次は、良い事だから、大丈夫だよ、と。


P.S

今ね、ブログ上で一番古い義母の認知症についての記事、みつけました。

2009/4/7でした。

くちこの為に此処へ。


土曜日、義母を脳外科へ。
認知症は進行していると。
進行しているのに、逆に介護度が軽くなったのは、国にお金がないため、小細工をして意図的に経費を削減しているからと言われた。
不服の申し立てをしないと、好きなようにいじられるよと。
はあ・・・
でも、国にお金がないんだし・・・

そのまま、おしゃれなイタリアンレストランに。
義母のお誕生会。
義母と主人と私で。
義母には、お箸をお願いする。
くちかずこの隣にちょこんと座って楽しそうにしている。
レストランのご厚意で、ケーキにろうそくが・・・
チョコプレートに、ひらがなで、「おめでとう」と。
義母は超うれしそう。
嬉しいから吹き消さないと言う・・・
いやいや、ロウが・・・
なんと、ヤッホーのポーズで、ふーっ!
はい、81歳、おめでとう

日曜日、義母と畑仕事。
春じゃがを植える。
大先輩のはずなのに、いちいちくちかずこの指示を仰ぐ。
次々に義母に指示を飛ばし、とっとと植えて、ご近所さんと談笑。

ついでに、そのご近所さんに、二階の本棚の移動を依頼。
いやー、田舎の人は力持ち。
くちかずこは非力なので、号令係。
昼に、田んぼから帰った夫が呆れている・・・
「一体、あんたは、何様か」と。
え?くちかずこ様ですけど。

義母の料理があまりに無茶無茶なので、オール電化にしているものの、IHを止めたんだけど・・・
元々料理は好きではなかった筈なのに、いざ使えないとなると、すごい執着!
毎回、物忘れがひどくなっているから使えない旨、説明すると、やや悲しそうに納得するものの、
ものの10分で、「故障している、早く修理を」と言ってくる。
義母は元々行動派なので、自分で、修理を依頼してしまう。

迷ったあげく・・・・
くちかずこは、全てを話す決心をする。
二年前に、アルツハイマー型認知症と診断されたこと。
検査をしたら脳が縮んでいたこと。
原因や治療が十分に確立されていないこと。
もっと、早い進行をみんなで心配していたけれど、
お義母さんは、元々とても頭が良く、優秀な人なので、
(この一言で、義母の目がキラリ!)
まだ、この位で済んでいること。
「お義母さんはとてもよく頑張ったからね!」
「お義母さんは、とてもよく頑張ったと思うよ!」

義母は、じっとくちかずこの目をみて・・・
「はっきり、言ってくれてありがとう」
「遠回しでなく、ちゃんと伝えてくれてありがとう」
「あんたのような、嫁でよかった、ありがとう」

「お義母さん、良い人だー!!!!」
思わず、義母の手をさすり続けた・・・
二人とも、涙が出そうだったけれど、泣けなかった・・・

多分、30分もしたら、この話も消去される・・・
でもね、義母の魂は少しも壊れていないはず・・・
その魂と真摯の向き合いたいと思うくちかずこ・・・です。
くちかずこのしたこと、間違っていたかな????

コメント (32)
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