こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今日も蒸し暑くなる予感をたっぷりと漂わせた朝です。
台風24号は今日本海を北東に向かって進んでいまして、もうすぐ温帯低気圧というものに変わるそうです。
北国のリンゴにはあまり影響は出ないようで、ほっとひといきです。
毎日ほぼ365日、朝の食卓にはリンゴがあるわが家としては、リンゴが高くなるとしんどいんです。
そのリンゴ、一昨年はちょっと高かったのですが、今年は豊作らしく、いつもよりは安く出回っているので、たくさん食べられそうです。
群馬では「赤城」という品種が今最盛期をちょっと過ぎて、これからは陽光という品種が出てきます。
全国的にはすでにリンゴの王様の感のある「ふじ」が出回っていますね。
個人的には、冬から春になって出回る「王林」という青リンゴが好きですが。
そういえば、わたしが小さい頃には甘いリンゴの代表としてインドリンゴというものがありましたが、あれはどこへ行ってしまったんでしょうね。
現在ではインドリンゴと何かを掛け合わせた新品種も出ているようです。
今年初めて、「しなのピッコロ」なるリンゴにお目にかかりました。
これは説明POPによると、デリシャス(これもまた懐かしい名前だなあ)とあかね(知らない!)というリンゴを掛け合わせて、できたらしいですね。
小振りのリンゴです。
もちろんスーパーなどにはなくて、ある産直店で手にいれたもので、掌にすっぽり収まる小さなものを、“まるかじりしてください”と書いて販売されていました。
いいですね、この、「“まるかじり”してください」というPOP。
つい手が出てしまいました。
最近リンゴを丸かじりするということがなくなっていたので、面白いなあと思いました。
他にも産直店や産地の農園がそのまま店を出しているところなどでは必ずといっていいほど、「ジュース用」とか「ジャム用」というPOPがある、ちょっとキズのある果物がよく販売されています。
他のものよりも半額ぐらいで買えるので、よくそれを買ってきます。
もちろん“ジュース”などにはしないで、普通に剥いて食べます。
そういうものにはおいしいものが多いんですね。
でもかたちが悪いとか、キズがあるとかで正価で販売できないわけで、○○用と銘打って販売するわけです。
ひとつも無駄にしない売り方です。
しかし、販売する方はそうであっても、買う方のお客様にとっては、ハードルをお店の方から下げてくれているわけです。
というのは、本当ならお客様の方だって、同じ品物ならちょっと見た目は悪くても味が変わらなければ、安い方を買いたいと思います。
わざわざ高い方を買うという高級思考の人もいますが、それはそれで結構なことですが、一般的にはほとんどの人が安い方が好きなわけで。
しかし、そのまま、キズがあるために安いんです、と直にその訳ありの理由を書かれるよりも、商品そのものの使用法を“わざと”限定してあげることで、お客様の方も手を伸ばしやすくなることがあります。
自分はこれが安いから買うわけじゃなくて、ジュースにするから買うんですよと、心の中で言わせてあげるわけです。
自分にも他のお客様にも納得して、納得させて楽に購入できる機会を作ってあげるわけですね。
「このバラ肉、うちのワンちゃん用に300gください」と、よく見栄を張る人の例で、出てきますよね。
決してワンちゃんに食べさせてあげるのではなく、ちゃんと自分たちの食卓に乗せるんですが、安い肉だから、ちょっと見栄を貼りたくなる心理です。
それをお店の方で、初めからしてあげるんです。
そうするとそのお客様も「あ、うちのワンちゃんに」と買いやすいですよね。
近所の梨農家の直売所でも、わが家で食べるものはそういった梨が中心でした。
別にそのまま食べてもいいものをなぜわざわざ「○○用」と銘打つのでしょうか。
その理由は、商人のあなたなら十分にお分かりだと思います。
何でもそうですが、言い換えることによって、全然売れなかった商品が売れるということは、よくあることです。
それにはコピーの力が必要です。
“コピーの力”、というよりかは、“ユーモアの力”と言い換えた方がいいのかな。
ユーモアが、お客様の心に届くと、そのお客様はきっと手を伸ばしてくれます。
オヤジギャグでも、面白ければ手を伸ばしてくれますが、それよりも、心の琴線にちょっと触れるコピーが一番売行きとしてはいいようです。
ユーモア・コピーの力を養いましょう。
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市
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