ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

全仏オープンテニスついに決着

2021-06-15 10:28:56 | テニス
2週間にわたって開催されたグランドスラムの全仏オープンテニスもついに決着しました。

女子は大波乱の大会となり、前回書きましたようにベスト8のなかにトップシードは第8シードのシフィオンテクしか残っていないという状況となりました。私は昨年19歳で優勝したこのシフィオンテクを応援していたのですが、残念ながら準々決勝で敗れてしまいました。

その結果決勝戦は32位のロシアのパブリュチェンコワと33位のチェコのクレイチコバとの対戦となりました。これはフルセットの戦いとなったのですが、残念ながらまるで2回戦あたりの試合を見ている感じでした。

2人とも6試合を勝ち上がってきたので、それなりにうまいはずですが、それほど素晴らしいショットもなく、ミスが多いとても決勝戦とは言えないような試合でした。結局クレイチコバが2-1で勝利し、初優勝となりました。

面白かったのは女子ダブルスで、決勝には応援しているシフィオンテクペアと、シングルス優勝のクレイチコバペアとなりました。女子ダブルスは雁行陣で(一人が後ろで一人が前)打ち合うことが多く、ボレーやロブも飛び出しシングルスには無い面白さがありました。

この決勝戦はクレイチコバペアがストレートで勝ち、優勝しましたが、なんとクレイチコバは単複優勝という快挙を成し遂げました。

さて男子は若手のボトムハーフとレジェンドと言えるトップハーフに分かれましたが、若手組は準々決勝でチチパス対メドベージェフとなり、この試合はストレートでチチパスが残りました。

準決勝はこのチチパスとズベレフの対戦となりましたが、これはすごい試合で両者譲らず5セットまでもつれこみました。結局3-2でチチパスが勝ったのですが、執念が勝っていたようでした。

もう一方のナダル対ジョコビッチも本当に熱戦となりました。力が拮抗している両者ですので、毎回のようにジュースまでもつれ込む様なすごい試合となりました。結局ジョコビッチが3-1で勝利しましたが、最後はナダルがやや疲れた感じでした。

そして決勝は22歳若手代表のチチパスと34歳のNo1ジョコビッチとなりました。試合開始直後からチチパスのミスの少ないテニスが光り、2セットを連取しました。ついに若手の時代になったかと思っていましたが、ここからのジョコビッチのいわば執念が出てきました。

3セット4セットを僅差で取り、ファイナルセットにもつれ込みました。両者とも長い準決勝を戦っているのですが、やや疲れは見えるものの勢いは衰えず素晴らしい戦いとなりました。結局うまさが若干勝るジョコビッチが競り勝ち、ツーセットダウンからの逆転勝利で優勝しました。

まだまだジョコビッチ、ナダルの時代は続くのかもしれません。この2週間はテニス漬けとなりましたが、本当に楽しい2週間でした。