ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日のNHKの放送で、最後のパンダくんに涙を誘われてしまった話を書きました。

 

自主的な帰宅だと思われるのですが、本当に短い時間の中。

飼われていたネコたちも、みなやせ細り、ボロボロの姿に。でも、それでも嬉しいのか、いっせいに飼い主さんの足元にすりよって甘えていました。

同じように、嬉しそうにじゃれつくワンコ(パンダくん)に、久しぶりの餌を与えて、「(どうしてもの時には)自分で外せるように」と、鎖を付け替え、

餌を食べているうちにそっと、といった風に、その場を離れる飼い主のおばさん。

でも、パンダくんは、すぐにその様子に気付き、食べていた餌を放置して、あっというまに鎖を外し、慌てて追いかけてきます。

半ば、逃げるようにクルマに乗り込む飼い主さん(もちろん、辛いから・・・)。

おばさんが乗り込むと、すぐにアクセルは吹かされ、クルマはあっという加速します。

・・・まさに、振り切るように、走り去ろうとするのです。

でも、そのクルマを、クルマに乗った飼い主を、パンダくんは、必死で追いかけてくるんです。

 

その姿がいじらしくて、切なくて。

涙が止まらなかったのです。

そのシーンだけ、Youtubeに上がっておりました(こちら)。

 

ペットを飼っている方、飼ったことのある方には、特段に辛いシーンだったと思います。

家族同然に生活していたペット。

ある日「すぐに帰るから、ちょっと待ってて」と多めの餌を上げた程度で、離れ離れになって、

多くの方たちはそのまま、避難所へ。

心配で夜も眠れなかったことでしょう。

お腹は空いてないか、水はあるのか。鎖に繋いだまま来てしまった。家の中に閉じ込めたままにしてきてしまった。

 

そして、どうにか殺処分は見合わされているようですが、それでも、ほとんどの方たちは、まだまだ離れ離れ。

あれから二ヶ月以上。先日、ご紹介したように、残念ながら既に召されてしまっているケースだって、多いでしょう。

もしも生存が確認できたとしても、環境がガラリと変ってしまった不自由な暮らしの中で引き取って育てるには、障害が沢山ありそうです。

 

生きていてくれて嬉しいけれど、

このパンダくんのようなさようならをするのは、あまりに辛い。

 

幸い、その後、パンダくんの生存は確認できたそうです(このサイト内の、飼い猫を探す吉田さんの動画も、是非ともご覧になってください。こんなにも切なる、心のこもった切実なスピーチこそ、国民は見ておくべきだと思います。政治家の口先ばかりの会見や答弁と比べ、どれだけ僕たちの心に添った「言葉」であることか。)。

ただ、この飼い主のお父さんの言葉が胸に刺さります。

保護した方のコメントより

「飼い主さんに その話(パンダくんはどうにか保護できた、という話)をすると、涙声で

『3月11日から 4月21日までに11回えさをやりに行っていました
21日連れて出ようと思ったけれど 全部は無理1匹だけ連れて行くことも出来ず
泣く泣く置いてきたんです。でも お父さんが 俺は間違った判断をした
犬1匹助けられないで 俺は責任を取って死ぬと言い出して・・・・・
パンダが見つかったことで お父さんの命も助けてもらいました』

と、何度も何度もお礼を言われました。」

 

「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」

NHKオンデマンドでは、今日から二週間、見れるそうです(再放送もあるのかな・・・?)。

 

僕もペットを飼っていたときのことを思い、「・・・もしも、同じことになっていたら」と考えると、それだけで涙が出そうになります。

今回の事故では、ペットを愛する、子どもたち、大人たち、多くの方たちの心に、また深い傷をつけてしまったと思います。

飼い主さんたち、そして、ペットたちの、せめてもの幸せを祈るしかありません。

それが、どういうカタチなのかは、わかりませんが。

 

ほんと、辛いことですよね。

 

ネット上に「見捨てられたパンダくんが、自分に見えた」という書き込みがありました。

 

切ないです。どうか、全ての国民が、日本に、仲間に、見捨てられることなんて、ありませんように。

 

ではー。



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そもそも、このブログは楽しいことを書きたくて、

・・・まあ、途中から美味しいこと中心になってしまいましたが、

始めたようなところがあります。

 

生きてれば色んなことありますよね。

でもまあ、見つければ身近に幸せって沢山あって、そういう小さな喜びとかを感じられることって、きっと大切なんですよね、みたいな。

 

だから、あまり殺伐としたニュースとか、辛い話は、ニュースやワイドショーなどでは話題になってても、結構意識的にスルーしてきたことが沢山あります。それは、テレビを見たり、新聞を読めば、おのずと耳や目に入ってくるニュースなんだし、ここで改めて書くこともないっしょ、と。楽しくいきましょう、と。

 

逆に、あまり深くニュースでは取上げられない海外のこととか、たまたまですが、僕が深く興味をもったこと、

例えばルワンダのことや、チベットのこと(こちらなども)、あと、流されてても今ひとつ要点が判りづらかったパレスチナ問題

そして、日本は何故、あの戦争をしたのか、そして、広島、長崎に落とされた原爆のこと、その後の日本人の歴史観を決定付けることになったと思われる「自虐史観(I.W.G.P)」のことなどは、

本当にご飯の話の合間程度ですけれども、少し考えて、その中のこれまた少しをご紹介してみたりもしました。

でも、大半は他愛の無いことを書いてきました。

そして、そのバランスが、僕には大切なものでした。

 

しかし、今回の東日本大震災、そして原発問題のこと。

もう、いまいましく溢れ出る、心にストレスのかかるニュースばかりですよね。

一日中目を閉じているわけにはいきませんし、知らなければ、あとから「きいてないよ」と言っても始まらないとも思いますから、見ます、知ります、調べます。

 

でも僕も、一日の大半をこれらのニュースを読んで過ごしているわけではありません。そういうのは、短ければ10分とかですし、長くても一時間とか、まあ時には二時間とか、結果的には関連するブログを書いている時間を含めたらもっとになってしたという日もありますけれども。

それでも普段通りの生活の中で、今までどおりに、テレビや新聞、ネットのニュースを見ているだけですが、

もう、3Dかいっ、ってくらい、逐一目の前に迫ってくるのですよ。

キツいニュースが。離してくれないのです。

 

 

あれから二ヶ月を過ぎて、結果的に、全然収束はしておりませんよね。残念ながら、いまだ、その気配すらありませんし、むしろ、悪いことがどんどん出てきています。

毎日のように、「想定外」の事態が起きて、右往左往の状態ですよね。

「もういいよー、飽きたよー。数値とかも、あれこれあって、わかんなくなってきたし。」なんて方もいらっしゃるのかもしれません。(←でも、これこそが、政府の思惑なんだろうな、と思いますが。)

 

「終息」となると、おそらく、数百年後か、千年も後のことでしょう。

(「収束」と「終息:」簡単に言えば、「収束」とは事態が「あるまとまりになること・収まる」こと。「終息」は、単純に、事態が「終わる」こと。

ちなみに、いわゆる東電の行程表の正式名称は「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」です。)

これはチェルノブイリや、広島、長崎の問題だって、まだ全てが解決なんてしてないのですから、やっぱり終息はしていないのです。半減期のことを考えたら、もう、この先何万年も、終息はしないかもしれません。

科学的には、半減期の十倍が過ぎて、ようやく「それを考えなくてよい」とされるそうです(半減、半減、半減~と繰り返されて、減っていく過程において。新しい放射性物質が加わることは考えません)。ですから、半減期8日のヨウ素で、80日。半減期30年のセシウムなら、300年、ということになります。プルトニウムの半減期は2万4000年です。これも、もう福島原発周辺では検出されていますね。さらには・・・

 

津波の翌朝に燃料の大半溶融 福島1号機』(動画ニュースも見れます)

 

