Nori log

日常のちょっとした出来事を写真で残しています
3年の上海駐在を終え、今は日本の良さを再認識中

転移検査結果

2019-05-22 20:48:54 | 癌 なっちゃった

昨日、4種に渡る癌転移検査の結果を知らされ、

「転移なし」

との嬉しい結果だった♪

 

今後は切除手術や抗癌剤投与などの必要はなく、放射線で治療するとのこと。

但し6~7週間毎日受けねばならず、副作用の可能性もあるらしい。

「癌の治療に楽なことはありませんよ」と、釘を刺された。

 

このまますんなりと治療に移るのかと思いきや、そこは縦割りの大病院。

明日、放射線科の初診受付からやらねばならないらしい。

まあ、しょうがないか。

科が違う放射線科の予約までとってくれた担当医に、感謝だよ。

 

他に気になるところはCTついでに見つかった、頭に動脈瘤かもしれない小さな塊があるとのこと。

こちらは念のため脳外科を受診しといたほうがいいらしい。

これを聞いてがっかりするより、「早めに見つかってよかった」という気分だった。

 

「軽くお祝いに」と、Kazuと近くの店に夕食がてらに行ってみたところ、大学生と思われる集団でうるさいことうるさいこと。

しかし

普段なら不機嫌になること間違いない状況が、昨夜は何でも許せる気分だったよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転移検査4 PET CT

2019-05-17 20:53:32 | 癌 なっちゃった

<5月15日>

PET(ペット)検査は全身の癌細胞を発見するための検査。

癌細胞は通常細胞の3~8倍の糖分を必要とする大食いの細胞なので、その性質を利用する検査だ。

ブドウ糖に近い物質と放射線を発する物質を合成した検査薬を身体に注入すると、貧欲な癌細胞はそれをセッセと集める。

そこでCTスキャンをかけると、放射線が集まっている部分が癌の疑わしい部分だと目星がつけられるわけだ。

 

身体に糖分が豊富な状態では注入した検査薬が癌細胞に届きにくいため、検査5時間前から絶食。

また、運動していると筋肉修復にブドウ糖が集中してしまうので、検査前日からゴルフ程度であっても運動禁止。

 

検査当日

迎えてくれたのは終始笑顔を絶やさない放射線技師のM井さん。

この人の、患者に不安を感じさせないよう常に心がけている態度が素晴らしい。

済生会病院はもう9回目となるが最高の対応だった。

「先に検査機を見ますか、安心できますよ」とか「待ってる時間は不安ですよね。病院に勤めながら僕もそうです」とか

常に患者目線で話しかけてくれたよ。

 

検査内容の説明を受けた後、先ずは血糖値を測定される。

血糖値が高いと検査薬の吸収が薄まってしまうためだが、Noriは問題なし。

検査薬は腕の静脈から注入する。

薬量は2cc程度らしいが、体に行き渡らせるために前後に水を注入するため、5分程度はかかったか。

 

検査薬注入後は全身に行き渡らせるため、個室での安静となる。

このとき身体を使うとそこに検査薬が集まってしまうので、厳重安静が必要だ。

「スマホを凝視すると目の筋肉に集まる」「携帯を持ち続けていると腕の筋肉に集まる」

といった注意点は最初の説明で受けていた。

個室内はこんな感じ↓

 

 

検査薬注入後、1時間後と2時間後の2回のCT検査を受ける。

1回につき20~30分と、かなり時間をかけた撮影だ。

ドーナツ状の検査機が脚方向から順に身体の複数個所で停止し、しばらくそこに留まって撮影する。

頭部の撮影時は視界が検査機で覆われるため、かなりの圧迫感だ。

閉所恐怖症のNoriにとってはあまり気持ちのいいものではない。

しかしまあMRIほどの閉塞感や音ではないので、無難に乗り切れたよ。

 

さてこれで、転移を調べる検査は終了

あとは、天命を待つだけだ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転移検査3 造影CT

2019-05-16 21:14:40 | 癌 なっちゃった

<5月10日>

静脈に造影剤(レントゲンに映りやすい物質)を注射し、CTスキャンで内部画像を撮る検査。

 

当日予約時間の30分前に受付を済ませ、検査室の前の待合室に座った途端

「***番の方、どうぞ」

「あ、あれ? 俺の番号じゃん」

 

 

