言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

変わらなきゃ。

2012-02-18 09:49:39 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

驚きました。
朝起きたら、外の景色が白くなっていたんです。
上を見ると青空、下は真っ白。
昨夜雪が降ったのですね。
天気予報では、このあたりは曇りで、南になるほど雪のおそれがあるということでしたが。


さて、橋下大阪市長を中心とした大阪維新の会が発表した「船中八策」へ、既成政党のあちこちから、さらには街頭インタビューなど様々な意見が飛び交っています。

既成政党の皆さんの言うことを聞いていると、すべて“今”の時点でものを言っているということで、皆さん法律を変えなくちゃならないとか、憲法改正をしないと無理だとか、そういう発想でしかないんですね。

でも、あの「船中八策」は、これからというか未来を見据えた地点からの発想で、“今”を対象にしているわけではないということを政治家の皆さんは全然分かっていないというか、“今”しか考えられないというような感じです。

だから打ち出す政策がすべて、後手後手になってしまうのではないでしょうか。

ビジネスというか、企業経営の観点から言うと、その政治家先生たちの意見は、変化を嫌う社内勢力と同じだなあと思います。
○○するには、□□しなければならないからダメだ、といういつものダメだし意見で、明日、未来を全然見据えないものですね。

今がすべていいとは言わないが、変えるのには抵抗がある、という、いつでもどこでも大勢を占める勢力。
そんな気がしてなりません。

あるプランを議論しているうちに、とんがっていたものがだんだんと落とされ、結果まとまったプランを見ると、全然代わり映えしないものになっている。そんな経験はありませんか。

未来から過去の変化を見てみると、そのときの変化はあるとんがったものからでているということが分かります。
もともとの「船中八策」も坂本龍馬が起草したことで、明治維新政府のだいたいの方向も決まりました。
あれがなければ、徳川幕府の代わりに維新勢力がそれに取って代わっただけ、というような政策に近くなっていたことと思います。

変わらなきゃ。
そして未来から今を見るという視点で考えてみると、今しなければならないことというのが、よく分かるのではないでしょうか。
これは自分自身にも言い聞かせることではありますが。


それでは今日はこれで。

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お気軽にお電話ください。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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水ビジネス

2012-02-17 09:20:39 | 観光
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

寒い日が続いています。
今朝もけっこう冷えました。
北風もまだ残っていて、寒い。
でも昨日と違うところは、よく晴れているということ、ですね。
昨日は灰色の雲もけっこう多くて、余計寒さが強調されていましたが、今日は空にぽっかりと浮かんでいるのは、白い雲ばかりです。


昨日の朝日新聞の群馬版を見ていたら、知事の海外(といっても中国、韓国など東アジア)への観光の売り込みの記事が目につきました。いわゆるトップセールスってやつですか。

そして知事のコメントも紹介されていました。
曰く
「群馬県といってもほとんど知られていない」
あたりまえだろって、思わず声に出してしまいました。


日本の中でもその位置さえ知っている人も多くいないというのに、外国に知られているわけがない。
ただトップセールスすればいいんだとばかり出かけていっても、それは税金の無駄遣いに過ぎないのですよ。
日本の中でも知名度の低い方に入る県の、それもさらに名前も知られていない知事が、日本の外に出かけていってのトップセールスだといっても、限界が明瞭に見えています。

それよりもまず地固めでしょう。
まずは自分の住んでいる県内の人々に、群馬の良さをもっと認知させるべきだし、その次に関東の中でもっとよく知られることであり、それから日本国内、そしてやっとアジア諸国へではないでしょうか。

いきなりアジアへ出かけていっても、無理です。
おまけになにかアピールできる特徴のあるものも持たないで、ただ“群馬”だ、“群馬”だ、温泉だ、といったところで、誰も目を向けてくれません。

観光立県を目指しているのなら、それにふさわしいハードとソフトを持たなければ。
草津温泉があるといっても、アジアの目から見れば日本の温泉といえば別府です。
いくら草津をアピールしてもいつまでたっても、それは別府温泉の次でしかないんです。

群馬県でアピールできるものをまず見出し、それを育てなければ。
国際観光はそこからだと思います。

じゃあいったい何があるのだ、お前は何かあるのかと問われれば、私はそのひとつとして「水」があると思います。

次に大きな戦争があるとすればそれは「水」を巡っての所有競争だという説もあるぐらい、「水」の問題は深刻になってきています。

群馬には海はありませんが、山があり、そこで育まれた樹木がきれいな水を蓄えてくれています。
JR東日本でも、新幹線の清水トンネルを掘った際に出てきた水をミネラルウオーターとして販売しています。

豊富に埋蔵されているきれいな水をもとにしたビジネスが、群馬を国内で、そして国際的にアピールするひとつのアイテムになるような気がしています。

そんなことを思った昨日でした。

反論をお待ちしています。


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「サービス向上セミナー」

2012-02-16 08:43:43 | 販売促進コンサルタントの日記
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前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨日は、午前中はクライアント先の社長のお母さんの葬儀に出席し、午後は県庁で行われたセミナーに出ました。

そのセミナーですが、一昨日、県の商政課の担当の方から電話がありました。
当日は少し早めにきていただいた方が駐車場にも楽に駐められますということと、まだ空きがありますので、お知り合いの商業関係の方にも声をかけていただけたらありがたい、ということでした。

しかしこんな依頼は初めてでした。
セミナーへの出席といっても講師ではなく、ただの一受講者でしかないのに、という戸惑いがまず一番にありました。

そして思いました。
よほど出席予定者が少ないのだろうな、と。

おそらく駐車場のことは口実で、依頼したいことは後半の小売り関係者への出席依頼が本音ということだったのでしょう。
これは当日、会場での顔ぶれを見れば了解できました。


確定申告時期に重なっているということもあるのでしょう。
この時期の商業関係のセミナーはしんどいんだなあと思っていました。
このことは、もし自分がセミナーを開催するということであれば、時期も考えなくてはならないなあという勉強にもなります。
まあ中身さえよければあまり関係のないことではありますが。
これって似ているなあと思いませんか。