「 福島第一原発は地震発生直後に緊急停止したものの、津波に襲われてすべての電源を失いました。東京電力がデータを分析したところ、津波到達直後に1号機の 圧力容器の水位は急激に下がり、その2時間半後には燃料が露出し始めました。さらに、その1時間半後には燃料が溶け出し、翌朝の午前7時前には、ほとんど の燃料が圧力容器の底に溶け落ちたということです。現在、圧力容器の水位はもともと燃料があった位置より低くなっていますが、燃料が容器の底にあるため、 かろうじて冷やされている状態す。

また、2号機、3号機も同じような状態にあるとみて解析を進めています。

一方、4号機の水素爆発について、 3号機で原子炉の圧力を下げるベント」が行われましたが水素を含むガスが放出される手前で共通の管を通じ、4号機に逆流したことが原因とする見解が示 されました。4号機は使用済み燃料の損傷も少なく、水素発生の原因が分かっていませんでした。」

 

明らかに、今までの発表は嘘でした。判断ミスによる、明らかな人災でもありました。

枝野氏も、東電も、保安院も、御用学者たちも「メルトダウンなんてありえない。そんなものは、起きません。順調に冷やされてます。問題ありません。」この一点張りでしたね。

事故から二ヶ月。世の中的には「もう気にしてたって仕方ない。普通に仕事しよう、今までどおり生活しよう。」と、関心が薄くなってきたころを見計らっての、この発表か、と思いました。

ほぼ間違いなく、燃料棒が溶融したことは、予測できていたはず。あるいは、知っていたはず。

大丈夫、大丈夫といいながら、枝野氏は、完全防備で福島を視察しました。

(ネットではこれを、「パニック防止の為に、公には『危ない』って言えない枝野氏の親心です。これで、事態を察しましょう」などとも言われていました。)

 

これからも「ただちに~」「見直しは必要ない」「大丈夫」が繰り返されることでしょう。

そして、これからも、「なんじゃそりゃ」というニュースが、生まれ続けるでしょう。

(お隣の国とかなら、そういう「なんじゃそりゃニュース」は流れなそうですから、日本はまだマシともいえますけれども。)

 

勿論、彼らが「国民の皆さん、落ち着いて聞いてください。大変なことになりました。」と慌てた様子で会見でもしたら、それは確かにパニックになるでしょう。

(もっとも、その時は「時すでに遅し」なのでしょうけれども。)

 

でも、もう、・・・いい加減、ひとつになろうよ、と思います。

「そちら側」と、「こちら側」を、そんなに必死になって守らなくてもいいじゃないですか。

縁あって、この昭和~平成の世に共に生まれ、共に暮らす、同じ日本人なんだし、

テレビに出て、汗をかきながら一生懸命「(結果的にばれる)嘘」を話す、政治家の人、東電や保安員の人たちだって、それぞれ赤ん坊として生まれて、皆のように小・中学校に通って、公園で遊んだりという普通の人生があって、子どもや奥さんなどの家族がいて、日本に住み、同じ空気を吸っている、同じ仲間なんですから。

なんで、そんなに隠し事ばっかりするのですか、と、本当に不思議でしょうがありませんよ。

何を守っているかな。それは、そんなに大切なものなのかな。人の、生活や命よりも、大切なのかな。

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ついさっきまで、NHK教育でやっていた番組です。

ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図 福島原発事故から2か月」

NHKが息を吹き返したと思いました。本当に、素晴らしい番組でした。

あのチェルノブイリや東海の事故のルポをした、あの硬派で、社会派で、弱気国民、市民の立場にたった番組作りの姿勢には、拍手です。これを機に、本当の国民の立場に立った番組が作られる、そういう、(民主主義国家としての)正しいプロパガンダが始まることを願います。

福島の人たちは、ちゃんと戦ってる。悲しみの中にいて、必死に生きようとしている。

そして、原子力安全委員会の中にも、まともな人が、まだちゃんといる。

がんばってほしいです。応援できることは、します。仲間ですから。

(ただ、汚染された野菜などを食べる、食べさせるのには、僕は反対です。汚染されたものは全て、東電が補償して、廃棄すべき。)

 

・・・しかし、番組の最後のわんこ、パンダくんの悲しい疾走には・・・思わず、しゃくり上げてしまうほど、涙が止まりませんでした。再放送があれば、是非ともご覧下さい。

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写真は、今日の朝ごはん。

 

・・・ごはん、じゃないか

 

ではー。



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うーん。

福島第1原発:協力会社作業員死亡 廃棄物処理施設で作業

とうとう、犠牲者が出ましたね。

いや、犠牲者はもう沢山いらっしゃるのかもしれませんが、とうとう、亡くなった方が。

心より感謝と、哀悼を表し、ご冥福をお祈りします。

でも、辛い。

 

<福島第1原発>作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か

今日読んだ、読売新聞の夕刊では、「三時間以内の距離には病院はないから、怪我はするな、と言われた」とありました。

「線量計のアラームが鳴っても、きっちり三時間は作業させられます」とも。

 

福島第1原発:過酷作業 防護服にマスク「サウナ状態」

「熱中症で倒れている人がたくさんいる」

「防護服は耐水性のものではなく、水がしみ込んだ。原発の仕事で『水に触るな』は原則なのに」」

「そもそもホースの敷設は専門外だった。」

「身体汚染した作業員のうち3人は、放射性物質を洗い流す「除染」を完全にできなかった。暑さで毛穴が開き、そこに放射性物質が入り込んだ後、毛穴が閉じた疑いがある」

「だが、汚染部位などを記録した「確認証」を東電から発行され、作業に復帰した。」

「今は何でもあり。『怖いっすよ。この先、どのくらいの放射線量を浴びるのか』と漏らした。」

 

また、やはり夕刊の記事では、

「サーベイメーターが鳴っても、きっちり三時間は作業させられます」、とも。

ほんとに何でもありなんでしょうけれども、東電も、保安院も、国も、これを看過してるということが、さらに恐ろしいです。

安全だから、大丈夫だから、と一つ覚えのように言う、あなたがまっさきに現場に行けばいいのに、と本当に思います。

 

福島第1原発:格納容器から漏出か…1号機汚染水

「東電の松本純一原子力・立地本部長代理は『水の所在が分かったという意味では前進。

高線量ならたまり水の処理を早急に進める必要があるが、現在進めている冷却装置の設置作業を見直す段階ではない』と述べた。」

 

前進なんですね、このニュースは。よかった、よかった。

・・・って。これ、どうするんですかね。また、いつの間にか、海に?

 

福島第1原発:1号機で最高の2000ミリシーベルト計測

「原子炉建屋1階で、毎時2000ミリシーベルトの放射線量を計測した。作業員の被ばく線量の上限(250ミリシーベルト)を約8分で超える値で、事故後に計測された空間線量の中で最も高い」

「一方、『周辺は今後の工程作業で使う予定がない』として作業工程への影響については否定した。」

 

原子炉建屋一階は使わないで、原子炉をどうやって修復、というか、収束させることができるのか、具体的に教えてほしいです。

ってか、ここだけのはずもないでしょうにね・・・。

こういう、口先だけの希望的観測を言われれば言われるほど、「・・・うそだろうなあ」と思ってしまうようになりました。ってか、皆さんも、もうなってますよね。

なんで、「こう言っておけばいい」と、発表がされるのか。もしかして、僕たちは相当バ〇だと思われてるのかな、って思ってしまいます。

 

『福島第1原発:上空放射線量、通常の数倍も 福島大調査

『11日、福島大学上空0.9~2.6キロで高い放射線量が観測され、現在も原発から放射性物質の漏えいが続いていることが確認された』

大学は、原発から約60kmの距離にあるそうです。

 

まあ、色々なニュースを見ていれば、放出は爆発の時だけだったということは、もはやないでしょう。

同じレベル7のチェルノブイリですら、一週間ほどで収束したというのに。

国際的なレベル設定が、今回を機に改変されたりして・・・なんて、思ったりもします。いや、本当に。

 

放射性物質:都内向け浄水場の土から

「東京都は13日、水道の浄化過程で発生した4カ所の浄水場の土から、放射性セシウムとヨウ素を検出していたことを発表。」

しかし、

「水道水は4月5日以降「不検出」が続く。」

 

うーん、矛盾。

しかし、この「不検出」がもしも操作された値だったとしたら、これは、国家的犯罪ですから、まさかとは思いますが。

集団訴訟を起こすようなことになったら、まちがいなく、都は破綻するでしょうね。ってか、それじゃすまないかな・・・。

 

もう、沢山なんだよな。

と思っても、次から次へと、本当に、もう。

この夏、半年後、そして一年後、僕たちは、どんな話題で話をしているのでしょうか。

どんなブログを書いているのでしょうか。

 

 

 

どうにか、がんばりましょう!

