午前の部に続くダブルヘッダー午後の部は小田原史談会によるセミナー
「小田原の豊かな海とさかなの明治時代以降の変遷」
先ずは相模湾の特徴から
急激に深くなる水深
これは近場で多種類の深度に住む魚が捕れることを意味する
そして海水の層
深度別に6段の層が重なっている
最下層の深層水は大西洋をから発しオーストラリアを回り、南極から流入しているとのこと
南極から相模湾まで1500年かけて流れてきてるらしい
驚きだ(゜o ゜;)
幅広い水深と多様な海流層
そりゃ多種類の魚が捕れるわけだね
しかしかっては大漁を誇っていた漁獲高は第一回東京オリンピックの辺りから激減する
高度経済成長に伴う海洋汚染
ダムや道路整備による河川から流れ込む真水と砂の減少等が原因だったとのこと
また小田原ではかってより定置網が使われてきたが
この定置網の敷設には5億円ほどの費用がかかり、しかも日常メンテや台風等による破損に追加費用が膨大となっていた。
そこで水産試験場が主体で壊れにくくメンテが容易な定置網が研究され
現在は比較的低費用で運営できる定置網が張られている
これによって収入が安定してきたことから、かっては高齢者ばかりだった漁業従事者がかなり若返ってきているという
いいことだね
これで小田原の漁業はしばらく安心だな
消費者としても新鮮で安価な魚が食べれるんだから嬉しいことだ
ハッピーエンドだった一日の締めはいつものごとく
しかしこんなに住んでる処の講習を受けるなんて、この前までは全く無かったな
「どして?」
と飲みながら考えてみたところ、答えはすぐに出てきた
ここ以前は全て転勤で住んでた処だった
つまり「一時的に住んで、いつかは離れる街」だったんだ
だからその地域についてあまり進んで「知ろう」という気になれなかったんだろう
小田原は永住の地と自分で決めて移住してきた町
自分で「出て行こう」と思わなければずっと居られる処だ
だからこんなに興味が湧くんだろうな
この歳になって初めて知る新鮮な感覚をなんか、楽しんでる自分がいる