よく販売の現場の方が言う言葉です。
「この時期は売れないんだよ」

でも商品に力があれば、時期なんて関係ないんじゃないでしょうか。

もちろん時期ということも、マーケティングにおいては大きな要素になる商品というはたくさん存在します。
この時期では学校の制服なんかそうですね。
この時期しか売れません。
他の時期にいくら頑張っても、ニーズがないのですから。

でもそういった季節に左右される商品以外では、売れる、売れないは、プロモーションと商品力にかかっているのではないでしょうか。



さてそのセミナーですが、「サービス向上セミナー」ということでしたが、会場を見渡してみると、黒いスーツ姿の人が大半で、小売業とおぼしき人は少ないようでした。

県の意図とは全然違った聴講者(例えば私のような)が多かったわけです。
内容も、タイトルとは全然違った、どちらかというと、地域をどのように盛り上げて言うかというようなのもので、実例紹介もまさに地域おこしという感がありました。
タイトルとは全然違ったんですね。

まあそれはそれで面白かったわけですが、それなら最初から地域おこしの実例、成功例などといった方が、違った聴講者が集まったのではないでしょうか。

そんな反省をアンケートにも記入しました。

帰り、県庁の外に立つと、すごい北風で、信号待ちをしていたら吹き飛ばされそうになりました。

以前この県庁の歩廊で、お年寄りの方が季節風に倒されて亡くなったという事件もありましたが、それも頷ける風の強さでした。


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接客“術”ではなく、“心”を

2012-02-15 08:58:41 | 接客
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前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は久しぶりに、ほとんど1日中雨でーーといっても小雨程度でしたが、植物にとってはいいお湿りになったと思います。
でも人間としては足もとが悪く、車の水撥ねに注意しながら歩かなければなりませんでした。
夜の散歩時にもなると、工事中の道路がこね繰り返されて、泥で汚れている中を歩くはめになってしまいました。
その道を歩きながら思い出したことがあります。


それは、2年ほど前の、雪の降った日のことです。

その日は、新聞のラテ欄を見てみると、夜の番組で見たいものがなかったので、近所にある書店兼DVDレンタル店にDVDを借りにいきました。
そこで接客されたアルバイトの女の子ーーまだ女子高生か女子大生ぐらいですーーのあるひと言に私はとても感心しました。

DVDの入ったケースを渡されるときに、

「ありがとうございました。今日は足もとが悪いので、気をつけてお帰り下さい」

と言われたのです。

その店は以前からよく利用していますので、他の店員ーー社員を含めてーーの日頃の接客態度はよく分かっています。
みんなある程度、接客がおざなりなんですね。

マニュアルで決められたことはかろうじ行い、挨拶も、一応は大きな声を出していますが、それはただ声を出しているというだけのことで、お客様に向かってきちんと、さらには心をこめてしているわけではありません。
まあだいたい一般的な接客というところです。実際、私はそこでの接客ではあまり期待していません。

ただそこは自宅からも歩いて5分ぐらいの場所で、旧作のレンタルが安く、一度に何枚も借りられるので便利だぐらいで利用しているだけのことです。
ですから何も期待はしていません。

でもその女の子のひと言は、そんな店で言われたもので、余計に胸にしみこんでできました。
マニュアルにはない言葉とでもいうんでしょうか。
マニュアルの挨拶言葉に慣れてしまったわたしの心に、その言葉は響きました。

今まで聞かされたことのない言葉だったので、その言葉は誰かに指示されて出た言葉ではないと思います。
本人が思っていたことをそのまま素直に口から出した、ということだと思います。
だから余計に響いたのです。

挨拶というのは、接客の中でも重要な位置を占めるものです。
挨拶のひとつでその店のすべての接客態度が分かるぐらいです。
それがマニュアルに示された言葉であれば、今のお客様のたいていは悟ります。
いくら丁寧に挨拶されても、「ああ、これはマニュアル通りだな」と。
逆にぎこちなくても、笑顔で、自分の素直な言葉で挨拶されると、心がほんわかしてきます。

あなたのお店ではいかがでしょうか。
社員教育の中では接客術は必須になっていますが、“術”を習うだけでは、接客の殻を身につけるだけで、ほんとうの接客にはなりません。

ほんとうの接客とは、接客する本人の心から出てくる挨拶であり、動作であり、気遣いなんです。
“術”ばかり習わせることに力を入れてもダメだと思います。
もちろん知識としての“術”はあった方がいいでしょうが、ほんとうに身につけさせたいのは、おもてなしの心ではないでしょうか。

その「おもてなしの心」を身につけてもらうには、どのような社員教育がいいのでしょうか?



それでは今日はこれで。
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「ある地方商店街の小さな一歩」<その15>

2012-02-14 10:45:09 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信で、明日はちょっと時間がないので今週は火曜日の配信です)


「ある地方商店街の小さな一歩」<その15>


「いや、まあね。ちょっと腹が立ったときもありましたよ、実際のところ」

村上が言った。

「この野郎、勝手なことを、ってね」

「でも本田さんの言う通りなんだよ」

大艸がその後を継いで言った。

「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」

「ああ、その通りだな」

3人も相づちを打った。

「さてそれはまあ、今度の新しい役員さんたちにまかせておいて。なあ増野さん、こないだからちょっと話してる例のこと、今から本田さんと練ってみようよ」

やっと本題に入りそうだ。

すでに本田の腹の中には、ビールがたっぷり入っていた。



「何でしょう」

「うん。ほら本田さんが以前ちょっと話してたことがあったろ? 店同士が集まって、もうひとつお互い扱ってる商品を持ちよることができる店を作るって」

「ああ、はい、あれですね」

「そうなんだ。俺たちちょっと考えてみてさ、本田さんがお弁当屋さんをやったらどうかって言ってくれた時があったろう。今まで自分たちが扱ってきた商品を持ち寄って作るわけだから、まったく新しく店を作るよりも、予算をつぎ込まなくていいんじゃないかって」