やるしかないんだ!

なんとしてでも、成功させてやる!

負けるもんかー!

 

・・・って、僕たちが普段頑張る時のようにいくら思っても、どうにもならないのが、何とももどかしい。

本当に、見事に、なーんにもできないのが、本当にもどかしいです。

 

あ、かえるだ。緊急地震速報でました。

揺れないといいなー。

皆さん、どうかお気をつけてです。

 

平和、求む。

 

ではー。



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最近、朝はおおむね、パンにしています。

ずっとシリアルだったんですけど、冬、寒かったのもあって(それが原因になるト〇になってきたのだね、という)、

そのままパンメインが続いています。

 

食パンは「超絶」が好きです

 

 

・・・と、書いて、リンクを貼ろうと検索したら出てこない。

おっかしいなあ、あんなにどこのスーパーでもあるのになあ。

 

と思って、キッチンに行って見たら「超熟」でした

 

美味しいですよ、超熟

 

ロールパンも美味しいですし、写真のようなイングリッシュ・マフィンも美味しいです。

挟むものは色々ですが、今朝のは、(下から)薄く焼いた玉子に、とろけるチーズ、レタス、トマト、パストラミでした。

作るのには3分くらいかな。

牛乳と一緒に頂いて、食後には紅茶かコーヒー。忙しい朝でも、しっかり食べたいものですから。

(ってか、昔、連日朝ごはんを抜いてて、最終的に病気になったことがあるので・・・

 

だけど、マフィンは粉が、落ちるんですよねー

トースターも粉だらけになるし、どう気をつけて食べても、テーブルにも落ちる。

 

ってか、アレは何だろう、と思って、42歳になってはじめて、調べてみました。

 

あれは、「コーングリッツ」(または「コーンミール」)という、とうもろこしの粉だったんです

歯ざわりを良くするために使われているのだそうですよ。

もっと正確には「乾燥させたとうもろこしの胚乳部分を、粒状に粉砕したもの」なのだそうです。

 

こんなことですが、

なんか、とってもすっきりしました(笑)。

 

でも、マフィン、明日の分は無いんだなー。今朝ので最後でした。

なので、明日は、食パンです。

 

・・・超絶の食パン(←ちょっと気に入った(笑))。

 

他愛のない話ですが、たまにはねー。(前は、たまに重たかったのになあ。しかし毎日、色々ありますねえ・・・ほんと。)

 

ではー。



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あらら。

肩までお風呂に入って温まっていたつもりでいたのに、良く見たら膝までしか浸かってなかった、うわー、風邪引きそう、って感じです。

 

・・・逆ですが。

 

1号機、燃料棒すべて落下の可能性と発表

福島第一原発1号機「メルトダウン」東電認める

福島原発一号機を「水棺」といって、水で一杯に満たして冷やして、爆発や放射能漏れなど危険を回避しようという計画がここしばらく行われておりました。とにかく、注水、注水。

 

そして、今日までずっと、「まだ燃料の頭から1.6mくらいまでは露出してしているが、残りの部分は水の中に入ってて、順調に冷やされている」という計器の表示を、東電も政府も保安院も、学者さんたちも、当然僕たちもずっと信じてきたのですが、

 

どうも、これは間違いだったようです。

 

今日、作業員の方が中に入って、実際に見てみたら、燃料棒の頭から5m下まで水が入ってなかったということが判った、ということです。燃料棒の長さは4mですから、もう、全て露出していることになります。

 

水に入っていない状態の燃料棒というのは、ものすごい高温の熱を発しますので、非常に危険です。ほんの数時間、冷やさないだけで爆発の危険があるくらいで(震災直後には実際に水蒸気爆発もしました)、とにかく水を入れて、冷やす必要があったのです。でも、冷やせてなかった。

 

水棺にする作業では、圧力容器そのものを全部水で満たしてしまおう、という水浸し作戦だったので、毎日150トンという大量の水を注いでいたのですが、実際に見てみたら、全然水が無かった。

 

あれっ?

 

「水が入っているはず」という根拠のよりどころになっていた容器内の温度が上がっていなかったので、「これはバッチリ。冷やされてるよ」と思っていたら、見たら、水が無い。

どうも、そもそも、水位計もどうやら故障していたみたいです。(他のは大丈夫なのかな?全部壊れてる?・・・まだわかりません)

じゃあ、なんで温度が上がってないの?という疑問がわきますよね。だって、露出してるのなら、物凄い高温になるはずなんですから。

 

で、「・・・ひょっとして、燃料棒って、露出してないんじゃない?」という推測になっているのです。

つまり、もう自らの熱(崩壊熱)で溶けてしまって(炉心溶融メルトダウン)、容器の下に溜まってる水の中にあるんじゃないの?というお話なのですね。

 

で、さらにあれだけドボドボ入れていた水が、容器に全然溜まっていないってことは・・・当然、

 

容器に穴があいてるんじゃん・・・、

 

となるわけですが、この穴はなんと、圧力容器のみならず、その外側の格納容器にも開いていると発表されてしまいました。格納容器の下、つまりあの建屋の地下なんて、まず人間が近づくわけにはいかないでしょう。今、そこはは、超高濃度汚染水のプールでしょう。

 

で、底に穴のあいたバケツのに上から如雨露でジョボジョボ水を入れてたようなものですが、建屋内で留まっていられる量ではないのですから、じゃあ、その汚染水は何処へいったのか、という問題も大問題ですよね。海に流れても大問題。土壌を汚染しても大問題。地下水脈に流れこんだら、どこへどう行くやら。

 

そして、溶け落ちてしまった燃料そのものですが、まだ圧力(格納?)容器の中にあるのか、それとも・・・

両方の容器を突き破って、床に落ちているのか。(チェルノブイリで「象の足」といわれているアレです。)

さらに、このまま手出しできなかったら、もしかして、床にも地面に穴をあけて、地中に入って行ってしまうのか。

物凄い高温を発する燃料棒(・・・棒というか、もはや溶けてどろどろの状態のはずらしいですが)は、地面をも溶かします。

そして地中奥深くにどんどん入って行って、最終的には、地球の逆側にまで到達する、つまり、地球に穴をあけてしまう・・・南米の方々、すみません・・・、

 

というのは、「チャイナシンドローム」という映画の中でひとつの想定として描かれた放射能事故の行く末の恐ろしい話ですが、科学的には、ありえないといわれてもいますが(あちら側に抜ける時に、引力に逆らって進むのは難しい)、でも、単純に地中深く燃料がどんどん落ちていく、というのはありえるそうで、

今日の東電の会見でも、「チャイナシンドローム」という言葉は、何度も使われました。

東京電力 会見で1号機のメルトダウンを認める』(今日の会見の中継動画です)

 

そもそも、今、燃料棒(どろどろの、かな)がどこにあるかわからない上、

容器に穴があいている(水を入れても溜まらない)、

となれば、このまま現状の計画にある水棺にできるのかどうか、というのは・・・。

もしかしたら、誰もがわかっていることのような気がします。

つまり、「冷却し、冷温停止させ、安全に廃炉にする」という、企画そのものは、おそらく一旦、破綻。

何か別の手を講じないといけなくなった可能性が高そうですよね(勿論、まだ、東電側はそこまでは認めていませんが。)

