言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

ものの眺め方

2013-06-07 09:24:10 | 販売促進コンサルタントの日記


こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今日も昨日から引き続き、曇り空の朝を迎えました。
もしかしたら夜中のうちに雨でも降っているかなと、半ば期待して夜明けの窓の外を見たら、全然そんな気配はなくて、隣地の更地の土は乾いていました。
今日の予報もずっと曇り空で、雨が降るのは関東でも南部だけのようです。
前線が南の方から近づいて来てはいるのですが、海上で留まっています。
いつになったら雨が降るのでしょうか。

昨日のネットのニュースを見ていたらこんなヘッドラインに目がいきました。
「資生堂ポスター 中村誠氏死去」
中村誠さんがディレクションした前田美波里さんのポスターは、あまりにも有名です。
ご冥福をお祈りします。

個人的にも、中村さんには実際にお会いしたことがあります。

まだコピーライターのかけだし時代で、会社に勤め出してからやっと1年という頃のことです。
その頃会社が属していた日本アドプロダクション協会の総会が倉敷であり、そこに私が行くことになったのですが、その総会の記念講演が中村さんでした。
何でそんな駆け出しが?
それは、その時期は全市上げてのお祭りの直前にあたり、社員全員がそのために駆け回っていたからで、わたしひとりだけまだよく分からないことだらけだったことで、私に白羽の矢が立ったというわけです。
武者修行だという、もうひとつの考え方もありますが。

で、講演後は、わたしも主催者側でしたので、中村さんを囲んでの食事会もありました。

そこでどのような話をしたのか、全然思い出しませんが、そのあとで中村さんその人が、資生堂の一連の広告のアートディレクションをしたということを知り、たいへんな人に会えたんだなあという感慨がありました。

講演中もその話をしていたはずですが、そのときは何とも思わなくて、改めて調べてビックリしたわけです。
それからずいぶんと長く、中村さんからいただいた名刺を宝物のように持っていましたが、それも今はありません。
いつ廃棄したのか、記憶がありません。

今でも覚えているのは、中村さんではなくて、倉敷の町のエキゾチックさと素晴らしさ、泊まった旅館くらしきの雰囲気のある佇まいとその向かいにあった大原美術館、倉敷紡績の倉庫や工場をレンガの壁はそのままで内部を商業施設にしたアイビースクエアの斬新さです。今は小樽の倉庫街がそのように改装されてい有名ですが、倉敷のアイビースクエアはそれよりももっと前に、そうした地域振興を行っていたんですね。

ここ前橋にも駅前にレンガ倉庫があります。
あそこをなぜ利用しないのか不思議ですが、いろいろな企業の思惑が錯綜しているんでしょうね。

地方には何かひとつは、そうした文化的な遺産が残っているもので、それを今の時代に合わせて利用しない手はないのに、本気になってまで地域振興を考えていないから、何ともしようとできないのでしょうね。

特に桐生などは戦災に遭っていないせいで、明治大正時の建物などがそっくりそのまま残って点在していますが、それを有機的に有効利用しきれていないというのが現状でもあります。

逆に点在していることが、この場合はネックになっているようにも思えます。

じゃあ桐生そのもの全体でひとつのテーマパークと考え、観光都市への脱皮を本当に今図らないと、すべてがだけになってしまうような気がします。

これは桐生だけに限りません。
私がお世話になっている太田でも同じことです。
いろいろな産業遺産もあります。
私個人的には戦前の中島飛行機があった地域ということで、昔の飛行機を主体にしたテーマで、何か街づくりができないかなあと思っています。
中島飛行機で製作したのは陸軍随一の戦闘機「隼」であり、有名なゼロ戦ーー今はまたベストセラー百田尚樹さんの小説「永遠の0」でも注目を集めていますーーもここで製造されていたという街の記憶があります。
また現在の富士重工でも、自衛隊の練習機「Tシリーズ」を製造している実績もあります。

幸いというか何というか、太田は今SUBARUの好調で、街全体に活気があるように見えますが、実態は下請け企業の閉塞感が増してきているということがいえます。
というのは、SUBARUは集めた部品で車を組み立てて輸出し、円安で利益幅が大きくなっていますが、逆に下請け企業ではその原料資材の大半が輸入であり、円安がその価格をさらに高騰させていますが、納入する価格は今まで通りということで、余計に利益を圧迫しているという苦しい状況があります。

アベノミクスも見方を変えれば、閉塞感のいや増しということになります。

今また株が大幅に下がってきており、円もまた一時95円台にまでなったというニュースがありましたが、それはそのようにアベノミクスを違う方面から見た結果の表れではないでしょうか。


梅雨時に雨が降らないので、田んぼへの稲苗の植え付けができないという状況がある反面、真夏並みの暑さになっているので、夏の商品がよく売れているという面があります。

ものの見方によって、また立場によってすべてのものの見方はがらっと変わります。

あなたはどの面から自身の会社なり、お店なりを眺めていますか?
その眺め方で、将来が決まることもあります。

どのように眺めればいいのでしょうか?


それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
また関東経済産業局中小企業支援ネットワークという長い名前の専門家登録をしていまして、昨年度は数件の案件をまかされました。

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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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