曇り予報の日曜日、
「気温も上がらず丁度いいかな」 と クライマー(自転車)を連れて部屋を出た。
出た途端 「寒い」
半袖Tシャツをロンティーに着替えて再出発。
いつもの荒川サイクリングロードに出て、「漕いでりゃ暖かくなるだろう」と思っていたが、
「寒いっ」
しばらく耐えたが我慢できず、持参していたウィンドブレイカーを着込んだ。
荒川右岸を川下に向かっていたが、千住新橋から先で何やら祭りをやってる模様。
警備員から「ここから自転車は押してください」と言われる。
距離を聞くと「2kmくらい」とのこと。
「自転車は乗るもので、押すものではない」との信念から、ここから左岸に渡る。
これは左岸からの祭り会場風景と、もう画面左にはスカイツリーが見えてきた。

上流では整備が行き届かずに途切れがちな左岸コースだが、
ここから河口までは繋がっている。
路面が荒れていたり、一旦土手上に登るなどの走りにくい部分はあるが、
右岸に比べると歩行者や自転車が少ないので、こちらもいいかもしれない。
ここから左岸直行で河口を目指すことにした。
河口に近づくと「河口まであと**km」との表示が頻繁になる。
以前は1kmなんか「あっ」という間に後ろに飛んでいってたが・・・今回は
「えー、俺ってまださっきの表示から1kmしか走ってないの~」 って感じ。
とは言いつつも、なんとか着いた。
とてつもなく久しぶりに自力でたどり着いた海は 感慨深い

中央環状線の高架先には葛西海浜公園の観覧車も見える
懐かしさとか嬉しさとかこみ上げてきたが、それとは別にさっきから気になることが・・・
途中からポツリポツリと 雨粒。 そしてこのころから霧雨が本格化。
「曇りって予報だったのにぃ~」
出発が遅かったので、ここでもう13時半くらいになっていた。
名残惜しいが、引き返すか。
最初の7~8kmは中央環状線の下を走りなんとか雨も凌げた が、路面は段差が多くて走りにくい。

でも、こんな奴らに出会えたから 良しとしよう。

カメラを向けるとグングン前に出てきて、近すぎてピントが合わない~
江戸川競艇場の横を通過。

観客がいなかったから、練習でもしてるんだろうな。
競艇場の先で中央環状とサイクリングコースが分かれるので、ここから先は雨が避けれない。
しばらく雨宿り

しばらく待つと霧に沈んでいたスカイツリーが見えてきた。

小降りになったようなので再出発したが、相変わらず寒い。 しかも風はアゲインスト。
悪条件に大腿の筋肉が悲鳴を上げ始めてきた。
「このまま走り続けるとハンガーノックになるな」
そんなとき幸いなことに、サイクリングロード脇の公園に自動販売機を発見。
普段は飲まない甘~いココアとチョコレートアイスで糖分補給。
ここで自宅の Kazu に電話してみると、自宅付近は結構降っているらしい。
脚が復活したので再々出発したが、雨がまた強くなってきた。
今回はカッパを持ってないし、年季が入ったウィンドブレイカーに防水性は望めない。
そしたら今度は食事処が見えたのでダメもとで、「カッパありませんか?」と入ってみる。
やはり「ありません」との返事でがっかりだが、とりあえずまたここで雨宿りとする。

相変わらず降ったり弱まったりの繰り返しなので、またKazuに電話してみると、止んだとのこと。
こちらはまだ降っていたが、今回はライトを持っていないので時間が心配だ。
もう既に暗くなり始めている。
「自宅に近づけば降ってないなら、ここで出発しよう」 と思い切って再々々出発した。
カメラ等は防水バッグにしまい込んだので、ここから先は写真なし。
刻々と暗くなるコース上を一人黙々と漕ぐ。
相変わらず不定期に来やがる逆風と寒さで、筋肉がパキパキになってしまう。
幸いに雨脚は弱まりつつあるが・・・
新荒川大橋で右岸に渡り、秋ヶ瀬橋から一般道で自宅に向かい、17時過ぎに到着。
3回の雨宿りがあったとはいえ、80kmを6時間もかけてしまった。
しかもヘロヘロ・・・
完全復活は まだまだ遠いな