検査用の狭いベッドに寝かされ、ドーナツ状の検査機が主に上半身を2往復。

次に造影剤を静脈注射し、同じように検査機が2往復。

「はい、終わりです」 の声までに15分くらいだったか。

 

稀に造影剤の影響で目のピンとがぼやけたり、光を強く感じることがあるらしい が、全く問題なし。

 

会計を済ませた時点でも、まだ予約を入れていた時間より早かった。

時には予約時間から1時間くらい待たされることもあるけど、こんなこともあるんだね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転移検査2 内視鏡検査

2019-05-10 21:26:04 | 癌 なっちゃった

<5月7日> 

4種の転移確認検査の第2弾

内視鏡(胃カメラ)で 食道/胃/十二指腸 への転移を確認する検査。

実はこれ、なめていた。

これまで別件の胃で1回、今回の件で3回やっており、鼻孔からの検査は経験済みだったからだ。

事前説明書にも「ほとんど痛みはない」と書かれていたし。

 

当日の朝、前夜9時から絶食だったので腹がグーグーなり、Kazuに聞こえて笑われる始末。

 

病院では検査前に、泡を消す薬と喉の麻酔スプレーを受ける。

 

検査室ではベッドに横向きに寝かされ、すぐ横で医者が内視鏡の準備をしているのがよく見えるが・・・

「ん? 内視鏡が 太い」 (゜o゜;)

これまでに受けてきた鼻からの内視鏡に比べて明らかに太く、倍以上に見える。

看護師「はい、マウスピースを噛んでください」

Nori心の声「口からだとぉ、聞いてないぞお」

 

その口に容赦なく内視鏡を突っ込む医者。

そして、それはすぐにやってきた。先端が口を通り過ぎ喉に達した瞬間

 

「ホゲエエエエエエ、ウゲエエエエエ、グゲエエエエエ 々々々々々々々々・・・・・」

 

とてつもない嘔吐感が炸裂し、全身が緊張で固まる。

しかし胃に吐くものは何もなく、痙攣だけが駆け上がる。

 

看護師「はい、肩の力を抜いてぇ」

Nori心の声「ふざけるな、これで力が抜けるか。抜くならカメラだろうががががあ」

 

その後も内視鏡が動く度に湧き上がる凄まじい嗚咽。

それは10分程度の時間だったが、途方もなく長い時間に感じたよ。

マウスピースを何度噛み砕くほどで噛みしめたことか。

 

最後は垂れ流すヨダレだけでなく、両目には涙さえ滲んでいた。

 

「もうごめんだ」

 

あまりのダメージに医者に「どうでした?」と聞く余裕もなく検査室を出たが、

組織の採取などやっている様子は見えなかったので、大丈夫かな。

 

 

後から調べてみたら内視鏡の太さは倍(5mm⇒10mm)で、口から挿入は嘔吐感が強いという、2重苦だった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転移検査1 リンパ節エコー検査

2019-05-09 21:25:28 | 癌 なっちゃった

<5月2日> エコー検査

4種の転移確認検査の第1弾。

リンパ節への転移を調べるエコー検査(超音波で内部の映像を見る)を受ける。

ほとんどの場合は見るのみでなく、疑わしい部分の組織を注射針を刺して採取するとの説明を受けていた。

しかも1回ではうまく取れず、2~3回は針を刺すことが普通らしい。

「喉に針を刺す」 ・・・ 「いやだ、いやだぁぁぁ TдT」

戦々恐々としながら仰向けに反らせた喉の検査を、ベッドの上で受けていた。

 ←画像イメージ

結構な時間を見ることに費やした後に医者が、

「リンパ節に腫れが見られないので、針を刺す必要はないですね。今日はこれで完了です」と

どんだけ安堵したことか。

「よかった~ぁ」って思わず口から転がり出ていたよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癌 発覚まで

2019-05-08 21:19:09 | 癌 なっちゃった

せっかくの経験として、これまでと今後を記録していこうと思う

 

<2018年6月>

関係あるかどうか今となっては分からないが、このころから疑わしい症状あり。

風邪をひいて酷い咳が続き、高い声が出せなくなった。

小田和正は歌えないが通常の会話に不自由はしなかったので、「そのうち治るだろう」とほったらかし。

 