「ええ、コラボ弁当屋さん、のことですね」

「そう、そのコラボ弁当!」

「具体的に聞かせてくれないでしょうか」

田島が身を乗り出していった。

「以前もどこかの講演で話をさせていただいたんですが、空き店舗、それも飲食店を以前にやっていたところをですね、そこをまず借りることですね。
みなさんたちだったらみんな知り合いですから、そういったことでは簡単ですよね。貸す方も、みなさんだったら安心だということもあるわけですから」

「1軒、心当たりがあるんだ」

増野が言った。

「2年ほど前まで洋食屋をやっていた店なんだけどね。その店の清さんという人が、店やめたくなかったんだけど、倒れちゃったんだよ。本人は治ってからも再開したいようだったけど、やっぱりこのご時世だろ。いったんやめちゃうとね、なかなか………」

「その店が空いているんだ」と田島が言った。

「清さんも愛着があるから、今でもきれいにしてあるんだよ。それでね、こないだ本田さんのこともあって、ちょっと清さんに聞いてみたんだ。そしたら俺たちに使ってもらえるんだったら、うれしいって言ってくれてね、それで」

「それで、じゃあやろうよってことで、具体的に進めたいから、本田さんを呼んだわけさ」大艸が後を引き取った。

「清さんもアドバイスぐらいはできるし、自分の名前があるとほら調理師免許が活かせるし、って。もうトントン拍子に話が進んじゃってさあ」

どうだろ、と全員の視線が本田に向いた。

本田も頷いた。



新生満天通り商店街の歴史は、ここから、もしかしたら始まるのではないだろうか。




                                     おわり



(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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「船中八策」から

2012-02-14 09:50:03 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は、もう私などには縁のあまりないバレンタイン・デーですね。
でも朝から曇っています。
目が覚めたときにはまだ雲があったのですが、陽も射していました。
しかし今はもう空はグレー一色です。
予報では昨夜雨か雪が降るということでしたが、どちらも降りませんでした。
今日の予報は夕方から雨ということです。


さて昨日は橋下大阪市長率いる「大阪維新の会」が発表した“船中八策”がマスコミを賑わしていました。
今朝のニュースショーでもその話題で持ち切りです。

その「船中八策」ですが、これはもちろんそのニュースなどでもその度に報じられているように、坂本龍馬が大政奉還後の日本をどのようにしていくかという、長崎から今日へ向かう「夕顔丸」船中で考えた大綱のことです。
坂本龍馬ももちろん考えだしたことですが、彼がそれまでに出会ったさまざまな人たちの考え方を自分なりにまとめて出てきたものです。
その内容は下記の通りです。

一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。
一、上下議政局ヲ設ケ、議員ヲ置キテ万機ヲ参賛セシメ、万機宜シク公議ニ決スベキ事。
一、有材ノ公卿諸侯及ビ天下ノ人材ヲ顧問ニ備ヘ官爵ヲ賜ヒ、宜シク従来有名無実ノ官ヲ除クベキ事。
一、外国ノ交際広ク公議ヲ採リ、新ニ至当ノ規約ヲ立ツベキ事。
一、古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。
一、海軍宜シク拡張スベキ事。
一、御親兵ヲ置キ、帝都ヲ守衛セシムベキ事。
一、金銀物貨宜シク外国ト平均ノ法ヲ設クベキ事。
以上八策ハ方今天下ノ形勢ヲ察シ、之ヲ宇内万国ニ徴スルニ、之ヲ捨テ他ニ済時ノ急務アルナシ。苟モ此数策ヲ断行セバ、皇運ヲ挽回シ、国勢ヲ拡張シ、万国ト並行スルモ、亦敢テ難シトセズ。伏テ願クハ公明正大ノ道理ニ基キ、一大英断ヲ以テ天下ト更始一新セン。

                   (出典:ウイキペディアより)

要は、天皇制のもと、民間から志の高い人を広く登用し、民主政治をすること。外国とは対等につき合おうということ。などなどですね。

さてと、なんで「船中八策」を今日取り上げたかというと、上記にはほとんど関係ありません。
「船中八策」と聞いて思い出したのは、何とこれです。
   ↓


そう、日本酒ですね。
こういうお酒が高知にはあります。
もちろん坂本龍馬の「船中八策」からそのまま借りたネーミングです。

考えごとをするときは、このお酒でも飲んでリラックスして考えてほしいとでもいうところでしょうか。

ずいぶん前になりますが、高知に旅行に行った人からお土産としていただいたので、よく頭に残っていたのです。
お酒そのものをあまり晩酌として飲まない自分ですので、ちょっと飲んだ後、もったいないことに料理に使ってしまいましたが。


さて話はこれからビジネスの話になります。
その「船中八策」を自社の日本酒にネーミングとして採用したとき、果たしてその人は、今のこの「船中八策」ブームを予感したでしょうか。

坂本龍馬を主人公としたドラマや映画が作られるときに少しはそのネーミングは広まるでしょうが、それ以外はやはり基本的にはその地域で飲まれ、ちょっとしたお土産品として旅行客に買われていくだけでしょう。

しかし今の世の中、ひょんなことからその名前が喧伝されることがままあります。
今回の騒動はまさにそれですね。


ネーミングというのはとても大事です。

人の名前にしてもそうですが、名を付けられることによってそれが存在を始めるわけで、名がないということは、逆に言うと存在していないのと同様です。

「言霊」という言葉があります。“言葉の魂”とでも言うんでしょうか。
名前を付けられるとそのものに「言霊」も入ります。

その「言霊」によって、そのものの行く末や最期が決まるというのは極言ですが、ある意味そういったこともあると思います。
ネーミングはそこまで考えてつけるべきものです。

この「船中八策」という日本酒のネーミングをつけた人は、地元の偉人坂本龍馬の偉業をたたえ、自ら生み出した商品にその名を冠したのでしょう。
その魂が、あるときこうして意外なところから実を結んだのではないでしょうか。

果たして大阪維新の会による「船中八策」と日本酒の「船中八策」がそのまま結びつくとは思えませんが、インターネットで「船中八策」を検索すれば、必ずこのお酒も検索されます。
そうして気がつくと、日本中から注文が殺到するということもあり得るわけです。

