かみさんはよくわき腹が痛いとか、胸の横が痛いなどといっていますが、どの程度の痛みなのかまた危険性はあるかを知りたいのですが、所詮他人の痛みを知ることは難しいようです。
ズキズキ痛いとかピリピリというような形容詞を使うことで、少しは説明できますが結局どの程度の痛みなのかを判断することはできません。結局本人がこれは医師に診てもらった方が良いとか、痛み止めを飲んでみようとか決めるしか方法はないのが実情です。
現在は非常に多くの「痛み止め」があり、最近品不足で話題になった「カロナール」のような鎮痛剤から、「モルヒネ」のような医療用麻薬までそろっています。
これまでの医学史上数々の痛み止めが開発され、痛みの強さや種類に合わせて使用できるようになり、現在は恵まれた環境で生きているといえます。しかし「どのような痛み」かを本人以外が正確に知る方法は未だにありません。
前述の「痛みの強さや種類に合わせて」と書きましたが、その強さや種類は本人しかわからないのが実情です。痛み止めを処方するのは医師ですが、どれほど腕を磨いても他人の痛みを感じることはできません。手掛かりは患者の主観的訴えからしか得られないのです。
「痛み」のような自覚症状を基に薬を処方する時、血圧やコレステロール値のような客観的な指標はありません。痛みを何とか客観的に把握するための使うツールがいくつか考案されており、そのひとつがVAS(視覚的アナログスケール)です。
10センチの物差しを用い、左端の「0」は痛みがない状態、右端の「100」は想像できる最大の痛みとした時に、今の痛みがどのあたりあるかを指し示すものです。こういった数値で表現するものの他にFRSという方法もあります。
さまざまな表情の顔が描かれていて、今の痛みに近い状態の顔を選ぶというものです。左端は痛みを感じていない楽な表情、右端は痛みで涙を流してつらそうな表情で、数字で表現できづらくてもイラストなら感覚的に選ぶことができるというものです。
また痛みの強さだけでなく、痛みの性質や日常生活の障害度、生活の質(QOL)などを問う評価方法もあるようです。こういった痛みを客観的にとらえる工夫はされているようですが、残念ながらあまり科学的な方法とは言えないような気がします。
将来さらに技術が進歩し、痛みがより正確に数値化できるようになればもっと良い薬の使い方ができるようになることを期待していますが、まだまだ患者の主観的な訴えをいかに医師が判断するかにかかっているような気がします。
ズキズキ痛いとかピリピリというような形容詞を使うことで、少しは説明できますが結局どの程度の痛みなのかを判断することはできません。結局本人がこれは医師に診てもらった方が良いとか、痛み止めを飲んでみようとか決めるしか方法はないのが実情です。
現在は非常に多くの「痛み止め」があり、最近品不足で話題になった「カロナール」のような鎮痛剤から、「モルヒネ」のような医療用麻薬までそろっています。
これまでの医学史上数々の痛み止めが開発され、痛みの強さや種類に合わせて使用できるようになり、現在は恵まれた環境で生きているといえます。しかし「どのような痛み」かを本人以外が正確に知る方法は未だにありません。
前述の「痛みの強さや種類に合わせて」と書きましたが、その強さや種類は本人しかわからないのが実情です。痛み止めを処方するのは医師ですが、どれほど腕を磨いても他人の痛みを感じることはできません。手掛かりは患者の主観的訴えからしか得られないのです。
「痛み」のような自覚症状を基に薬を処方する時、血圧やコレステロール値のような客観的な指標はありません。痛みを何とか客観的に把握するための使うツールがいくつか考案されており、そのひとつがVAS(視覚的アナログスケール)です。
10センチの物差しを用い、左端の「0」は痛みがない状態、右端の「100」は想像できる最大の痛みとした時に、今の痛みがどのあたりあるかを指し示すものです。こういった数値で表現するものの他にFRSという方法もあります。
さまざまな表情の顔が描かれていて、今の痛みに近い状態の顔を選ぶというものです。左端は痛みを感じていない楽な表情、右端は痛みで涙を流してつらそうな表情で、数字で表現できづらくてもイラストなら感覚的に選ぶことができるというものです。
また痛みの強さだけでなく、痛みの性質や日常生活の障害度、生活の質(QOL)などを問う評価方法もあるようです。こういった痛みを客観的にとらえる工夫はされているようですが、残念ながらあまり科学的な方法とは言えないような気がします。
将来さらに技術が進歩し、痛みがより正確に数値化できるようになればもっと良い薬の使い方ができるようになることを期待していますが、まだまだ患者の主観的な訴えをいかに医師が判断するかにかかっているような気がします。