心に太陽を持て
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
唇に歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」
NHKの朝ドラ「おひさま」に「心に太陽を持て」が出てきました。遠い昔、目にし耳に聞いた詩です。小学校だったか、中学校だったか。
山本有三の詩とばかり思っていました。ドイツのツェザール・フライシュレンという人の詩を山本有三が訳したもので1935年に出版された
「日本少国民文庫」の同名の本の中で紹介されたようです。
少年の頃に映画「路傍の石」を見たりして山本有三の名は記憶にありますが、この詩はすっかり忘れていたところをみるとそれほど感動を受けたわけではなさそうです。ドラマと同じように戦時下に青春期を送った先生方のどなたかが紹介してくれたのかな?僕が幼すぎて受け止められなかったのでしょうか。
参考●http://www.iiclo.or.jp/100books/1868/htm/frame076.htm