<2018年11月>

高い声は相変わらず出ない。

加えて通常会話も不自由になったが、ひいてた風邪のせいだと ほっといた。

しばらくすると日常会話は問題なく喋れるようになったし。

 

<2019年2月>

このころから段々っと通常の声も出しにくくなってきた。

 

<3月28日>

通常会話や仕事のプレゼンに不具合がでてきたので、やっと個人病院に行く。

すぐに声帯のポリープが発見され、「大きな病院での検査を」と、済生会宇都宮病院に紹介状を書いてくれた。

 

<3月29日>

済生会病院の診療結果、先ずはポリープの組織を採取し検査するとのこと。

喉は異物が入るとすぐにエヅくため、組織採取は全身麻酔をかけて行うらしい。

全身麻酔のためには前後日を合わせて2泊3日の入院が必要とのこと。

説明後に、全身麻酔の事前検査として採血やレントゲン撮影を受けた。

 

ところで済生会病院は大病院なので、待ち時間がとてつもなく長いと覚悟していた。

そのため時間つぶしが必要だろうとKazuもついてきてくれたが、意外とスムースだ。

そして、以前かかった総合病院に比べると、患者数が少なめだ。

それは制度が変わり、大病院は紹介状がないと初診料と別に5000円が必要になった効果が大きいようだ。

これは良い制度改革だったね。

本当に大病院を必要としている患者にとって、ありがたいことだ。

 

<4月2日>

事前検査の結果より、全身麻酔は問題なしの説明を受ける。

次は麻酔科の問診が必要とのこと。

 

<4月12日>

麻酔科の問診を受ける。

問診と注意事項説明だけなので15分程度だから、

4月2日の説明に日程がまとめられなかったのか、ちと不満に思う。

 

<4月19日>

前日から入院し、全身麻酔でのポリープ組織採取を受ける。

内視鏡での施術なので身体のどこかを切開するわけでなく、ダメージは残らない。

25年ぶりの全身麻酔も何の問題もなし。

 

しかし麻酔から覚めた後に4時間はベッドで安静が必要とのことで、その間は尿瓶を使うのがいやだったなぁ。

術中術後は点滴に繋がれ、点滴されると頻尿になる体質なもので。

 

 

翌日午前中に退院。

退院日とその翌日までの2日間は声を出してはいけないんだが、これが難しかった。

呼ばれるとつい答えてしまうし、気が付くと喋ってたりして。

 

<4月30日>

ポリープ組織の検査結果、癌であると告げられる。

この大きさならステージ1だろうとのこと。

これから身体の他部への転移を確認する検査を4種類受けねばならない。

転移がない場合は放射線での治療がベストとのことで、6~7週間毎日の長丁場だそうな。

ん~ よくてもそれかぁ

 

不思議と平静で、恐怖や不安は感じなかった。

生来の楽観主義のせいか、現実感をまだ感じとれてないせいか。

 

ところで今回の担当医は若い女医なのだが

 Nori 「抗がん剤は使わないのですか?」

 女医 「このレベルだと使わなくていいことになっています」

まだ自分の判断ではなく、「こういうルールになってます」と言ってるわけだ。

経験の少なさが言わせたように感じ、ちょっと不安に思った一瞬だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成の最後の日に

2019-05-05 13:21:29 | 癌 なっちゃった

4月30日に、声帯ポリープの検査結果が出た

癌だった

 

今後は転移を確認する検査をいくつか受けなければならない

リンパ節のエコー検査は5/2に終了し、問題ないことが確認された

あと3種の検査を受け、転移がなければ2か月弱の放射線での治療になるとのこと

 

さて、どうなることやら

未だに実感がわかないけど

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ無言

2019-04-20 17:30:36 | 癌 なっちゃった

無事に検査入院を終え

なので、スマホに手書きソフトをDLし、タッチペンも購入したが

 

問いかけに即答できないし (T_T)

細かな表現できないし (T_T)

 

 

残るは テレパシーの習得しか  ないか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入院中

2019-04-18 13:45:15 | 癌 なっちゃった

今日から2泊3日の検査入院

 

全身麻酔が必要なので、

「10万人に一人くらいは目が覚めないことがある」

なんてことが書かれている同意書にサインしたり

 

“おむつ同意書” なんてのもサインさせられたり (- -)

 

まあ、そんなことはまだいいけど、

病室にいるとそれだけで  気が滅入るなぁ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする