日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

上弦の月とコオロギ

2012年09月08日 | インポート
夜明け前の3時頃、空を見上げると、上側が欠けた半月が黄色く光っている。

おわんを立てたような、上弦の月という表現がぴったりのお月様の見え方。

夜明け前のお月様を、天頂より少し低い位置にいただく静寂の空間では、コオロギの澄んだ鳴き声が、あちこちから競うように聞こえる。

昼間はクマゼミの、生を惜しむようなあわただしい鳴き声で、余計に暑さを感じていたような季節は、クマゼミの地上に出てからの短い一生が終わる事によって過ぎ去りつつあり、コオロギの澄んだ鳴き声が次の季節を連れてきている。

朝晩は過ごしやすくなってきた。

夏ばてを知らない体の食欲は、さらに旺盛になり、大村市竹松遺跡発掘の現場作業で微減気味だった体重が、元に戻りつつある。

肥満は万病の元だと、医者からよく言われる。

本人としては、わが身は筋肉の上を、脂身が少しだけ取り巻いている体だという認識しかない。

が、客観的に見れば肥満気味の体型である事は、同窓会の集合写真を見れば分かる。

8月14日に、諫早農高農業土木課の同窓会をした際に、オートタイマーで撮影した記念写真の出力色の調整をフォトショップでやっているが、なかなか納得の行く写真にならない。

早く送ってやりたいのは山々だが、魚釣りなどの楽しい事に費やす時間が多すぎて・・・・・・。

そういうことで、作業靴を洗って干したあと、本日も昼前頃から諫早市飯盛町の結の浜防波堤に走った。

雷雨のために休みだった水曜日と同じく、アジゴを釣りたいという目的だったが、アジゴは一匹も釣れなかった。

オモリカゴにアミを詰めたさびき仕掛けで、コノシロの子が53匹、渓流仕掛けの青イソメのえさ釣りで小さなカワハギの子が13匹の釣果だった。

4時間ぐらいを、えさ代370円で楽しめるような安上がりで健康にも良い趣味が実行できる浜辺まで、車で30分走れば到着できる。

きょうは、結の浜漁港の隣りの、結の浜マリンパーク(結の浜海水浴場)のトイレを使わせてもらったが、広々として清潔な施設だった。

家族連れで魚釣りなどを楽しむのにはもってこいの場所だと思う。

魚釣りに飽きたら、屋根つきのバンガローの下で、海でも眺めながら、優雅に読書などをして過ごすのも良し、いろいろな楽しみ方が出来る浜辺であると思う。

上弦の月がきれいで、コオロギの鳴き声が聞こえる季節に変わっても、私の趣味は変わらない。


豊田一喜