言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コピーライターになりたいか<46>「アイデアに溺れるな」

2012-02-27 10:18:37 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第46回目です。

46.アイデアに溺れるな


アイデアあふれるコピーはいいけれど、凝り過ぎたコピーは嫌われる。
アイデアだけじゃ物足りないので、さらにアイデアをひねって、ひねって、ひねくり回して、結局できあがったコピーは、何を表現しているのかわからない、というコピー。

たまに見かけます。
初心者がよく陥りやすいコピーです。
何もそこまでひねくり回さなくてもいいのに、と感心するほどです。

で、不採用になればいいのですが、変にクライアントに感心されて採用され、そのまま実際に広告になってしまった場合は、悲惨です。
そして、採用された本人が、得意満面でいいコピーだと思っているのは、さらに悲惨です。

傍目八目という言葉がありますが、その通りに、第三者が見るといかにも作り過ぎたコピーだなとわかるものなのに、本人やクライアントが判っていない。
まあケガの功名で、それがうまく成功すれば、めでたしめでたしでいいでしょう。
まれにというか、よくありますからね。
コピーに関係なく、商品自身が持っているパワーで成功する広告が。

本当は商品が命なんですよね。
コピーは添え物なんです。
まあ商品があまりパワーを持っていないときには、コピーやデザインの力でそれを補って、プッシュしてあげればいいんですよね。

商品自身がパワーを持っている場合と、持っていない場合では、広告の表現方法は天と地ほどの差が出てきます。
極端な言い方をすると、商品そのものに非常にパワーがある場合は、商品そのものを出せばいいんです。
コピーは、ちょっとした添え物でいいんですよね。

いいえ、なくてもいいんです。
そんなときこそ、凝りにこったコピーをつけたがるのが、初心者。
コピーを商品の上に位置づけようと苦悶するんです。
そしてひねくり回して、あげくには同業者の嘲笑を買うことになってしまうんです。

よくコピーの判っているベテランなら、そんなときはさらりと、ちょっと商品に手を添えてあげるぐらいで、あまり存在感を示したりしないんです。

まずコピーを作る前に、その商品を見極めましょう。
よく見極めてから、コピーを制作するようにすれば、初心者でも、少しはサラッとしたものが作れると思うんです。

広告しようとする商品にパワーがないと感じたら、そんなときは、できるだけ生活シーンを思い浮かべて、その商品をそこにおいてあげるのです。
そしてその商品がそこで存在感を示すようであれば、それをうまくコピーにしてあげればいいんですよね。

そこにうまく収まる気配がなかったら・・・、しょうがない。
逆にその商品を中心にしたシーンを作ってあげましょう。
そこから思い浮かぶコピーを、余りひねくり返さないで出してあげれば、何とかうまくいくと思います。

今日はここまでです。

<47>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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販売機会のちょっとした損失

2012-02-27 10:05:29 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝はよく晴れています。
でも冷たい。

朝いつものようにゴミを捨てにいった後傍の川を覗いたら、川の水の表面が少し皺になっていました。
毎年春になるといつも、川をひと月ほど堰止めして、何やらわけの分からないことをしていますが、今年もその季節になったようで、現在川の水が少なくなり、あちこちに大きめの水たまりがあるという状態です。

その水の表面が凍っていたということですね。
それほど今朝は冷たかったということです。
昨日も昼過ぎから冷たい風が吹くようになり、夕方には真冬並みの寒さに、震えました。


さて、昨日午後になって、初めて、昨年12月にオープンしていた前橋リリカというショッピングビルに行ってきました。

以前イオングループのマイカルじゃなくてサティ(だったっけなあ?)が核テナントとして入っていたのが撤退して、しばらく空き店舗になっていたところです。

その3階部分すべてがブックオフグループのフロアになっていました。
名前が「BOOK OF BAZAAR」。

日曜日ということで、たくさんのお客様でにぎわっていました。
ちょっと気になったのは、フロアの広さ、扱い商品の多さに比べて、レジの数が基本的に少ないということでした。
ブックオフ関係には1カ所で2台のレジ。そこに本とファッション関係の清算が主に集中します。
レジがたった二台のため、常時多いときで10人以上、少なくても5、6人が並んでいるという状態です。

店員も必死になってレジをうっています。
そこに値段の分からないもの(ラベルがはがれてしまっている)が間に入ると、すぐに長い列ができてしまいます。

ヘルプの従業員もそこにはいなくて、結局離れるわけにも行かなくなり、数分のやり取りの後、お客様の方でじゃあそれはいい(買わない)ということで決着がつきましたが、これって販売機会の損失ですよね。
たとえ数百円のものでも、ひとつの商品を売り損ねたのです。

こういうときのために、どうすればいいでしょうか。
その商品はいわゆる古着、でした。
ですから値段がとれてしまって(もしくはつけ忘れたか?)分からないときは105円(もしくは、買ったことがないので最低価格は分かりませんが、その最低価格)で打つ、というように内部で決めておく、というのもいいんじゃないかなって思いました。

新品商品なら、タグがついていなくても売場をあたれば何とか価格は分かりますが、こういった古着関係ではそれも分かりません。

しかし考えてみると、仕入だって、そのときのさじ加減といっては語弊もあるでしょうが、一定のルール的なものはあるにしても、最終的にはそのときの従業員の感覚での仕入れ価格ですから、ひとつぐらい105円で販売しても、全然影響はないのではないでしょうか。
これも一種の危機管理ですね。
こんなときはどうする?ということもこういった店では考えておいた方がいいですね。

この販売機会のちょっとした損失も、積み重なれば大きな数字にはなると思います。


それでは今日はこれで。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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