 

元々は、冷却できたら、上にクレーンを設置して、燃料棒を一本ずつ取り出そうという話だったはずです。

でも、もう燃料棒は溶けてしまいました。変な例えですが、中身が空のUFOキャッチャー状態。

 

しかも、この一号機は、事故を起こしている1~4号機の中でも、「一番コントロールしやすい」とされていたものでした。

つまり、4人兄弟の中では一番「言うことを聞いてくれそうな子」だったのです。

 

それが、こういったことになってしまいました。

どうにか、これを解決しても(・・・今のところ、解決する手立てはありませんし、楽観できる目処や根拠も残念ながらありませんが)、

さらにまだ、残り2~4号機まで、これよりもやっかいな存在が、三つもあるのです。

 

今日、ミヤネ屋(というワイドショーで)、ミヤネさんが初めて「これ、アカンちゃいますか」的な、ネガティブなことを言ったのを聞きました。「今まで、何やってたんですかね」「一体、何を信じてたんですかね」と。

学者さんも、けっこう「これは、まずい状況です」的な立場で発言してました。

この番組は、僕が目にした範囲では、いつも相当な楽観の立場で、まず「これ、大丈夫なんですよね!」ばっかりだったので、

今日の姿勢にはちょっと驚きました。というか、正直「やっとまともな反応だ」でしたが。

 

これから梅雨も来ます。穴の開いた原子炉を通って、海に流れ込む雨水は止められません。土にしみこむ水も止められません。

 

台風も来ます。

台風が福島に上陸したら、あのボロボロの原発建屋は、どこまで耐えられるのか。

今も毎日、モクモクと何万ベクレルと放出されている放射性物質は、強い風に巻き上げられて、どこまで飛んでいくのか。

 

気が遠くなりますね。

 

勿論ね、これに負けずに、これからだって色々と頑張りたいと思っていますが、

・・・こんな知らせばかりでは、なんだか気が重たくなりますよね。

 

しかしまあ、よく次から次へとトラブルが起きるものです。

やはり、僕たち人間の手には負えないものだったと思わざるをえません。

 

早く、収束してほしいですね。何にもできないですけれども。

どうか、僕の、皆さんの願いが、届きますように。

 

・・・空の上は、キレイでしたよ。

 

ではー。



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震災からちょうど二ヶ月の今日。

うーん、これまた、ショックが大きいです。

今日、神奈川のお茶から、基準値を超えたセシウムが検出されてしまいました。(コメント欄でも触れていただいておりますね。ありがとうございます)。

「足柄茶」基準値超え 神奈川県農産物で初 出荷自粛と自主回収を呼び掛け

動画ニュース

 

待ちに待ったでありましょう、新茶の季節。

足柄茶の通販サイトなどは、(一時的だと嬉しいですが)既に閉鎖されており、切ないです。関連されている農家や業者の方たちの無念は、いかほどでしょう・・・。

 

何度か書きましたが、僕が子どものころ、家で母親がお茶を売っておりました

ですから僕にとって、お茶や、お茶の香りは、自分の子どもの頃の思い出の多くに、いつでも出てきます。お茶の葉にまみれて育ったようなものなのです。

勿論、今でもお茶が大好きです。

・・・だからというのもあるのですが、ひときわ、とてもやるせない気持ちになりました。

 

写真の茶筒は、ニヶ月くらい前ですが(震災のちょっと前)、ふとクルマで通りかかった道で「静岡 深むし茶」という、懐かしいのぼりを見つけて、思わずクルマを止め、入ったお店で、お茶と一緒に買ったものです。

お店のおばあさんと他愛の無い話をしながら、お店にならんだ茶箪笥や、色々なお茶の葉が一度に見れるディスプレイケース(←宝石箱みたいなんですよ)、計り、茶さじ、急須や湯のみ、茶盆など、沢山の懐かしいものを一気に見ることができ、あの日はとても気持ちがほかほかしました。

今日、あの「もう50年もやってるのよ」と仰っていたおばあさんは、どんな気持ちでこのニュースを見ているのでしょうか。

 

南足柄市は、神奈川県のほぼ最西端、福島原発から約290kmです(放射能被害は、チェルノブイリでも学んだように、単なる同心円で語ってはいけないのですが、あくまで距離の参考の為に載せました)。

お茶は木ですから、例えば校庭や、一年草である野菜の畑のようには、じゃあ掘り起こして、土を入れ替えて・・・ということが簡単にはできないかもしれません。どうしたものでしょうか。

 

勿論、僕の住む街も、この圏内にあります。

そうか、この空を、飛んでいったのか・・・。やっぱりここにも、落ちているかな。落ちているよね。

 

神奈川の川崎市幸区の河川敷の花壇で、昨日撮られた動画、『6000cpm~河川敷の花壇にて。川崎市幸区5/10 16:00頃』です。

(民間の女性の方からの投稿のようです。最後の方で声が聞かれます)。

この値は、6000cpm x 0.00833 = 49.98マイクロシーベルト/h  と計算できるそうです(comは「カウント・パー・ミニット」の略)。

先日、文部科学省が、福島の小学校の校庭の汚染問題で定めた基準が、3.8マイクロシーベルト/hでした。

これが「高すぎる」と問題になり、政府に意見を聞かれていた小佐古教授が涙の会見をして辞職したニュースは、皆さんも覚えておいでのことと思います。

小佐古参与が涙の辞意表明 政府の原発対応批判』(動画ニュース)

そして、この川崎の値、49.98マイクロシーベルト/h 。

これが日本の、僕の住む県の現実なのか、信じられないような気にもなりますが、現実なのです。

 

今日、福島原発からは、またも汚染水が流出とのこと。

3号機の高濃度汚染水流出 海水に1万8千倍セシウム

限界値の18000倍。本当に、とんでもないことが起こっています。麻痺しちゃいけません。

もしも、他の国でこんなニュースがあったら、皆さん、どう思われるでしょうか。

 

しかし、仕方ないことなのでしょうけれども、次から次へと・・・・本当に、悔しいですね。

これに関しては、どうにか、お願いします、としか言い様がありませんです・・・。

 

最後に、南足柄のすぐ側の小田原市での小さなニュースをご紹介します。

幸せも2倍、“8つ葉”のクローバーを小学生が発見/小田原』(写真あり)

これが、本当に幸せのニュースであることを、祈ります。

 

さて、おばあさんから買ったお茶でも飲もう。

何の心配もしないでお茶が安心して飲めるって、ありがたいことだったんですね。

 

ではー。



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ずーっと頭にあるもの。

これはツアー中でも(演奏中は別として)、ずっと離れることはありませんでした。

 

でも、日々「なんだかなあ」というニュースを数多く目にするので、それを逐一毎日追うのは(=ここに書くのは)、もう物理的に無理だと思っています。でも、僕の立場は、GW前までのブログをお読み頂ければ、分かっていただけていると思いますし、その立場は、いまだ変わるものではありませんし、問題に対する煩悶、心配は、微塵も薄らいではおりませんのです。むしろ・・・・。

 

まず、もう一度、転載させてください。

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●「雄々しく放射線に立ち向かう」というのが立派なことだろうか?
 なにか戦前を思わせる.放射線が人体に害があるというのは国民的コンセンサスなのに、なぜ急変して「我が身を放射線に曝すのが格好いい」となり、「ついでに子供も被ばくさせてしまえ」という自爆主義は許されるのだろうか?

●60の爺さんが「大丈夫」とパフォーマンスをして、その野菜を子供が食べるというのはどういう意味があるのだろうか?
現在のように全体的に汚染されているときには、思い切って汚染地域の農作物は捨てるのが正しい。無理して放射性物質を含む野菜を食べなくても良いのに、なぜ出荷するのだろうか?

●なぜ、給食に地産地消を強調するのだろうか?
子供は給食を拒否できない.拒否できないものに放射性物質を使うのは許されない.食を供給する人は「上司」の命令を聞いてはいけない.単純に子供の健康だけを考えることができる。栄養士は「専門職」である。上司はいない。栄養士の人、立ち上がってください!