そういう僥倖もなきにしもあらず。
あなたも自社商品のネーミングをつける場合は、そういった地元の偉人の業績も参考にしてみませんか。


さて今日はバレンタインデーで、チョコレートが飛ぶように売れるでしょうが、どうして「バレンタイン」というネーミングのチョコレートがないでしょうか。

あまりにもベタ過ぎる?
バレンタインデーにしか売れない?
いや、そんなことはないと思いますよ。


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コピーライターになりたいか<44>「賞に挑戦しよう」

2012-02-13 10:08:19 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第44回目です。

44.賞に挑戦しよう


わたしは、プロになる直前に「宣伝会議賞」に応募し、コピーライターとして実際に仕事を始めたときに、それが奨励賞という形で2点同時に受賞することができました。

「宣伝会議賞」は、コピーライターなら誰でも知っている有名な賞で、金賞をとるとなんと100万円も貰える、コピーライターの登竜門として、コピーライターなら必ずといっていいほど挑戦しているコンテストです。

有名どころでは、糸井重里さんが駆け出しの頃金賞を受賞して、それをきっかけに飛躍しました(もちろん才能があったからですが)。

わたしも金賞ではありませんが、奨励賞を2点同時に、それもプロダクションに入ってすぐに受賞したものですから、一目置かれたし、それがとても励みにもなりました。
だいたいの自分の力どころが分るというか、それがひとつの尺度として生きてくるのです。

履歴書にも受賞歴として書けます。

まだ挑戦したことのない人はぜひともチャレンジしてみてください。
(毎年夏頃から秋にかけて課題が発表され、翌年の3月頃に発表があります。今年ももうすぐ発表になりますね)

また宣伝会議賞以外にも、コピーライターが試してみたいコンテストはあります。
その代表はラジオの文化放送でやっている「ラジオCMコピー大会」でしょう。
これは20秒のラジオCMを作るもので、募集はだいたい宣伝会議賞と同じ夏の終わり頃からで、発表は翌春です。
その模様は特別番組で実況中継されます。

上に挙げたふたつの賞が一番権威があって、箔がつくものです。

「ラジオCMコピー大会」にもぼくはチャレンジしたことがあります。
そしてたった1回だけですが、最終審査ーー実際に制作されて、番組の中で流されますーーに残りました。

最終審査になると、文化放送からはがきが来ます。(今はどのような連絡方法か知りませんが)
審査当日の居所と受けられる電話番号の確認です。
会社には内緒で応募していましたので、仕事を休むわけにも行かず、さらには、クライアント先にどうしても出かけなくてはならない用もあり、結局自分の作った作品を聞くことができませんでしたし、審査員からどのような批評をされたのかも分らず、賞をもらうこともできませんでした。

連絡がなかったので、落ち込みました。
しかしよく考えてみると、そこまで残ったということはたいしたものだとも思いました。
1クライアントにつき3作品がノミネートされます。その中のひとつに自分のものが選ばれたのですから。

それ以来挑戦はしていませんが、ぜひともまたチャレンジするぞと意気込んでいます。
入賞すればたぶん最年長受賞となるのではないでしょうか。


いかがですか。これも読んでいるあなたも、もしまだチャレンジしたことがないのなら、やるべきです。

最初にも書きましたが、あなたのコピー力の試金石になることです。
それに結果的に受賞しなくても、日頃の、思いきったコピーが作れないという鬱屈をはねとばすような、自分なりの面白いコピーが作れるのですから。

賞に挑戦するのも勉強、経験のひとつなんです。
自分の好きなクライアントが選べて、好きなことを書けるわけですから。
欲求不満の解消にもなります。
思いっきり自分の思いのたけを書きましょう。
自分が恋いこがれている人に書くラブレター、ラブメールのように、この際思っていることをぶつけるいいチャンスです。

これらの賞以外にも、探せば小さいながらもたくさんあります。
雑誌の「公募ガイド [雑誌]」でも探せます。
どんどんチャレンジして、自分の力を試してみましょう。
チャレンジすればするほど、きっとあなたのコピー力も上がるはずです。
ただ単に勉強しているのではなく、れっきとしたクライアントがいて、受賞すればそれが実際に使われるのですから。

 ★★ 落ちて もともと  落ちて もともと ★★

一発、やってやろうじゃないの。その意気込みがほしい。

それが次の力になるのです。

<45>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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出戻り社員は進んで採用しよう

2012-02-13 09:58:28 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝はまだ晴れていますが、夕方から夜には、雨か、もしかしたら雪になるかもしれないという予報です。

いつものようにゴミ出しで外に出たら、やはり冷たい空気が顔を包みましたが、おやという感覚にもなりました。
冷たいことは冷たいのですが、真冬の肌を突き通すような冷たさではないのです。これがもしかしたら春の気配なんでしょうか。

川にはいつもの(?)2羽の鴨が、羽根を休めていました。


私がまだ広告制作会社に勤めていたときの話です。

あるとき一人のデザイナーが辞めたいといってきました。
彼は勤めてから1年ぐらいなんですが、けっこう才能もあり、デザインの他にもコピーライターとしても使えそうなので期待もしていたのですが、突然の告白です。

この会社では単純なデザイン作業というよりも、チラシのデザインが多いので、もっとクリエイティブなことがやりたいという気持ちらしいです。

私などから言わせれば、地方の広告制作会社で、ある程度の規模で(その時分での会社の年商は3億円以上ありました)生きていくには、やはり飯の種としてはチラシ依存が高くなります。
はっきり言ってチラシはそれほど粗利がなくても、1回出せばそれで終わり、次にチラシを出すとなったら、まただいたいいちから始めるわけで、おいしい仕事には違いないんです。

リーフレットやカタログといったクリエイティブ性の高い仕事は、一度やると、速くて1年、だいたいは3年後ぐらいにしか印刷というか増刷りの依頼が来ないし、来るのはいい方で、ほとんど1回きりでその仕事が終わってしまいます。

