しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

主膵管拡張の追跡検査を造影CTで

2019年08月19日 22時20分08秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

不穏なスタートは、今春、4/8のCTから。

「主膵管の拡張が著明に悪い」

同時に、肝機能の悪化と、糖尿病の指標であるHbA1cの急上昇

 

その後、データは更に悪化し、

唐突にて激烈な糖尿病発症は、その翌月

 

掛かりつけ開業医は、膵転移を危惧し、MRIを前倒すべし、と。

愛しの外科医長がそれに呼応して6/17にはMRI。

「残膵の主膵管拡張が憎悪しています。原因となりそうな異常は特定困難」

「肝内胆管拡張も憎悪傾向を疑います。原因となりそうな異常は特定困難」

膵管縫合部の狭窄からかな、と医長。

「八月にもう一度、今度は造影CTにして追跡してみようね」

が、昨日でした。

 

まあ、

そうこうしている内に、

あっと驚くレベルでスタートした糖尿病は、

これまた、あっと驚く速さで改善していったのですが

 

採血の待ち時間は長いし、

CTも、何があったのか、開始時間が30分も後になり、

そうなると・・・

診察予約時間になっても、結果が出ていないから後回しにされる。

次から、検査時間は朝一にして貰おうと思ったのでした。

絶食時間が延びすぎて低血糖が心配でね

 

愛しの外科医長、以下、い。

可愛いくちこ、以下、く。

い「くちこさーん」

彼は、熱心にCTの画像を見ているけれど、

くちこは、とっとと、

い「はい、続き」

と、フラジャイル 病理医岸京一郎の所見と言うコミックをごっそり渡しました。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB-%E7%97%85%E7%90%86%E5%8C%BB%E5%B2%B8%E4%BA%AC%E4%B8%80%E9%83%8E%E3%81%AE%E6%89%80%E8%A6%8B%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E8%8D%89%E6%B0%B4%E6%95%8F-ebook/dp/B00PI1BDS4

く「NETの病理についても出ていたよ」

い「そう?」

医局で他の医師も読んでいるらしい?

 

い「くちこさん、膵管、細くなってるよ」

前回、7.9mmだった主膵管、今回は5.9mmに。

やったあ

と言っても、本来は1~数ミリが正常なのですが、

神経内分泌腫瘍になって、

膵頭十二指腸切除術をして、

膵管を切除縫合した以上、これからは、どこで折り合いをつけるか、なのでね。

 

但し、6月にも、?付きて指摘されていた、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)も、1.5cmの大きさで写っていました。

い「この位だったら、未だ様子見で十分だよ、ただ大きくなるようだったらカメラを入れて切除するようになるね」

く「小さくなることもある?」

い「あるよ」

 

くちこは、肝嚢胞も、腎嚢胞もあるし、乳房にもあるらしいし、そんな体質なのかなあ

帰宅後、あれこれ調べたけれど、結論は、「彼に任す」

餅屋は餅屋だから。

 

く「なんかね・・・

  インシュリン注射が一日4回から2回に減ったけれど、もうこれ以上はもう減らない気がする。

  でもね、インシュリン注射凄く面倒で、厭なんだ・・・

  ドイツに行く手続きがウルトラ大変だったんだよ」

 

い「膵管の中の流れが良くなったから膵管が細くなったんだと思うよ。

 だとしたら、インスリンの分泌も改善する筈だから、

 僕は、注射、要らなくなると思うなあ。

 で、なんで、クソ寒い時にドイツ行くの?」

 

く「クリスマスマーケット見に行くんだもん」

い「そんなの、いつでもやってるじゃん・・・あ・・・マーケットは冬だけだね・・・」

そこから、話題は、ドイツに。

彼も、ライン川下りをしたそうで、良かったよ、と。

ドイツの古城にも泊まったそうです。

そう言えば、ドクターだから、ドイツ語できるよなあ。

い「英語も十分、通じるよ」

その英語も問題なのさ  by くちこ心の声。

 

脂肪肝は、どこの画像を数値で測っても検出されなかったのに驚き

この癌、この手術をして脂肪肝になった以上、完治は無いと思っていたので。

い「リパクレオンの効果だね、悪い人は、沢山服用しているよ。

  この薬、膵臓を切った人は絶対飲むと良いのに、処方されない場合も多くて残念なんだなあ。

 医師でも、この薬の存在を知らない人が居るんだよ。

 学会の報告等で、それが問題になっているんだ・・・」

 

彼は、この薬を世に出す時の臨床試験にも参加していたらしい。

まあ、脂肪肝になったら服用って感じかなあ?

治ったら要らないとも言っていたけど、くちこは、要ると決めたの、自分で

 

い「すい臓が少し、ボリュームダウンしているね」

く「それって、固くなったってこと?」

い「画像で固さは解らないよ」

 

しかも、画像の進化は良い事だけど、くちこの昔の膵臓の画像と、今の画像、

画像が違い過ぎて比較ができないらしい。

 

だいたい、膵頭十二指腸切除術(PD)は、予後の悪い膵臓癌での手術が多く、

オペ後の長期生存例が少なくて、

オペ後の合併症等々のデータが少ないんだそうです。

 

まあね・・・

今の不調に目くじらを立てて生きるか、

今の不調程度で済んで有難いと思って生きるか、だよね。

なったモノは仕方ない。

取ったモノは戻らないのだから。

 

血液データも正常値でした。

HbA1cが、5.7から5.9になったのは想定内です。

糖尿病医師に予告されていたので。

インスリンをたっぷり使っていた期間の数値より、

インスリンを減量した後の数値の方がシビアになるから、と。

 

 

 

 

で、

糖尿病の方が落ち着くまで、

彼がオペ後の経過を以前のように診てくれることになりました

オペ後5年で何事も無かったので、開業医に渡されましたが、

何事かあれば、彼の許へ

 

そうそう、先日来、腹部のケロイドが一か所増大してしまい、痛痒いことも報告して、

塗り薬を出して貰いました。

くちこの開腹創は、みぞおちから臍上2cmまで。

通常、みぞおちから臍を迂回するようにして臍下まで創は伸びる事が多いのですが、

彼の配慮と努力で、臍上2cmで収まっています。

い「オペ時間が長くなるけど、臍上までの方が癒着が少ないからね」と。

流石

まあ、くちこもオペ前に、

「時間が掛かっても良いから丁寧にやってね」と頼んでおいたのでした。

どこまでも上から目線のくちこに、いつも笑って絶えてくれて、ホント、有難いわ

 

因みに、西洋医学的には(彼的には)このケロイドの増大は、内蔵疾患とは無関係だそうで、

東洋医学的には(鍼灸の先生)瘀血が溜まった状態と診るそうです。

※瘀とは停滞という意味で、文字通り血が滞ったり、血の流れが悪く、よどんだ状態を指す。

 瘀血になった血液は正常な状態に比べて粘度が強くなっていて、流れが悪くなっている、とのこと。

 

血流って大事なんだよなあ・・・

 

閑話休題。

一応、無罪放免ってことで、焼き肉を食べて帰りました。

サメ氏、焼く人。

くちこ、食べる人。

この関係は不動です。

 

       

 

肉が五臓六腑に染み渡ったわ

ただね、

本日の医療費、22000円。

その支出に焼き肉代を上乗せして良かったかしら

 

 

コメント (40)
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