●福島が汚染されたのは福島の人の責任だろうか?
福島の人は「福島が汚染された」と言われるのをいやがる。でも、福島を汚したのは福島人ではないのに、なぜいやがるのだろうか?
福島を汚したのは国と東電なのに。

大人は子供たちを被ばくさせたがっている

武田邦彦

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ニュースでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、案の定といいますか、扱いが小さいので、もしかしたら、ご存知無い方もいらっしゃるかもしれません。

 

福島の肉牛が、他県に移送されることになりました。

政府が、全国に「受け入れてくれないか」、と打診していたのを、

計画的避難区域、牛も集団避難へ 農水省、全国に打診

多くの県が受けたかたちです。

 

そして、それと前後して、

福島・天栄村産の牛肉から規制値超えるセシウム

福島産牛肉から放射性物質

相次いで、肉牛から放射性物質が検出されていました。この段階で、全頭検査をしてるとは思えませんので(立ち入れない場所が多いので)、これは、その一部であることは想像にかたくありません。

 

そして、いよいよ

福島第1原発:避難区域内の牛 24都道府県「受け入れ」

というニュースが。

すでにセリも始まっております。

計画的避難区域の子牛が競りに 飯舘村などの547頭

「原発の半径20~30キロ圏内の55頭も追加」

とあります。

 

福島の原発避難牛 新ひだかの牧場が購入 妊娠中の16頭

「福島県南相馬市で飼育され、原発事故後、約40キロ離れた同県飯舘村の牧場に移されていた」黒毛和牛16頭が、すでに北海道に移され、育てられています。全て、妊娠している牛だそうです。

 

政府が「人が住めない」と判断した土地の牛。

 

風評被害?

実害被害?

空気、土壌、野菜、魚、がれき、肉。

誰にも答えが出せない問題が、日本人の前に山積みです。

答えは、何年後になかわかりませんが、何らかの形で、出るのですよね。

 

「ほうら、大丈夫だったじゃない。大人も子どもも誰一人、病気になんてならなかったじゃないか。」

なのか、

「ちくしょう!あの時の、あんな基準緩和のせいで。あんな判断のせいで・・・」

なのか。

 

神奈川県では給食に、福島産の野菜を使うのだそうです。

神奈川県横浜市の学校給食、『福島産のキャベツ,もやし,きゅうり,アスパラガス,牛肉』を使用

 

アメリカが、福島から80キロ圏内への立ち入りを許可した、というニュースもありませんし、

周辺だけでなく、埼玉や千葉など、関東の野菜も輸入禁止にした措置が解除になったというニュースも聞いていません。

 

なんで、こんなにずるずる、ないがしろなことをするのでしょう。

何か、皆が「やったー!」って思うような解決でもしたのでしょうか。そんな明るいニュースが、あったでしょうか?

 

勿論、牛の命も大切。無駄にするようなことは、避けるべきです。

でも。

 

本来なら、一頭百万円で売れるのだそうですが、今回はその半額以下で取引されたそうです。

それでも、売らなければ、

もしかして・・・東京電力が賠償責任を負わなければならない・・・から?少しでも目の前の賠償額を減らそうとしてる?

などと、勘ぐってしまいます。

(ってか、もしかして・・・今回、この牛を飼うと、政府から特別な助成金でもでるのでしょうか。←これは推測です。まったくの。)

 

また、これから流通に関するモラルの問題も考えなくてはなりません。信頼できるのか、信用できるのか。

 

先日のユッケ問題で、牛肉の取り扱いには僕たちの知らなかった事が明るみにでました。

「商品価値があるのだし、もったいないから」と、購入した肉のトリミングをしていなかった。

それだけ、高く売れる肉だけに、過去には、産地偽装もありましたし、似たような例で、以下のような、表示されている産地とは違う産地の牛肉を混ぜて販売した事件などもありました。

「焼肉酒家傳々」での混入事件』(公正取引委員会のページ)

「叙々苑」での混入事件』(農林水産省のページ)

 

野菜にしても・・・です。

先日、千葉の香取市であった、放射性物質を基準以上に含む、出荷制限のかかったホウレンソウが「売りたかった。お金が欲しかった」という理由で出荷され、すでに消費されてしまっていた問題では、あの10軒の農家のうち、1軒は、発覚してニュースになり、国や行政からも厳重注意された後も、また市場に持ち込み、販売したのそうです(販売できてしまうという流通システム、ってのも・・・)。

 

僕は以前「少なくとも、今年のものは、政府主導で、東電が全て定価で買い取るべき」と書きました。

その気持ちは今も変っていません。そうすべきだと思います。

今の福島のような非常に切羽詰った状態を、なんとかしなくてはならないのは、分かります。

でも、その解決策が、放射能汚染の危険のあるものを食べることだとは(ましてや、子どもや妊婦さんに食べさせることとは)、僕にはどうしても思えないのです。

また、どうしても東電や政府が今すぐには無理、ならですが、・・・いまだ配分方法が決まっていないとされる義援金を、さし当たって、こういう問題の当座の解決の為に使ってはいけないのでしょうか。一部であっても、少なくとも、役立つお金にできるはずです。

 

 

「基準値以下ですから大丈夫」といくら言ったところで、ゼロではない以上、

その肉を、野菜を口にするには理由が要ります。今の日本は、それを「かわいそうだから」というくくりでやっているのでしょうか。

「応援」なら、他の形でもいいのでは、と思います。

 

 

例えば、外国人は、それを食べにわざわざ日本に旅行に来てくれるでしょうか?

観光は日本にとってとても大切な、大きな収入源であり、同時に、四季豊かな美しい国としての誇りでもあるはずです。

ただでさえ、今、日本が一くくりにされて、九州や北海道でさえ観光客が激減しているのに(がれき処理の問題もそうです)、こういう、自ら

「風評被害だ!安全なのに!と騒いでいるのに、さらにそれ(風評)を拡散しかねない政策」

ともいえるようなことをしてしまっては、特に外からみたら、日本のブランドイメージは、どんどん悪くなるような気がします。

本来求められるべき、「国際的に高い評価を得、日本の信頼を回復に繋がる政策」とは、思えないんですよ。ましてや、こういうがれきや肉の拡散は、「実害の拡散は絶対にしていない」、とは、僕はいえないと思います。爆発してから上げられた「基準値以下」は、もはや基準値としての信頼性を失っています。日本人は、連日の「安全!美味しいよ!」報道で、少しずつ慣らされてしまっているように思います。勿論、僕も含めて。でも、外から見たら、まだ、好転も進展も、してないんですよ。放射能に味はありません。食べられないほど汚染されているものだって、美味しく料理すれば、間違いなく美味しいはずです。テレビでは「うわあ美味しい!これなら大丈夫ですよ」などというレポーターとかをよく見ますが、わざとか、言わされてるのだとしても、国民の知識を甘くみすぎです。あれでは、番組や、テレビそのものの信頼もどんどん落ちるばかりです。

 

ロシアに輸出した車から放射性物質が出ました。

中古車が放射線問題で送り返される

 

それに対して、経済産業省の役人が、

「東京電力が事故の収束に向けて作成した工程表など見せ、原発の安定化のため、日本政府として全力で取り組んでいることを説明」し、

「輸出前の日本製品の放射性物質の検査も強化している」と言った、というニュースがありました。

日本製品 ロシアで安全性PR』(NHKニュース 動画あり 近々見れなくなる可能性高)

ロシアの方々の表情の固いのが印象的でした。

 

この説明で、「ナルホド!じゃあ安心ですね!」となる・・・わけがないでしょう。

微量だとはいえ、放射能に汚染されているとわかっているクルマを買って、家族、赤ちゃん、ペットなどを乗せて、ドライブに行く気になるでしょうか。

 

本来、ゼロであるべきもの。

 

基準値以下だからといって、たとえ「安全」だからといって、 

 