その点、チラシは一度扱うと数回、あるスーパーでは、何十年にも渡って担当できるわけで、経営安定にもいいんです。

まあそんなわけで、彼には、辞めない方がいいよと説得しましたが、辞めてしました。
辞めるときは円満退社でしたので問題はひとつもありませんでした。


そうして半年後ぐらいでしたか、ある夜、会社に訪ねてきたのです。

そのときは他の社員はすべて帰っていて、わたしひとりしかいませんでした。
社長は出かけていますし、専務も取引先の販促会議に出席していました。

どう新しい仕事先は、などと世間話を始めたのですが、何だか腹に何か持っているようで、浮かない顔つきです。
そうしてしばらくして話しだしたのは、もう一度この会社で働きたいということでした。

やはりこの会社以上のクリエイティブな仕事をさせてもらえなかったようですね。
世間というものはそんなものです。
隣の芝生は青く見えるんです。

私個人的にはよく戻ってきたなあという思いで、才能もありますので、早速専務に話し、専務から社長にと話は伝わりましたが、この社長は、一度自分から離れていった人間を絶対に認めないという主義なんですね。

かわいがってやったのに裏切られた、という感覚なんですね。

確かに自分が気に入って雇った人にはとことんつくしますから。
私などもその一人で、雇われた数日後から会社の車を通勤に使わせてもらうようになりましたし、住むところも斡旋してもらいました。
夜にはよく飲みに連れて行ってももらい、かわいがってもらった一人です。

だめというにべもない回答で、彼はしゅんとなっていました。
その後一念発起したのか、自分で始めてしまいました。
それが良かったのかどうか、分かりませんが、この会社にとっては損失だったような気がします。



こんなことを書いたのは、ある本を読んで上記のことを思い出したからです。
その本とは、「たった三行で会社は変わる―変化と行動の経営」という株式会社サトーのCEO、藤田東久夫氏が書いたものです。

その中に、会社を辞めたいという人には、喜んで送り出す。そうしてその人がまたこの会社の世話になりたいといってきたら、よく戻ってきた、歓迎するといってまた雇うということです。

ちょっと長くて著作権違反にならないようにと祈りますが、引用します。
「一度退職した人を二度と採用しないという不文律を持っている会社の方が変だ。脱藩者じゃあるまいし他藩の費用で武者修行してきたと思えば実にありがたい話だ。受け入れないという方が、いじめを誘発する仲良しグループのようで危険に映る。
あるとき展示会場で競合他社の展示ブースにいた元社員を見つけたので、「そんな所にいたのか。どうだ、そろそろ戻ってくるか」と声をかけたら果たして戻ってきた。「私には他にやりたいことがあるので」と言って去った女子社員も、1年足らずで「サトーでもう一度頑張りたい」と戻ってきた。皆一様に以前よりもずっと前向きに働いてくれる。」

というものです。

そうなんですよ。わざわざ他所の会社の費用で修行をしてきてくれたと思えば、ありがたいですね。
近頃では、会社の貴重な利益から費用を捻出して高いセミナーなどにも出させなくはなりませんが、他社で生きた経験を他社の費用でしてきてくれる人というのはありがたいものなんだと考えると、どんどん採用すべきでしょうね。

いかがでしょうか。



それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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民間の小さな力を結集すれば

2012-02-12 10:42:25 | 生き残るということ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は少し雲が多いようで、時々陽が陰ります。
何だか薄ら寒いような天候です。
外には出たくないなあと思わせる空です。
昨日は寒かったのですが、陽の光が気持ち良さげに溢れていましたが。


昨日の夜、NHKで被災した町の信用金庫のドキュメントを放送していました。
被災した企業への融資を巡って、メインバンクである銀行と信用金庫の戦いとでもいうような内容でした。
何だか一編のドラマを見ているような緊迫感がありました。

当初追加融資を断っていた銀行が、信用金庫の担当者の努力で政策金融公庫からの融資が受けられるようにした途端、銀行側が手のひらを返したように、うちがメインバンクなんだから、その融資はうちがやると言い出し、それに企業が難色を示すと、すぐに今までの融資を全額返還するようにという横やりを入れ、自分たちは努力しないでいい目を見ようとしたときに、信用金庫側は理事長の「地域の火を消すな」というひと言でその債券まで引き受けるという今までに例のない融資を決定します。

工場も機械もすべてなくなった企業からの、再建のための融資依頼を断ったときの銀行の企業への答えは、「もしあなたが今融資の担当者だとしたら、融資できますか」という冷たい言い方でした。

しかしうまく行くようになると、その企業に今まで20年以上に渡ってつき合ってきたのは自分たちだからという論理で、横やりを入れてくる。

知り合いのある経営者も言ってました。
銀行は、こちらに余裕があるときには金を借りてくれと言ってくるが、余裕がなくなってくると、金を返せと言ってくる。できればあまり付き合いはしたくない」
バブル崩壊後の銀行の貸し剥がしは夙に有名になりましたが、今でもそれが続いているようです。

まあ銀行には銀行の論理があるでしょうが、もう少し相手の立場に立った未来を見据えた融資を考えてほしいなと思います。
ちょっとの融資で生き返る企業だってたくさんあるんですから。

さらに考えてみると、銀行にとって融資先は利益を生み出す元ということでは、お客様なんです。
お客様を大事にしない企業は、長くは存続できないのではないでしょうか。

企業からすれば困っているから借りにいくわけで、繁盛しているときに借りにいくバカもいません。



この被災地の企業再建の資金問題では、国も資金を投入して企業再建策に力を入れていますが、もっと民間からの投資を呼びかけてはどうでしょうか。

この被災地救援プログラムを手がけている投資会社もあります。
ここでは一般の方に小額の投資を呼びかけ、けっこうな資金を集めています。
この形態がもっと広く知られるようになれば、もっともっとひも付きではない資金が集まるはずです。

以前には、ある子どもの心臓手術のために必要なお金が足りないということをマスコミがこぞって報道した際には、数千万円という浄財が集まったこともあります。

被災地応援資金は、被災企業がまた操業を始めると戻ってきますし、その企業の製品もプレゼントされるという特典もあります。
その企業の製品のファンならそういった形で応援することも可能なわけです。
そのシステムをもっとマスコミは報道してほしいなと思います。

私もたった1企業へ、わずかすぎるお金ですが、そのシステムを利用しています。
こちらです。
ミュージックセキュリティーズ


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何のためのチラシ?

