言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

新しい技術に「実績」はない

2013-06-06 08:46:11 | 販売促進コンサルタントの日記


こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今朝、ゴミ出しで外のゴミを集めていたら、何やらブ~ンという音が聞こえてきました。
耳を澄まして、近くのラベンダーを見たら、数匹のミツバチがラベンダーの花の蜜を集めていました。
どこに持っていくのでしょうか。
そんな季節なんでしょうね。

そういえば、以前の家にあったサクランボの花にも、ミツバチが花の季節にやってきて、まだ寝床の私の耳にまで窓越しに届いてきたこともありました。
それは工場のモーター音が響いてくるような重低音でしたが。

今日は朝から曇っています。
でも気温は高く、すぐに汗ばみます。
今日はこれから太田に行きますので、もっと暑くなるんでしょうね。
でも雨は予報を見ると降るようなことはないようです。

各地で小雨注意報が出ています。
梅雨入りをしたのに、これです。
西日本では各地のダムが干上がりかけています。
そのうちに大雨が降るでしょうが、今の時点では田んぼに入れる水もないそうです。
早く降ってほしいものです。


さて、今日のお話です。

実績がないとねえ」
大きい組織や役所などでよく聞かされる言葉です。

だから、というわけではありませんが、そういったところから新しい情報や技術などが生まれてきません。

新しい技術やノウハウには、もちろん、考えてみなくても分かりますが、全然実績なんてないからです。

大きな企業などでは、ひな壇にたくさんの上司たちが並んだ席上で、新しい案件、それも今までやったことのない企画を提案したりすると、返ってくる言葉はほとんどこれです。
「今までやったことないだろう」
「実績もないのに、しゃしゃり出るな」
「データがないんじゃ、だめだろう」

また役所などでは、企画を持ち込むと、ほぼ内容を話し終えてから、必ず「ほお、内容は面白いですが、実績はありますか」と尋ねられます。

過去にそういったことがないから面白いんじゃないの、という反論は封じられてしまいます。

ベンチャー企業育成と言いながら、初めて企画に参加しようと申込書に記入し始めると、あるところに必ず下記のような項目があります。
『今までの実績』
これを飛ばしてしまうと、その時点でアウト! です。

ベンチャー企業に実績があったら、ベンチャー企業とは言わないですよね。
補助金は出すけれど、企画そのものなどの実際の仕事は出さないよ、と拒絶されてしまいます。

なぜ出さないのか。
それは失敗が恐いからに他なりません。

担当者は数年経てば他の部署に必ず異動します。
その間平穏に勤めればいいのですが、何か失敗があると、その先がないからです。

思い切ったことをやったり、提案などをすると、その人の次年度の配置先は…………?。

今上映中の映画「県庁おもてなし課」を読んでいると、そういったことも書かれています。
そうして、そうした人は結局やめざるを得なくなるわけです。

中には「神の米」のように役場内でしっかりと新しいことをやれた人もいるにはいますが、そういった役所では、役所そのものの存在まで脅かされているときで、安穏とした地域での思い切った企画は、ほぼ通らないのが定番です。


実績とはなんでしょうか?

簡単に言うと、過去のもの、です。
過去とは、読んで字のごとく“過ぎ去ってしまった”ものでしかないわけです。

実績、実績という人たちに限って、新しい企画や新商品が出ないときには、
「何かいい企画はないのか!」
「お前たちはそれが仕事なんだろ!」
と、ことさら鬼の首を取ったようにののしるんですね。

客観的に見れば矛盾していますが、言っている本人たちにしてみれば全然矛盾していないんですね。

それでもあなたは実績を重視しますか?


それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
また関東経済産業局中小企業支援ネットワークという長い名前の専門家登録をしていまして、昨年度は数件の案件をまかされました。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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