人の心は「安心」できはしない、

 

のですよ。

 

今の日本の対応は、おかしいと思います。

僕たちの心のある場所と、国の心のある場所が、違うような気がします。

 

残念ですが・・・

 

日本は、ひとつじゃない、と思います。

 

少なくとも、政府と国民とは、一丸になっていませんし、一つのチームにも、なっていないように思えます。なりたくても、なれないんですよ。まったく、納得ができないのですから。

 

今日の最新のニュースです。

 

「◇北西側地域の土壌、避難レベル超す

 文部科学省は4月、米エネルギー省と共同で航空機を使ってセシウム137(半減期約30年)の土壌蓄積量を調べたところ、原発の北西方向にあたる同県浪 江町、双葉町、南相馬市、飯舘村、葛尾村などで、1平方メートルあたり300万~1470万ベクレルに達した。

旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年) で、住民避難の判断基準とされた1平方メートルあたり55万ベクレル以上という数値を大幅に上回った。」

<福島第1原発>工程表見直しへ 冷温停止へ課題山積』より、抜粋。

 

セシウムの半減期は、30年。

30年後、2041年になって、これらの値は、やっと半分になるのです。これから100年~200年経って、それでもやっとチェルノブイリの避難基準まで下がるか、ということですよね(今後一切、新たに加わる汚染が無いとして)。

今回、全国に移動されることにあった牛には、この地域の牛も含まれているのです。

 

実際の人間、牛、生態系の健康などへの影響の答えはまだまだ先のことでしょうけれども、・・・いわゆる風評というものに関しては、すぐに何らかの影響がでてきてしまうと思います(だからテレビのニュースでは、あまりやらないんでしょうけれども)。やってることが、逆だと思います。

 

(・・・これは別に蛇足かもですが、写真は、昨年撮ったものです。)

 

ではー。



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ツアー、楽しかったなー。

と、いつもは終ってしまうのをただただ寂しがる気持ちになるのですが、

今回は(・・・順延になってしまった仙台、そして、東京のファン方たちには申し訳ないのですが)、

まだ夏にも決まっているということで、いくらか、「お、終ってしまったー・・・」だけでないのが、ちょっと嬉しくもあります。

「食べ終わってしまった」と思っていたら、あ、まだあった!みたいな。「そうだ、さっき、取って置いたんだったね」みたいな。

とにかく、楽しかったです

 

・・・ヘトヘトになりましたけど(笑)。

 

さて、一緒にツアーを周っております、楽しい先輩方をご紹介。

かなり、お馴染みなんですけどね

って、もう僕もなんとへきちゃんバンドに参加して10年ですから

 

その10年前からはもちろん、今のメンバーで一番古くから在籍しているバンマス、ギターのジェイクさん

かなりの食通なので、食べ物の話はいつも大変参考になります

 

同じくギターのケダモノこと、金髪建さん

今回は、かけもちもあって、昨日までの10日間で、なんと3現場、7本の本番だったとのこと。

ってことは、70~80曲くらいは覚えてなきゃいけないってことですから、凄いですよ、ほんと

 

ベースのマリオさん。2ショットは先日載せたので、お好み村での、一枚を。

今回のお勉強は「厳島神社」を覚えることでした。なんど教えても「うつくしまジンジャー」って言ってました。

また、夏に訊いてみよう・・・(笑)。

 

そして、ドラムスの充さん

一度でもご覧になられた方はご存知かと思いますが、ほんと、へきちゃんバンドはドラマーが恐ろしく大変。

昨日も、見に来ていた知り合いのダンサーさんが「途中、充さんが死んじゃうんじゃないかと思った(笑)」って言ってました。

 

そんな充さんですが、

 

実はとある曲の中で、一瞬ですが毎公演、「妖怪 ハイハット舐め(←という名前ではないのですが(笑))」になっていた場面があるのです。

お気づきになられましたでしょうか。

ヒント→アンコールのとある曲の1番と2番の間、ドラムが一瞬(二拍ほど)手を休められるところ。

 

これはリハーサルスタジオでの練習風景。

 

・・・ハイハット舐めの、ね(笑)。

 

僕も2拍だけ手が空いた曲中に撮るのには、苦労しました。

って、「俺たち、なにやってんだよ!」

と大笑いながらも、いつも盛り上がってやっていた、いう(笑)。

 

ほんっと、楽しい先輩たちでありです。

 

また夏が、楽しみです

 

 

今日は朝からがっこー、いってまいりました。

震災の影響で、いくつかの大学などもそうらしいのですが、色々と予定が先延ばしになってしまい、

本格的な授業開始が今日からだったのです。

いよいよ、フレッシュな顔ぶれに会って参りました。18歳とか、ほんと若い。

これからどんどん仲良くなっていけると思うと(・・・僕も「はいはい、皆さーん」から、「おいこら、おまえらー」にもなるのですが(笑))、こちらも楽しみです

 

ではー。



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名古屋、とんでもなく盛り上がりましたー。

延期の公演もあるので、ツアーはまだ続くのですが、ちょっと開きますしね、まるでファイナルのようなライブでしたよ。

あれは気持ちいい!

終演後の楽屋で、

「…ミュージシャンやってても、こんなライブってなかなか普通、経験でき無いよね」

って話になりました。

ほんと、ジム要らずかも(笑)。

誇りを持って、また夏に繋げたいと思います。

皆さん、ありがとうございました!

最高でした!



味噌煮込みうでんも(´∇`)v

 

 

会場入り前の午前中に頂いたんですが、ホントに朝の味噌煮込みは最高です。

・・・ご飯は二杯お代わりー。

 

ではー。



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大阪、熱かったー!

ありがとうございました!

これは(今日のライブ中にMCでも話したのですが)、めちゃくちゃ美味しい「わさびいなり」です。

ちょっと小ぶりなので、スルスル入るんですよ。

 


撮影はマリオさん。

今日は今から名古屋に移動につき、残念ながら今回はインデアンにはなれま…いや、会えませんでした…。

ミスユー!

ではー。



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『浜岡原発、全原子炉の運転停止を中部電力に要請=菅首相』

http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201105060081.html?ref=reca

(動画ニュース)http://www.youtube.com/watch?v=UCfVkjZS2RE&feature=player_embedded

 

おおお。

これはすごい。

 

起こってからではなくて、起きる前に、ですよね。

なんか、今日の菅さんは、見直しました。政治家たるもの、こうでなくては。国民の命を守ってくれるものでなくては。

(・・・いや、まあ・・・色々ありますが、少なくとも、とにもかくにも、今日のこの英断に関しては、僕は評価したいです)

 

一方、福島は依然、予断を許さない状態のようです。

『3号機原子炉の温度上昇=注水増加も、冷却前に漏れか-福島第1』

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011050600857

こちらのデータでも、ウネウネと不気味なカーブを描いています。

http://atmc.jp/plant/atmosphere/

 

今月に入って、敦賀の原発でも放射能漏れがあったり、

日本原電、敦賀2号機の原子炉停止 冷却水の放射性物質上昇

昨日は、柏崎刈羽でも、トラブルが見つかりました。

柏崎刈羽原発1号機、水注入系の弁に不具合

 

実は、茨城県の「常陽」という高速増殖炉でも事故が起きており、現在、復旧の目処が立っていません。以下のリンクはちょっと難しいですが、ご興味があればどうぞ。

高速増殖実験炉「常陽」の事故及び関連する主要な出来事まとめ

 

そして、ネットなどをご覧になっていらっしゃる方にはすでに有名な話ですが・・・、

とどめのようなかたちで(いやですけど、そんなのは)、福井県の高速増殖炉、

 

もんじゅ」の問題があります。

 

色々とサイトはあるのですが、こちらの掲示板のまとめサイトが一番わかりやすいかもしれませんので、リンクを貼っておきます。

 

『夢の高速増殖炉「もんじゅ」が福島第一原発よりヤバい状態になりそうで責任者が自殺してたんだけど知ってた?』

http://2r.ldblog.jp/archives/4367597.html

 

