ごっとさんのブログ

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ヒトの寿命がどんどん延びている意外な理由

2024-08-23 10:32:47 | 
私は現在77歳ですが、67歳まで現役を貫き引退してからの10年はあっという間に過ぎたような気がします。歳をとるると1日が長くなり、1年が短くなるというのは本当の感覚なのかもしれません。

現在高齢者の定義を65歳から70歳に引き上げるという議論がなされていますが、高齢者が元気になっているのは確かなようです。私が若いころは70歳というとよぼよぼの年寄りというイメージがありましたが、現在では80歳でも十分元気なようです。

現役の労働環境が変わり、腰が曲がってくることが無くなったのも見た目に関与しているのかもしれません。超高齢化に至ったその背景には様々な要因がありますが、そのひとつは医療の発達です。

罹ったら終わりと思われていたガンも、医療の発達によってもはや治らない病気とはいえなくなっています。ヒトの生物学的な寿命は何歳ぐらいと想定されているかというと、だいたい「120歳」ぐらいと考えられているようです。

ただ私は色々な話を聞くと110歳ぐらいにひとつの壁があるような気もしています。また最近の研究によると、100歳以上の人の寿命の延びるペースはここ20年ほど鈍化しており、105歳以上の人が増えておらず、人間の寿命の限界は115歳ぐらいだと考えられるとしています。

寿命の話しになるとよく出てくるのが、アフリカに生息するハダカデバネズミです。近年多くの企業や研究機関がハダカデバネズミを対象として抗老化研究に投資をしています。こういった研究からもヒトの生物学的寿命は120歳ぐらいとするのが妥当とされているようです。

ハダカデバネズミの寿命は30年で、これは通常のネズミと比べると10倍も長い寿命です。ネズミの中にこれほど長寿の種がいるという事は、人間にも当てはめることができるとしていますが、私はかなり疑問に思っています。

人間の臓器の耐用年数はだいたい50年ぐらいだと考えられています。ネズミの亜種であるハダカデバネズミのように、人間の中にも理想的な環境が整えば150歳ぐらいまで生きる人がいてもおかしくないとしています。

終戦直後の1947年、日本人の平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳でした。だからといってみんなが50歳前後で死んでいたわけではありません。50年という目安を超えてしばらくするとようやく60歳、「還暦」を迎え盛大にお祝いされました。

最善の生存環境が整い、突然死に見舞われなければ、120歳ぐらいまで生きるのは理屈の上ではやはり可能としています。

私は120歳どころか平均寿命ぐらい生きればよいと思っています。最近親しい友人が3人もガンで亡くなりましたが、どこまで生きられるかは自然に任そうと考えています。


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1 コメント

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グローバル鉄の道ストライベック (元鉄鋼商事関係)
2024-12-01 21:49:53
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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