く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<杉良太郎絵画展> 桜やバラ、富士山など日本の四季を描いた油彩100点余

2013年01月30日 | 美術

【近鉄百貨店上本町店であす31日まで】

 俳優・歌手の杉良太郎の絵画展が近鉄百貨店上本町店で開かれている。隣接する新歌舞伎座で公演中の「樅ノ木は残った」(31日まで)に合わせた個展。副題に「杉良太郎が描く日本の四季」とあるように、油彩画100点余を春夏秋冬に分けて展示している。

  

 杉が独学で油絵を始めたのは今から20年余り前の1991年。これまでに「大地へ」(97年)が第54回現代美術展北國賞、「花の下にて」(2010年)が第51回大調和展奨励賞を受賞するなど着々と画歴を重ね、次第に評価が高まってきた。「大地」は大木の根元から根が四方八方に伸びて大地を這う。たくましい生命力が漲った作品だ。展示作品には桜を描いたものが多い。「花の下にて」もその1つで、どっしりした太い幹の質感が伝わってくる。(上の写真は㊧「鷲」、㊨「秋櫻」)

   

 大作の「やすらぎの吉野」(2009年)は春爛漫の吉野山を俯瞰した構図。桜の老木を描いた「咲いた咲いた」は一見日本画のような趣をたたえていた。バラやヒマワリの作品も多い。赤や黄など鮮やかなバラ十数輪を描いた「陽気なバラ」はEXILEのHIROさんに寄贈した作品を今回の個展のために借用したという。

 草木以外では富士山を描いた作品が目立つ。11点もあった。上の写真㊧は98年制作の「新生」で、翌年、御園座劇場で開かれた主演公演のパンフレットの表紙を飾った。このほかにも新歌舞伎座や明治座などでの公演パンフレットの表紙となった作品が多い。愛妻伍代夏子の和服姿を描いた作品もあった。

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原田勝利さん「絵暦・野菜 あじわい生活」(30)

2013年01月30日 | 絵暦

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