このリンク先より、上から三つの書き込みを(これで要点がわかりますので)、転載しますね。

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『71:名無しさん@涙目です。(関西地方) :2011/03/25(金) 21:35:57.91 ID:Hkqgo3qR0


2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きた
原子炉に鉄クズ(交換装置)3.3トンが落下し、回収が不能であることがわかった
燃料棒の交換方法断たれる
休止不能で制御棒なんとか突っ込んで冷やし続けている状態
燃料が高濃度のプルトニウムで福島よりずっと臨界しやすい
プルトニウムは臨界を防ぐ制御棒効きづらい上に温度にムラができやすい
プルトニウムの量は長崎原爆の100倍以上
本州のど真ん中福井県にあるが、地震プレートの真上にあることが建設後にわかった
高速増殖炉の構造上配管が複雑でクネクネしててペラペラ、地震に構造的に弱い
耐震性をどれだけ強化しても、地震のゆっさゆっさ自体は今の技術では防げない
ゆっさゆっさすると、炉内で巨大な鉄クズもゆっさゆっさ、燃料棒破損も
中を見るカメラが故障し、修理不能であることがわかった
冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす
福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通じない、逆に爆発的火災になる
2011年2月21日、装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺
今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけで500億円掛かり、これまでの発電量は0
燃料の質と量から、チェリノブイリや広島長崎なんか目じゃない人類史上最強の事になる
半径300kmは…

 

72:名無しさん@涙目です。(兵庫県) []:2011/03/25(金) 21:36:05.07 ID:b1etFtE+0
炉から燃料棒を取り出すための装置が炉に引っかかった

外すために炉の蓋を開ける→炉内の冷却剤が空気と触れて爆発→終了\(^o^)/

じゃあ冷却剤を抜こう→燃料棒を冷却できなくなって爆発→終了\(^o^)/

じゃあ燃料棒を抜こう→その装置が壊れてる\(^o^)/

じゃあ引っかかってる所を削ろう→ちょっとでも破片が冷却剤に触れれば爆発→終了\(^o^)/

じゃあどうすればいいの?→現状どうしようもない。回収はこれまでに24回行われたが全て失敗\(^o^)/
燃料棒が完全に冷えるまで数十年待つしかない(年間維持費500億円、もちろん発電などできない)

ちなみに発電所は活断層の真上\(^o^)/
構造的に地震に弱い\(^o^)/

 

745:名無しさん@涙目です。(秋田県) []:2011/03/26(土) 10:25:51.07 ID:95Mpkir50
もんじゅの現状まとめ

Q.お金と時間かかってるよね?
A.すごくかかっている。

Q.落としちゃった巨大部品は取り出せないの?
A.できない。

Q.修理できないの?
A.できない。

Q.廃炉する?
A.できない。

Q.封印する?
A.できない。

Q.じゃあどうするの?
A.どうもこうもないから2月に責任者が自殺した。

Q.最悪の場合どうなるの?
A.少なくとも日本と近隣諸国は滅亡する。

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事故から約8ヶ月。

現在でも、一日、約5500万円の維持費がかかっているそうです(もんじゅは東京電力のものです)。

そして、現場の責任者(の一人)が、この2月に自殺。

来る来月、6月に、このひっかかっているものを抜き取る作業が行われるということですが、

これは前代未聞、誰もが未経験の工事だそうで、心配の声も沢山あるようです。

 

 

本当に、色々と、問題があるのですよね。

正常に動いている限りでは、便利でクリーンなのかもしれませんが、

一旦事故を起こしてしまえば、これほどまでに手に負えなくなってしまうものなのですよね。

費用対効果にしたって、もう、火を見るより、明らかでしょう。

「絶対安全」は無い、「万が一」は起きる、と、イヤというほどわかった今だからこそ、やるべきことを、まずやってほしいですよね。

 

なので、今日の浜岡原発の停止要請に関しては、とても良いニュースだったと思うのですよ。

 

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マッシュポテトを作りましたよ

レンジでチンして、マッシャーで潰しながら、バターに塩コショウと少々の牛乳を入れて、こねこね。

あればですが、仕上げにパセリなんかを振り掛ければバッチリです(乾燥ものでも十分美味しい)。

じゃがいもを袋から出してからで、チンする時間(5分くらい)も入れて、ものの12~13分もあれば完成です。

簡単にできて、美味しいですよ

 

一緒に食べようと思って、とうもろこしを茹でました。

こちらは水から茹でて、沸騰してから5分ほど(とうもろこしの水分によりますが、新鮮なものなら適当で十分美味しいです)。

一口噛んだ瞬間、甘い香りとともに、子どものころの夏の縁側の風景が目の前に浮かびましたよ。

 

すぐにとは言いませんが、また、あんな平和な夏が来てほしいものです

 

明日は大阪、そして、明後日は名古屋に、へきちゃんツアーでお邪魔いたします。

会場でお会いできる皆さん、どうぞよろしくお願い致します。お会いできるのを心から楽しみにしておりますー

 

ではー。



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京都出身の長髪金髪Mと一緒に、ご存知エージさん&ドンイチさん(お二人とも、僕のサイトの制作者でもあられますです)のバンドのライブにお邪魔して参りました。

で、…行きと帰りに一杯やっての帰り道。

粋なおでん屋さん、気楽な居酒屋さん。

ライブも素晴らしかったですし、いい感じのお店を二軒たて続けに見つけられて、じんわりとおいしい夜になりました。

 

今日は少し肌寒かったのもありまして、とても美味しかったです。

僕が二回ほど「えっと、また、ちくわぶ、お願いします」って頼んだら、店主さんが「・・・お客さん東京の方でしょ」って言うので、

「はい」と答えると、

京都出身友人Mが、「そうなんよなー」って言うので、「なんで」と訊くと、

「関西ではちくわぶって食べないんよ」と。

「ってか、そもそも『ちくわ』はともかく『ぶ』ってなんやねん(笑)って感じなんよ」っていう話を聞いて、軽くカルチャ-ショックでした

 

で、Mが「僕、すじ肉ね」って頼んでるのを聞いて、

「・・・すじ肉って」と思う僕は、関東人なのですね(笑)。

 

・・・で、「ちょ、ちょっとそのすじ肉頂戴」って食べてみたら

 

美味しかった

 

補記:

写真手前から、しらたき、ちくわぶ、こんにゃく、です。こちらのお店では、食べやすい様に店主さんが切って出してくれました。本当はニューッと長いものです。モチモチしてて美味しいのですよ。

もちろんね、すじ肉(牛ずじ)を知らなかったわけではないんですよー。でも、こちら関東ではおでんの具としては、たぶん(・・・あまり自信ないですけど)ポピュラーではないので、座って、まっさきに「すじ肉!」と頼んだMへの、あえての(笑)、軽いツッコミってことなのです。

ちなみに僕にとってのちくわぶは、おでんのタネでは三本指に入る大好きな具であります。食感がいいんですよね。すいとんなんかに近いかな。例えば関西に生まれていたら(東北でも?)出会ってなかったのかと思うと、生まれ育った場所と食の好みの関係って、面白いものですね。

 

・・・と、まあ、大分たいしたことない補記ですみません(笑)。

 

こちら、ちくわぶをお代わりした証拠写真です。じゃがいもも美味しいんですよねー。

 

ではー。



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いまさらですが、音楽は、やはり良いですね。

僕自身、楽器に向かっている時は、色々なことを忘れてしまいます

こんな時ですから、それが手放しにいいかどうかは判りませんが(緊急地震速報も聞こえないかもですからね・・・)、

それでも、長い目で見れば、考えすぎて疲れちゃっては良くないですし、頭がカチコチしてしまってはいけませんよね。

音楽だけではないですけれども、やっぱり自分にとって、そういったある種の“緊張状態”を解きほぐしてくれるものは、必要なんだと改めて思ったりもします。

聴いていても、演っていても。

 

面倒なものや重たいものから逃げるとか、目を反らすとか、

判断放棄とか、思考停止とか、そういうということではなくて、

でも、力を入れっぱなしはダメなんですよね。

ずっと重たいバーベルを挙げ続けることは出来ないよなあ、と。

 

でも、考えて、見て、知っていきますよ、これからも。

ミュージシャンでもありますが、僕たちは人間で、日本人の、大人ですから。

 

昨日の出番前に、ベースのマリオさんと。撮影はドラムスの充さん。

 

GWもあと半分。

どうか、素敵な時間をお過ごし下さいね。

GWなんて関係ないんだよ・・・という方も沢山いらっしゃると思います。

でも、それでも、限りある人生。考えてみれば、まるで奇跡のように与えられた人生。

どうか、少しでも良き時間が、一人でも多くの皆さんに流れますように

 

ではー。



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新潟、ビショビショ、最高に楽しかったです。

ありがとうございましたたたー!

