こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「手もみ専門店の販売促進」(その1)
ある日、販促経営コンサルタントの本田のPCに、メールで相談が持ち込まれた。
そこは関東中部にある、今流行の手もみリラクゼーションとかの店ということだった。
メールには一応現在の悩みを書いてあったが、会ってみないことには何もアドバイスもできないので、メールをやり取りして、1週間後に伺うことになった。
公共交通機関を使うと、最後はタクシーを使うことになりそうなので、初めから車で今回は向かった。
東京からだと、私鉄電車で1時間半ほどの距離にある、東京や埼玉のベッドタウンであり、近年宅地化が進み、それにつれて、郊外型の大型店も続々と進出してきているという土地柄のような感じを受けた。
くだんの店は、そのようにして進出してきた大型店の中に店舗を持つリラクゼーションの店だった。
そういった店の特徴ではあるが、だいたいメインフロアの端っこか、2、3階のあまり目立たないところにあるというのが常だが、その店も案に違わず、2階の奥まった部分にあった。
しかし隣りにはフードコートがあり、斜め向かいはゲーム広場ということもあり、逆にうるさい一角にあるという、とにかくあまり場所的にはよくない位置に配されていた。
本田は、その位置を確認するなり、まだ会っていないが、
「ああこれじゃ、ちょっとなあ」なかなかお客様もつかないだろうと思った。
リラクゼーションスペースなのに、騒音がけっこうある。
その騒音のおかげでせっかくのリラクゼーションも、芯からリラックスできないというデメリットである。
まいったなあ、まず本田はそう感じた。
むずかしい。
一番いいのは、場所を変えてもらうことだ。
もっと静かで、いい場所が、このショッピングセンターの中にもあるはずだ。
なぜこの場所なのか。
このショッピングセンターがオープンしたときには、ここのオーナーになる柴田はまだ他の店に勤めていたからだ。
その後独立し、店になるところを物色中だったところ、ここが空いたからと誘われ、ここなら最初からお客さんがたくさんいるからと、安易に考えて入居したからだ。
確かに、オープン前には、センター内のインフォメーションや店舗の前に、オープンを知らせるPOPを貼るだけで、宣伝費もほとんどかからなかった。
もちろん以前勤めていた店の客にはDMを出した。
しかしそれは大した数ではなかった。
他に店のオープンのPRはしなかった。
店にしても5人も入ればそれでいっぱいになるスペースで、あまりたくさん一度に入られると、それはそれでお客様の方にも悪い。
さて、いざオープンしてみると、さすがに最初はご祝儀ということで、以前の店の常連客が入り、盛況だったが、それもすぐにおさまり、オープン時に大した宣伝をしなかったつけがやってきた。
それから1年、なんとかかんとか、店を続けては来られたが、今度はそのショッピングセターの隣地に、何と大型銭湯がオープンすることになってしまったのだ。
手もみ専門店ではないが、同じリラクゼーションという意味ではライバル店であり、いかにもライバルというには大きすぎる相手であった。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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そこは関東中部にある、今流行の手もみリラクゼーションとかの店ということだった。
メールには一応現在の悩みを書いてあったが、会ってみないことには何もアドバイスもできないので、メールをやり取りして、1週間後に伺うことになった。
公共交通機関を使うと、最後はタクシーを使うことになりそうなので、初めから車で今回は向かった。
東京からだと、私鉄電車で1時間半ほどの距離にある、東京や埼玉のベッドタウンであり、近年宅地化が進み、それにつれて、郊外型の大型店も続々と進出してきているという土地柄のような感じを受けた。
くだんの店は、そのようにして進出してきた大型店の中に店舗を持つリラクゼーションの店だった。
そういった店の特徴ではあるが、だいたいメインフロアの端っこか、2、3階のあまり目立たないところにあるというのが常だが、その店も案に違わず、2階の奥まった部分にあった。
しかし隣りにはフードコートがあり、斜め向かいはゲーム広場ということもあり、逆にうるさい一角にあるという、とにかくあまり場所的にはよくない位置に配されていた。
本田は、その位置を確認するなり、まだ会っていないが、
「ああこれじゃ、ちょっとなあ」なかなかお客様もつかないだろうと思った。
リラクゼーションスペースなのに、騒音がけっこうある。
その騒音のおかげでせっかくのリラクゼーションも、芯からリラックスできないというデメリットである。
まいったなあ、まず本田はそう感じた。
むずかしい。
一番いいのは、場所を変えてもらうことだ。
もっと静かで、いい場所が、このショッピングセンターの中にもあるはずだ。
なぜこの場所なのか。
このショッピングセンターがオープンしたときには、ここのオーナーになる柴田はまだ他の店に勤めていたからだ。
その後独立し、店になるところを物色中だったところ、ここが空いたからと誘われ、ここなら最初からお客さんがたくさんいるからと、安易に考えて入居したからだ。
確かに、オープン前には、センター内のインフォメーションや店舗の前に、オープンを知らせるPOPを貼るだけで、宣伝費もほとんどかからなかった。
もちろん以前勤めていた店の客にはDMを出した。
しかしそれは大した数ではなかった。
他に店のオープンのPRはしなかった。
店にしても5人も入ればそれでいっぱいになるスペースで、あまりたくさん一度に入られると、それはそれでお客様の方にも悪い。
さて、いざオープンしてみると、さすがに最初はご祝儀ということで、以前の店の常連客が入り、盛況だったが、それもすぐにおさまり、オープン時に大した宣伝をしなかったつけがやってきた。
それから1年、なんとかかんとか、店を続けては来られたが、今度はそのショッピングセターの隣地に、何と大型銭湯がオープンすることになってしまったのだ。
手もみ専門店ではないが、同じリラクゼーションという意味ではライバル店であり、いかにもライバルというには大きすぎる相手であった。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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