ごっとさんのブログ

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心疾患や高血圧のリスクを低減する習慣

2025-02-04 10:35:47 | その他
やはりこのブログでも老化を取りあげることが多くなっていますが、私自身老化が進んでいることの表れかもしれません。

老化現象には大きく分けて2種類あります。早いか遅いかの違いはあっても、誰にでも見られる変化でこれを「生理的老化現象」と呼びます。もうひとつが長年にわたる生活習慣や環境的な要因、あるいは病気などによって起こる変化で「病的老化現象」と呼ばれています。

ただし両方が複雑に入り混じって起こることもあり、区別付きにくいことも多いようです。病気がなく健康な人でも、歳をとれば様々な老化現象は現れます。外見の変化として白髪や脱毛症(はげ)、皮膚のしわ、シミなどとなっています。

ついで予備力の低下という変化もあり、過度な運動やストレスなどによって障害が起こりやすくなり、いわゆる無理が効かなくなるという状態になります。また運動の機能や姿勢を保つ働き、環境に適応して体内の状態を一定に保つ働き(生体恒常性・ホメオスタシス)も低下します。

生体恒常性とは体温や血糖値、電解質の体内の代謝が何らかの原因で変化した時に正常に戻す働きのことです。しかし老化によってその機能がうまく働かなくなるため、変化が生じたときもとに戻らなくなることが起こります。

さらに免疫力も低下します。体内の病原体などが入り込んだ時、防御するシステムがうまく働かなくなるため、高齢になると感染症にかかりやすくなります。これらが高齢者に起こる生理的な老化現象です。健康な人でも歳をとれば、この様な変化は起こることが自然といえます。

例えば脳の老化についても、生理的なものと病的なものがあります。生理的な老化現象は良性健忘とよばれる、いわゆる忘れっぽくなることです。これは人によって程度の差はありますが、誰にでも見られることで時間が経過するほどに進行・重症化することはありません。

病的な老化現象と考えられるのが、アルツハイマー型などに代表される認知症です。最初に現われるのはもの忘れなど良性健忘と似た症状です。最初は歳のせいかと思うのがほとんどです。

しかし生理的な老化現象と異なるのは、症状が進行しいずれは社会生活が送れなくななることです。こういった認知症や、白内障、骨粗しょう症も治療をすることで進行を遅らせたり、改善ができるものもあります。

ここではこういった生理的なあるいは病的な老化について、その予防などに役立つ習慣を書くつもりでしたが、老化の解説記事になってしまいました。

結局老化の予防といっても食事と運動という事になりますので、生活習慣を気を付けることが重要といえるのかもしれません。