一人一分でワーシャビーアして、どうにかへぎそばに、間に合いました。

よっさ。

 

(写真のお箸は、「ちょっと待ってください」と、いつまでもしつこく写真を撮り続ける僕に耐えかねた(笑)ギターの金髪木村ケンさんのものです)

 

 

 



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皆さん、ほんとうにありがとうございます。

でも、過度にご心配をお掛けしていたら申し訳ありません。

身体を壊したり、精神的に落ち込むほど、ブログに何を書いたらいいか悩んで、心配で、食事も喉を通らないんです・・・、

などということは、さすがにありません。

被災地の方を忘れることも、考えないこともありませんが、それでもお腹は減りますから、ご飯は、頂いています。

でも、ずっと、頭にも身体にも、今まで感じたことの無かった感情が、べったりと張り付いています。そして、それは、「いやだな」と避けたいというものではなく、日本人として「必然として受け入れるべきもの」として、なのです。

 

まだ避難所に沢山の方がいらして、皆さん、お一人お一人にはそれぞれの生活があって、ご家族があって、お家や日常があったのに、あの日を境に突然、冷たい食事(食事とすらいえない、ただただ、お腹を満たすためだけのものもあるでしょう)や、プライベートの無い生活、お風呂やシャワーで身体の清潔を保つことも、いまだ一度も出来ていない方もいらっしゃる。

本当に、どうにかならないものか。

良くない環境の中で、健康を害してしまっているお年寄りがいる。振り絞ろうとしたって、生きる気力が出てこない若い方だって沢山いる。

ボランティアに入った高校生に、いきなり蹴りかかって、「痛いよ、やめてよ」と言っても「うるせえ、このやろう!このやろう!」とそのボランティアを蹴り続けたという、小学生の女の子がいたそうです。そしてそれは、一人や二人じゃなく、その地域の子どもの何人かが、こころのバランスを失ったのか、そんな風になってしまっていたのだそうです。

これは何故かというと(児童心理学者の方の分析ですが)、まず一つに思い切り身体を動かして遊べる場所(スペース、広場など)が無いことで、子どもの心にものすごいストレスが掛かっているのが原因と考えられるのだそうです。そして、当然、いつ終わるのかもわからない避難所生活という、現状認識をする力や分別のある大人でも、限界ギリギリの我慢との戦いであるのに、それを遊びたい盛りのエネルギー溢れる子どもに耐えろというのは酷なんですね。生活に制限があり過ぎるんだそうです。

なので、避難所などでも、まだ遊び場や広場がそばにあるところの子どもは、まだ大丈夫なんだそうですが、思うように遊ぶ場所なく、身体を動かすことも出来ない地域に押し込められてしまった子どもたちは、どんどん目に見えない鬱積や鬱憤が溜まり、特に他者(家族や同じ被災者に対しては我慢せざるをえないとしても、ボランティアなどのよそから入ってきた人)に対して攻撃的になってしまうんだそうです。小さな子どもたちの言葉遣いなども、男女問わず、本当に汚いものとなってしまっているという話も読みました。

お茶の間で、一緒にご飯を食べていた家族が、近所のおじさん、おばさんたちが、避難所で、頭を抱えて、ため息をついている(勿論、気丈にされている方も沢山いらっしゃるでしょうけれども、テレビに映される、そんな方たちばかりであるはずがない)、それを子どもたちも見るし、感じるのですよね。・・・もしかしたら、家族や友達や、大好きだった先生が死んじゃったのかもしれない。見知った人を失ったのかもしれない。その上での不自由な避難所生活。子どもには、あまりに、辛いですよ。

政府や行政も、福島に関しては東電も、責任の押し付け合いや賠償逃れなどに走ることなく、少なくとも今は、精一杯、同じ人間として、日本人として、それぞれの方を自分の家族だと思って、行動、決断をしてもらいたいです。

お医者さんやカウンセラーの方たちのご活躍も、本当に心から応援します。期待してます。

ちなみに、先ほどの、ボランティアを蹴った女の子は、その後二週間ほど、そのボランティアさんが一緒に遊んであげているうちに、次第に暴力的なことはしなくなり、普通に子どもらしく、笑顔で遊んでくれるようになったそうです。こうしたボランティアさんの力も、本当に大切ですね(実際、「子どもの遊び相手」という仕事 が必要とされている地域が沢山あるそうです)。

5年後、10年後の、皆さんの身体のことも心配ですが、心のことも心配です。

あれだけの大震災。

これから、元気な人たちがケアしていくことは、山積みです。

 

アメリカでは、特殊部隊がビン・ラディンを殺害(「殺害」とはキツい言葉ですが、あえてニュースで使われていたので、ここでも使いました。CNNなどでも「killed」となっていました)したことに歓喜し、街に出て「U.S.A!U.S.A!」と、笑顔で旗を振っていますね。僕は、「"敵”なのかもしれないけど、人が死んだことを、こんなに喜べるのか」と思い、違和感を感じてこのニュースを見ています。

もちろん、あの9.11、突然命を奪われたなんの咎めもない方たちに思いを馳せるに、あのテロは絶対に許されることではありません。僕も、今でも、あの行為にはずっと憤りを感じ続けています。正直、人生観を変えられてしまうほどのものでした。ましてや、アメリカ人であれば、その怒りや悲しみの度合いは、僕のものをはるかに超えるでしょう。そして、その後のアフガン、パキスタンなどに対する報復作戦で、命を落とした同胞たちへの感情。その恨みやら、憎しみもあるでしょう。長引いたイラク侵攻などで本当に多くの犠牲者を出した問題もあります。

と、同時に、これらの国で、女性、子ども含む一般市民を、本当に大勢殺したアメリカ、そして、国際連合軍。日本も、後方支援という形ですが、この作戦に参加しましたよね。

 

ともあれ、人が死ぬということは、どんな時でも、あんなに手放しで喜ぶべきことではないような気がします。

 

・・・もちろん、静かに、このことを受け止めていらっしゃる方も沢山おられることでしょう。

そして、愛すべき人を失った方の気持ちが、これを機に前向きに動き出してくれれば、人生の時計が再び動き出してくれれば、それは喜ばしいことではあるのですが。新年のように大騒ぎする若き民衆の映像ばかりを流す報道のあり方には、ちょっと疑問を持つのです。そして、捕縛の上、裁判を経ての死刑でもなく、銃撃戦による“殺害”であるということですから、彼に心酔し、追随していた勢力の動向も、気になります。ただただ、アメリカが正しく、イスラム世界は危険で間違い、という発想だけはしてはいけないと思います。

 

・・・それでも、うでんを食べてます。

これも守らなければいけない日常なのですが、これをブログにする時、バランスが、今はちょっと難しい。

いつか、うまくバランスが取れるようになるでしょうか。

 

皆さんのご意見、色々と考えながら、ひとつひとつ、大切に読ませていただきました。

本当にありがとうございました。

 

明日は新潟です。会場でお会いする皆さん、楽しみましょう。

人生の中で、「最高だったよね!」という、いい時間を、一緒に作りましょう!

 

ではー。



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