2012-02-11 10:54:32 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今日のブログアップは少し遅くなってしまいました。

朝から空は晴天ですが、ちょっともくもくしたくもが多く出ています。
昨日も雪雲っぽい雲が北の空からはぐれてやってきては、たまに青空を陰らせていました。
今朝も冷たい朝を迎えました。

インフルエンザウイルスも今ピークを迎えて、活動しているようです。
あなたはお元気ですか。

あ、そういえば今日は建国記念の日ですね。
祭日ですが、あまり関係のない土曜日ですね。
残念でした。


さてと、今朝の話題は?
これといってないので、私が広告制作会社に入りたてのときの話でもしたいと思います。
一番最初にやった仕事らしい仕事は何だと思いますか?

それは、それは………穴掘り、です。

ある建設会社の建て売り住宅のチラシを制作していたので、その分譲地の案内看板も立てるということになったわけです。
これは本来看板屋さんの仕事ですね。

しかしその頃はまだ看板屋さんなどのおつきあいがなかったらしく、看板までデザイナーがラフを元に手書きでベニヤ板に直接書いていました。
それだけ受ける仕事も少なかったのです。
そのころでは、小さな市に、印刷会社でもなく、独立して一人でやっている事務所でもなく、デザイナーも営業もいる広告制作専門会社というものが存在するだけでも奇跡でしたから。

そうしてできあがった看板を、今度は社長と私二人で立てにいったわけです。

最初は、専門の業者さんが立ててるのを自分たちは見ていればいいのではと思っていたのですが、看板を積んだトラックで現地に行っても誰もいません。
いやな予感はすぐに的中しました。

社長は「ここだ」と言いながら、一緒に持ってきたスコップでいきなり地面を掘り始めたのです。
少し掘ると今度はもちろん私の番です。
他に誰もいませんから。

そんなこんなで、二本の穴を掘り、風で倒れないように処置をしたのかどうか覚えてはいませんが、無事に看板は立ちました。


数ヶ月後、住むアパートを変えた私は、毎日朝晩その道を通るようになり、その看板を見るたびに、そのときのことを思い出していました。
数年はそこに立っていたと思います。
見るたびに、ああ、あのときは自分たちでここまでやったなあという思いがよみがえってきたことも覚えています。

それ1回だけで看板の穴掘りはしませんでしたが、最初はコピーライターとして入ったのに、何で穴掘り? とそのときは思いましたが、身体を使って広告物を作るということでは、それが原点という気もしています。

その頃受けたチラシ制作では、印刷されたチラシを各新聞販売所に配るも、自分たちの手でやっていました。
まだ今のような折込センターなどなかった時代です。

たった1枚の軽い紙も、1000枚、2000枚とまとまると、とても重いことも実感として分からせてもらえました。


毎日新聞に折り込まれてくるたかがチラシですが、それを精魂込めて私たちはデザインし、いいコピーを選び、印刷し、というように多数の人間の手を経て作られていくものなんだということ。

そしてそのたった一枚のチラシではありますが、そこには出す人の思いもいっぱい詰まっているということ。
そういうことも無言で教えられました。

ですから、もしチラシを出したいというのであれば、いったいどういった思いで、どんな目的で出すのかということを、しっかりと自分で意図を明確にして出していただきたいですね。

もちろん何となく出すというような方もいらっしゃらないでしょうが、毎日折り込まれてくるチラシを見ると、その中には、どうして、何の目的でこのチラシをわざわざ出したのだろうというような意図のはっきりとしないチラシにもよくお目にかかります。

もったいないですよね。
たくさんのお金を使って、ただ新聞屋さんを儲けさせているだけのようなチラシを出すのは。




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ニッパチはチャンス

2012-02-10 09:38:42 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝からよく晴れていますが、寒~い!
昨日も晴れてはいましたが、雪国に雪を下ろし忘れたような黒い雪雲が、時おり北西の空の方から姿を見せ、陽を遮っていました。
北風も身体を突き刺すような冷たさで、ちょっと車から降りるときでもぶるっとくるような寒さでした。
今日も同じような天候が続くのでしょうか。


さて、小売業で以前からよく言われている言葉があります。

「ニッパチ、いわゆる2月、8月は売れない」というものです。

消費がどうしても全体的に落ちるというんですね。
まあそれはそれで、波は何にでもあるもので、しょうがないことではあります………。

と言ってしまっては、おしまいなんです。

皆さんのほとんどは、その言葉に逃げてしまって、2月、8月の売上低下の原因を根本的に探ろうとはしないんですね。

理由は分かってるって言うんです。
2月は12月、1月の消費拡大からくる反動で、どうしても消費者は消費を押さえてしまうんだ、と。
8月も同様に、7月のボーナス商戦で緩んだ財布の紐が固くなるからというわけです。

でも人は2月も、8月も同じように生きて暮らしているわけです。
眠っているわけでも、もちろん死んでいるわけでもないんです。
生きて動き、働いています。

人が動くとそこに消費が必ず発生し、経済活動が生まれます。
そこに目を向ければ、自社の商品がどのようにすればニッパチでも売れるのか、という疑問から答えも出てくるのではないでしょうか。

以前にも書いたことがありますが、雨が降ったら、お客様は少ないと嘆くよりも、どうしたら雨の日にもお客様が喜んでやってくるのか、それを考えよう、と。

雪の日も同じように、足もとが悪い中、お客様はどうしたらこの店に足を運んでくれることができるのか。

まあ今の雪国のような豪雪の状況下では、道路事情からしてもなかなか難しいことですが。
しかしこのあたりから南の方は雪なんて1年に数度しかないんですから、逆に考えてみると、興味深いイベントとしてとらえることもできます。
(雪国の困っている方がたには申し訳ないんですが)

要するに消極的に考えるか、積極的に前向きに目の前の現象をとらえるかの違いだけなんですね。

あなたはいかがですか?


