言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「理由」が大事?

2016-02-01 10:20:25 | スキルアップ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



2月初日なのに、曇り空。

目一杯曇っている、そんな感じの空ですが、雪とか雨は何か降りそうじゃないなとも思わせます。

どういうこっちゃ!

ま、そういうことで。

昨日は陽がたっぷりあって、温かな寒中でしたが。


さて、本題です。


よく目にすることがある「理由(わけ)あり!」と書かれているチラシや商品。

でもそのほとんどには、それが持っているはずの「理由」を書いていません。

それは………、はっきり言って「理由」なんかないから、です。

単なる値下げだけではカッコつかないから、ここはまあ「理由(わけ)あり!」とでもしとけば、いいんじゃない? と。


そうじゃないんですよね。


「理由(わけ)あり!」なら、その訳を必ずきちんと説明しなければ、今のお客様は賢いので、なかなか心を動かそうとはしてくれません。

なのに、相変わらず、単に「理由(わけ)あり!」などというPOPが目につきます。


同じ「理由(わけ)あり!」値下げでも、「理由」が実際に、たとえば長期在庫なら、「倉庫の隅に眠っていましたので、叩き起こしました!」とか、「ずいぶん長居していて、持て余しています!」などと自虐たっぷりに書いてあるPOPなら、お客様の方もノッてくれ、面白がって買っていただけることもあるはずです。

その場では買っていただかなくても、あの店のPOPはいつも面白いという評判も立ちますよね。

長期在庫が売れなくても役に立つということは、やはり、その「理由」があるからともいえます。


「理由」がなく、価格を変えたり、売場を変えたり、廃番にしてはいけません。



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第15回目です。

ここからどうぞ。


「なあ、真理子」

今まで黙ってやり取りを聞いていた田代が、口を出した。

「僕も以前はそう思っていたが、他のドクターやセミナーなんかを聞いてみると分かるんだが、やっぱりなあ、患者さんは、お客様だよ。
一般の店だって、そんなにへりくだっているわけじゃないんだ。本当は対等なんだよ。
お客様は自分の不足しているところを、店に来て満たすわけで、そのためにお金を払うんだ。
店の方も、店に来た人に商品なりサービスなりを提供して、その対価をもらうわけさ。
考えてみれば医者だってさあ、病気を治してもらいたいっていう欲求を持ってやってくるわけで、僕らが病気を治してあげるということは、店でいうところのサービスと同じなんだよ。わかるよな」

「………分かる気もするけど、納得はできないわ。
じゃあ何、私たちはサービス業なわけ?」

「ああ、平たく言ってしまえば、そんなものだろう。
でもサービス業と違って、僕たちはもっと感謝してもらえるし、だから先生、先生と慕ってきてくれるわけなんだと思うんだ」

「そういうことですね、奥さん」

本田も言った。

田代がうまく奥さんを説得できそうに思った。


                           つづく


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


コンサルティング、ネーミング、コピーライティング、セミナーなどのご相談、ご連絡はこちらまで。
   ↓
k1948f@nifty.com
までどうぞ。


ご相談は24時間365日いつでも対応しています。

お気軽にメールをください。


▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。

お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング


「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)