日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

3回忌と27回忌

2012年09月29日 | インポート
伯父と伯母の法事をまとめて行なった。

伯父は、亡くなってから昨日が26回目の命日で、伯母は2年前の6月に亡くなっているので、3回忌の日付はとっくに過ぎていた。

伯父夫婦には子供がいなかったので、伯母の死後、私が伯父夫婦の供養をさせてもらうことになった。

伯父夫婦のお骨は、愛野町の光西寺というお寺の室内にある墓に納めてあるが、法事などの供養は私がすることにしている。

6月頃から、伯父夫婦の年忌法事をしなければならないと思ってはいたが、諸般の事情(趣味の魚釣り等も含む)で忙しく、なかなか出来ないでいた。

伯父の26回目の命日がいよいよ近付いた27日の朝に、意を決してお寺さんに電話を入れた。

「29日の夜の7時から、伯父と伯母の法事をしたいのですが、お寺様のご都合はいかがでしょうか。」と。

電話口には、老住職さんが出られて、「夜だったらいつでも良かばい。」といってくださった。

ということで、本日夜の法事となった。

7時少し前に、若住職様が来てくださった。

仏壇にお供えする仏飯が炊き上がっていなかったので、その旨を話して少しだけ待ってもらった。

法事といっても、愛野町に住んでいる、「豊田」の近い親戚は一軒だけで、私のいとこのひとりだけに声をかけていた。

総勢5人で、住職様のお経を聞かせてもらった。

その若住職様の、お経を読む速さの早いこと。

おかげで、正座していた足の痺れが広がる前にお勤めは終わった。

元々、お経を聞いているこちらとしては、インドの言葉の発音を漢字で表記した、そのお経の意味するところなど全然分かっていないので、お経をあげる速さが早かろうと遅かろうと一向に構わない。

お勤めが終わってから、伯父夫婦の在りし日のことなどをお話し、お布施と御膳料とお土産のカステラををお渡しした。

住職様が帰られてから、5人だけでのささやかな御食事会が始まった。

奮発して、本物のビールを用意していたが、法事に呼んでいるいとこを車で送ることになればビールは飲めない。

そこで、いとこに、「きょうはうちに泊まらんね。」と問うてみたら、「そげんすうかいね。」という返事。

かくして、きょうから休みのローテーションに入った息子とともに本物のビールを飲みながら、和やかな御食事会と相成りました。

伯父と伯母の供養の法事を終えて、心の中にあったもやもやが晴れてすっきりとした。



豊田一喜