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アイデアの源は?

2012-02-09 08:37:46 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝からよく晴れていますが、寒いです。
ゴミ出しで外に出ましたが、頬に当たる風の冷たいここといったら、もう。
でも鴨たちは今朝も元気に、水の上に泰然とした様子で浮かび、時おりオレンジ色の足をゆらせてその位置を保っています。


さて、2、3日前、ある大学生の方からメールをいただきました。
Iさんといいます。
このブログを読んでくださっているということです。
まさか大学生が読んでいたとは驚きです。
だいたいが小さな企業と、小さな街の商店の方に主に向けて書いているものですので、言い方もそのようになっていますので。
まあ、ありがたいことです。

でも、その方、自分の名前を名乗らないで、販売促進のことでお聞きしたいということなんですね。
(まあこのブログを読んでくれているということですから、今日も読んでくれているのかなとは思いますが)
しかし、こういうときはまず基本的な礼儀として、名前や所属大学名など最低限のことは名乗るべきではないか、これから社会人になろうとしている人にしては礼儀が欠けているとメールしました。

すると折り返し、申し訳ございませんと再度メールが来ましたので、問い合わせの件については、ある程度のことは答えておきました。

その学生さんは、今現在就活中の会社が、学生を集めてグループワークをするので、その中で出されるテーマについて、私にアドバイスが欲しいということなんですね。内容は、その会社の扱っている商品の販売促進についてでした。

こういうことは、ちょっとしたヒントだけで、後は自分で考えることに意義があるので、大まかなヒントだけを答えてメールしましたが、ほんとうのことを言うと、説教臭くなりますが、そういったことはその場で自分で考えられることを発表するというのが、企画力を増すための訓練になります。

しかし企画というものは、その場で与えられたテーマについて、もともと何もなければ、いくら頭をひねっても全然考えられません。
それはどんなに企画の天才でも難しいものです。

じゃあどうして一流の人は、ぱっと行って、その場でぱっと企画を、それも斬新な企画を考えることができるのでしょうか。

それは日頃からそういう訓練をしているからです。
そういったことがよくあるため、その場ですぐに答えられるように、スピードを重視していますので、日頃からアイデアを蓄積しているからです。

じゃあそのためにどんなことをしているのか?
それは人によって違いますので、これがそうだという答はありませんが、私は広く浅く、好奇心を伸ばしてということで日頃からやっています。

車で走るときは道路の看板に目をやり、前を行く車のナンバーで言葉遊びをやり、ラジオ(民放のおしゃべりが多い番組)を聞き、信号待ちや渋滞のときには文庫本を開いて読む。

テレビではお笑い番組や固い報道番組やニュース、ドキュメント、さらにはドラマを見て、気に入ったフレーズや面白いアイデアなどはノートにメモをしておく。

寝床やトイレタイムにもハードカバーを読み(文庫は基本的には出かけるときに読みますので)、気に入った部分、フレーズには付箋を貼り、読み終えたらその部分をMacにメモり………といったことを日頃からやっています。

そういうことをやっても、私のような凡人ではなかなかいいアイデアはでてきません。
ですから、日頃からそういったこともやらないで、アイデア、アイデアといったところで、出るわけはないのです。

よく例えに出されるのが「氷山」ですね。
氷山は海の上に出ている部分が小さくても、海中にある部分はとても大きい、ということです。
その大きい部分がないとダメなんだということですね。

そうやって蓄積したさまざまなかけらのほとんどは、だいたい役に立ちませんが、それでもそんな中からでないと、素晴らしい究極のアイデアも出ないということです。

本をたくさん読み、テレビや映画、DVDを見、ラジオを聞き、人が話していることも耳にする。
自分の周りにアイデアの元は無限に広がっています。

そして、いいアイデアとは組み合わせであり、ちょっとしたアレンジでもあります。
まったく今までにないアイデアというものはありません。
どんなに素晴らしいアイデアも、他の何かを参考にして、いろいろな、今まで考えられなかった組み合わせやアレンジから生まれてくるのです。
それをクリエイティブワーク(創造=想像力を養う訓練と実務)と、クリエイターは呼んでいます。

Iさん、いかがでしょうか。
これがほんとうの答のような気がします。


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「ある地方商店街の小さな一歩」<その14>

2012-02-08 09:30:58 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方商店街の小さな一歩」<その14>


新理事長や他の役員が決定し、方針が決まったところで時間も相当使ったので、閉会になった。

次回の会合にも本田と前理事長の田島やその他前理事たちは、オブザーバーとしてしばらく出席することになった。

本田は企画や販促のアドバイザーとして、その他は議事進行やその他運営についてその都度アドバイスすることになっていた。

その日は、時刻もすでに夜中に近かったので、お開きになった。


翌日、田島から本田に電話があった。

「本田さん、昨日は、というか、今日は遅くまでありがとうございました」

「いえ、だいたい私が目論んでいた方向になんだか踏み出していくような気がして、ちょっとうれしいですね。少し興奮してよく眠れなかったです」

「はは、自分で爆弾を投げこんでおいて。よく言いますよ」

「いや、あ、まあそうか。そういうことになりますかね」

「ったく。こんなときは関西弁では、ようやりまんなあ、ほんま、とでも感心するところですかね」

「まいりました。田島さん、朝から厭味ですか」

「いえ、滅相もない。ーーーそれで、昨日のお礼といえば聞こえはいいですが、ちょっと今晩は飲みませんか。おごりますから」

お酒の誘いだけではなさそうだ、と本田は思った。

田島の口調の裏には何かあるな、と電話口で感じた。

「わかりました。それじゃ遠慮なくごちそうになります」



「実はちょっと相談があるんだ、本田さん」

生ビールで乾杯をしてからしばらくは、昨日の話題で当たり障りのない話を続けていたが、ちょっと話が途切れたところで田島が急に改まり、本田の正面に向き直って話しはじめた。

