せっかくの経験として、これまでと今後を記録していこうと思う
<2018年6月>
関係あるかどうか今となっては分からないが、このころから疑わしい症状あり。
風邪をひいて酷い咳が続き、高い声が出せなくなった。
小田和正は歌えないが通常の会話に不自由はしなかったので、「そのうち治るだろう」とほったらかし。
<2018年11月>
高い声は相変わらず出ない。
加えて通常会話も不自由になったが、ひいてた風邪のせいだと ほっといた。
しばらくすると日常会話は問題なく喋れるようになったし。
<2019年2月>
このころから段々っと通常の声も出しにくくなってきた。
<3月28日>
通常会話や仕事のプレゼンに不具合がでてきたので、やっと個人病院に行く。
すぐに声帯のポリープが発見され、「大きな病院での検査を」と、済生会宇都宮病院に紹介状を書いてくれた。
<3月29日>
済生会病院の診療結果、先ずはポリープの組織を採取し検査するとのこと。
喉は異物が入るとすぐにエヅくため、組織採取は全身麻酔をかけて行うらしい。
全身麻酔のためには前後日を合わせて2泊3日の入院が必要とのこと。
説明後に、全身麻酔の事前検査として採血やレントゲン撮影を受けた。
ところで済生会病院は大病院なので、待ち時間がとてつもなく長いと覚悟していた。
そのため時間つぶしが必要だろうとKazuもついてきてくれたが、意外とスムースだ。
そして、以前かかった総合病院に比べると、患者数が少なめだ。
それは制度が変わり、大病院は紹介状がないと初診料と別に5000円が必要になった効果が大きいようだ。
これは良い制度改革だったね。
本当に大病院を必要としている患者にとって、ありがたいことだ。
<4月2日>
事前検査の結果より、全身麻酔は問題なしの説明を受ける。
次は麻酔科の問診が必要とのこと。
<4月12日>
麻酔科の問診を受ける。
問診と注意事項説明だけなので15分程度だから、
4月2日の説明に日程がまとめられなかったのか、ちと不満に思う。
<4月19日>
前日から入院し、全身麻酔でのポリープ組織採取を受ける。
内視鏡での施術なので身体のどこかを切開するわけでなく、ダメージは残らない。
25年ぶりの全身麻酔も何の問題もなし。
しかし麻酔から覚めた後に4時間はベッドで安静が必要とのことで、その間は尿瓶を使うのがいやだったなぁ。
術中術後は点滴に繋がれ、点滴されると頻尿になる体質なもので。
翌日午前中に退院。
退院日とその翌日までの2日間は声を出してはいけないんだが、これが難しかった。
呼ばれるとつい答えてしまうし、気が付くと喋ってたりして。
<4月30日>
ポリープ組織の検査結果、癌であると告げられる。
この大きさならステージ1だろうとのこと。
これから身体の他部への転移を確認する検査を4種類受けねばならない。
転移がない場合は放射線での治療がベストとのことで、6~7週間毎日の長丁場だそうな。
ん~ よくてもそれかぁ
不思議と平静で、恐怖や不安は感じなかった。
生来の楽観主義のせいか、現実感をまだ感じとれてないせいか。
ところで今回の担当医は若い女医なのだが
Nori 「抗がん剤は使わないのですか?」
女医 「このレベルだと使わなくていいことになっています」
まだ自分の判断ではなく、「こういうルールになってます」と言ってるわけだ。
経験の少なさが言わせたように感じ、ちょっと不安に思った一瞬だった。