ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

理想の睡眠時間を手に入れるには

2021-03-27 10:28:16 | 自然
健康のために必要なものが食事と睡眠であるというのが私の持論で、このブログでも何回か書いています。

今回はその睡眠について最適な睡眠時間の話です。この必要な睡眠時間というのは個人差が大きいようで、私の知人は1日3~4時間程度で十分という人もいました。

私は現役時代は平日6時間もなかったため、休日に寝だめをするという生活を続けていましたが、これは悪い事とされています。

引退してからは十分時間がありますので、8時間睡眠程度に目覚ましをかけていますが、どうも7〜7.5時間ぐらいで自然に目が覚め、目覚ましが鳴るまで猫を触ったりしながら布団の中の楽しい時間を過ごしてから起きています。

睡眠時間と死亡率の関係は古くから色々な研究が行われています。もっとも大規模なものが1980年代のアメリカカルフォルニア大学の100万人規模の調査があります。

この結果では最も死亡率が低い睡眠時間は6.5〜7.5時間で、それ以上およびそれ以下の時間眠っている人は寿命が短くなる傾向にありました。しかも長く眠っている方が問題で、7.5〜8.5時間以上の睡眠時間を取っている人は、死亡率が20%も高くなっていました。

また日本でも同じような結果が出ており、名古屋大学の研究では40〜79歳の男女約10万人を10年間にわたって追跡調査しています。対象者の平均睡眠時間は男性では7.5時間、女性では7.1時間でした。

死亡率が最も低かったのは男女とも変わらず睡眠時間が7時間の人たちで、7時間よりも短い人も長い人も死亡率が高くなる傾向が示されました。なぜ睡眠時間が長い人の寿命が縮まってしまうのかは原因がはっきりしないようです。

長く眠る人は何らかの健康上の問題を抱えている可能性が指摘されています。自分に最適な睡眠時間を知る方法として、睡眠時間と目覚めの感じを記録すると良いとされています。

ただし睡眠は量だけではなく質が重要とされていますので、睡眠時間だけを知ってもあまり意味はないかもしれません。この質を高めるためには、寝室の環境を整えることが重要です。室温は16〜28℃、湿度は50~60%に調整してなるべく暗くします。

また厚手のカーテンや二重窓などは質の良い眠りに効果的なようです。布団に入ったら翌朝に起きる時間を強く意識する「自己覚醒法」が深層心理に働きかけて予定時刻に目覚めやすくなるようです。

また毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるというのが理想ですが、現役の忙しい人にはなかなか難しことかもしれません。このところ私は寝る前に軽く酒を飲んでいますが、これはあまり良くないといわれていますがやはり寝つきが良くなることは確かなようです。

結局はその人に合った睡眠法を取ることが質の良い睡眠には重要なのかもしれません。