すると、どこに座っていたのか、他の、本田からは見えないテーブルに座っていたらしい2、3人が、こちらのほうのテーブルにやってきた。

あらためて彼等を見ると、それは青果店を営んでいる大艸と、鮮魚店の増野、それに雑貨店の村上だった。

いずれも前理事たちだ。

本田は、もしかしたら昨日突然やめさせられた前理事たちのいやがらせか、と一瞬思って身構えたが、彼等の顔つきから見るとそうでもなく、それぞれの顔には微笑があった。

「本田さん、昨日はどうもおつかれさまでした。それにありがとうございました」

田島以外の3人はまだ立ったまま、本田に軽く礼をした。

「あ、いや、そんなこと………ないです」

本田はちょっとうろたえたが、すぐに気を取り直して「いや、あの、もしかしたら、ここでみなさんにとっちめられるのかなって、あちらから立って見えたときには怖かったですけど、顔を見て安心しました」

「わっははははっ」

5人が、その言葉でいっせいに笑い出した。


<15>へつづく。

(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

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言葉が浮き彫りされるときが危機だ

2012-02-08 09:24:58 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜から北風が強くなり、今朝もまだ強く吹いています。
それにつれて寒くなりました。
次の寒波がやってきたようです。
今朝はまだ雨模様の雲と青空がせめぎ合いをしていましたが、だんだんと青空がそのスペースを徐々に広げてきています。


最近というのでもないんですが、よく「モノづくり」という言葉がマスコミで言われるようになりました。

しかしもともと日本の工業はその「モノづくり」が得意で、さらには、いい技術で工夫をこらした製品を世界に先駆けて作ってきたことで、先進諸国に負けない工業製品を生み出してきました。
でもそういった盛んなときには「モノづくり」なんて言葉は聞かれませんでした。

最近になって「モノづくり」「モノづくり」と、日本はいい製品を作っているんだと声高に言わなければならなくなってきたようです。
そのことは裏を返せば、「モノづくり」が危機的な状況にあるということです。

少し話を変えますが、同じように最近、特に昨年から言われるようになった言葉に「絆」があります。
これも必要と感じるようになったから言われるようになっただけで、ということは、最近ではその「絆」が薄れてきていたということの裏返しではないかなと思ったのです。
昔はもっと、人々とのつながりは地域共同体の中で強固でした。
それがなくなってきたから、あえて口にしないことには、そのつながりが感じられなくなってきたということです。


「日本のモノづくり」にも、同じことが言えるのではないでしょうか。

声高に叫ばなければなくなっていくという危機感が、言わしめている言葉です。
なぜそれほどにも「モノづくり」と言わなければならなくなったのでしょうか。

それは安い労働力を求めて、所得水準の低い国へと製品づくりをシフトしていった日本の経営者の責任です。
そこにはもちろん商品をできるだけ安く販売し、マーケットでの優位性を保とうとする企業の論理が働いていますが。

“ダメになったから言葉にして(助けてくれと)叫ぶ”、単純に考えればそういうことですね。

そうして注意を促すということ、というよりも、悲しい叫びだということもできますね。
そんなことを声高に叫ばなくても中小企業が自身の技術で生きていくためには、どういったことが必要なんでしょうか。

バカなわたしには問題提起はできますが、その解決策は浮かびません。

でもひとつだけ言えることは、いい加減に日本に帰って来いよ、といいたいですね。
海外の安い労働力を当てにしていると、どんどんと深みにはまっていくだけのような気もします。

労働生産性が上がっていくと、その国の所得も上がり、賃金も上がっていきます。
かつての日本がそうであったように。
そうなるとまた水準の低い国を求めていくのですか? ジプシーのように。

それよりも今以上に商品力を強くしていく方向にそろそろ向かうべきではないでしょうか。


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確定申告で思い出すこと

2012-02-07 09:48:20 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


朝から雨です。
こんなことはもう2ヶ月以上なかったことですね。
千葉ではすでに15℃を超えたというニュース報道もありました。
でもこちらは関東地方でも北部なので、冷たいです。
でも樹木や花には潤いになりますので、助かります。
晴れても欲しいけど、適度な雨もないと困る。
適度な循環こそ潤いをいつまでも保つコツですね。

それは企業経営にも言えます。
適度な新陳代謝と変化し続けること。

今週から確定申告の受付が始まりました。
私もしなくちゃならないのですが、データをもう一度見直して作成にかかります。

確定申告で思い出すのが、昨年の大地震です。

確定申告に出かけたのが3月11日の午後。
無事手続きも終わり、駐車場のビルを2階まで降りたところで、前が詰まってストップしてしまいました。

なかなか動く気配もなくイライラしていたら、ゆっくりとビルそのものが震動を始めました。
最初はこのビルも相当古いので、車が動くたびに振動するんだなあと思ったのですが、それにしてはおかしい。

揺れます。
これは地震だと思ったら、ヤバい、このままこのビルが倒壊するじゃないか、倒壊したらもう逃げ場もない。
今いるところはちょうど出口に近い暗いトンネル内。一番逃げ場がないところだ。

崩れる兆候があったらすぐに車を飛び出そうと考えながら、早く前が動くことを念じていました。
揺れが収まると、ちょっとずつ動き出し、明るいところに出たと思ったら、次の揺れ。

たくさんの人が外に出て、揺れるビルの上を見ています。
今度は、ヤバい、この車の上にコンクリートの破片でも落ちてきたらいちころだ。
早く出なくちゃと思いながらもやっと揺れも収まり、車も道路に出ることができました。

幸いその駐車場のビルもまだそのままの状態で今もありますが、あれほど恐い思いをしたことはなかったですね。

今年も同じ会場であり、駐車場もまたそこを利用しないといけないのですが、ちょっと恐いですね。

今日はビジネスの関係のない事柄になってしまいましたが、済みません。

それでは今日はこれで。

の前に、済みません。ひとつ訂正します。
昨日書いたブログの中でなら東大寺のお水取りの日付が3月11日となっていましたが、後で調べた結果、3月12日の夜の間違いでした。訂正させていただきます。(思い込みって恐いですね)

それでは今日は、ほんとうにこれで。

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