6月21日(火)晴れ
昼が近づくにつれて晴れて暑い日になってきた。郵便局でお年玉付き年賀状の景品交換をしてもらう。切手シート5組。例年こんな感じ。今日は中学野球はやってない様子なので新河岸川の土手を走って志木のイロハ親水公園を目指す。
この写真の左側にある蓮光寺(川越市渋井)で一休み。本堂の上の空が真っ青に晴れてどこかで見た風景に似ているなと思う。奈良の唐招提寺だったか。
道は富士見市に入るときれいに舗装され走行は快適。適当に風もあって僕には爽やか。
志木のいろは橋についたのは1時半頃か。宗岡の「たけのや」で遅い昼食にする。「親子どんぶり」。食後に新聞に目を通したりしてゆっくり休んだ。
事件が発生した。さて勘定という段になってズボンのポケットに財布がないことに気づいたのだ。念の為に自転車に置いてあるリュックを見てみたが‥。
非常用に持ち歩いている携帯で妻に救援を求める。どういうわけか、何回やっても「切断しています」。
とうとう無銭飲食をやってしまうことになったのか。2時を回っていてほかにお客さんはいない。女将さんも事態に気づいたようなので事情を話して勘弁してもらう。質草にするほどのものもないので景品交換をしてもらったばかりの年賀状を身分証明書のかわりに預かってもらった。
国道254の脇に作られた自転車道をひたすら帰る。12kmくらいか。財布を忘れて家を出たことはあっても無銭飲食に及んだ体験はこれが初めてだろう。
妻に事情を話して早速車を出してもらったのは言うまでもない。電話がつながらなかったのは僕の卒業生からの身の上相談で長い話になったのだという。
年寄りの醜態に寛容で対応してくださった「たけのや」の主人と女将さんに感謝のほかはない。おかげで「前科一犯」をまぬがれることはできた。財布はズボンをかけてあった椅子の上にあったという。