今回の実習は小田原市の東部。
JR国府津駅をスタートして白鬚神社まで約10km のルートだ。
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(途中で計測をストップさせたミスがあり、前川公園の上のルートは直線で結ばれてしまったぁ)
スタートしてすぐに、常念寺・長泉寺・近戸神社 と続く。
狭い範囲に多くの神社仏閣があるもんだね。
信心深さがうかがえるが、それだけ環境が厳しかったのかもしれないな。
これは近戸神社の石段下だけど、胸を突き出して頭を引く狛犬のポーズが珍しい。
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この左の狛犬の後ろに小さな庚申塔(こうじんとう)が建てられている。
庚申信仰とは講師が言うに
・人間の身体の中にむしがいる
・そのむしは60日に一回、人間が眠ってる間にその人の悪行を神様に告げ口に行く
・だからその日に人間は徹夜してむしの脱走を防いだ
・そのうち皆で飲み明かすようになった
てな感じで、地域のコミュニケーションの機会となっていったそうな。
面白い、復活させたいもんだね(^^;)
近戸神社での休憩風景
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今回の講師は話しが面白いし、休憩中なら写真撮ってもいいと言ってくれるし、なかなか良い感じだ(^^)
この地域、歩いてると道祖神によく出会う。
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道祖神は国(多分「村くらい」かな)の境に置かれていたそうな。
他地域からの厄災流入をせき止める目的だったらしい。
今は土地造成のおかげで、地域に点在していた道祖神がこのようにまとめられることが多いそうだ。
廃棄されるよりはましなんだろうけど、なんか釈然としない気分になるな。
暑い日はこんな市役所支所での休憩が、エアコン効いててありがたい
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実地講習の後半は縄文から平安時代にかけての遺跡がメインになってくる。
しかしながら、調査済の遺跡は埋められて宅地になっていて、今はなにも見ることができない。
こんな説明板だけなんだよ。
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なんか、もったいない気がする
埋蔵金とか出たらしいけどね
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最後のポイントは白鬚神社
ここは神社なのに、鐘楼がある
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そして神社内部からは仏像が見つかったそうだ。
「そうだよな、明治の廃仏毀釈以前の日本人は、神も仏も区別なく信仰してたんだよな」
政権が宗教を圧迫しり利用した例は日本ならず世界中に多く見られる。
結果はろくなことにってない。
しかしノータッチにしてると統一教会とかオウムとか、汚らしい輩が暗躍しだす。
「適正な対処って、どすりゃいいのかなぁ」
とかまで考えさせられた、結構いい実習だったよ。