ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

ワクチン2回接種してもでるブレークスルー感染

2021-09-02 10:26:17 | 健康・医療
コロナ感染者数は依然として高い水準にありますが、政府などの対応を見ていると減少する施策は何もないような感じがします。

私は分かりやすいというよりメディアが大きく取り上げる東京都の感染者数で判断しています。

ただ自分事ながら数字に対する感覚はいい加減なもので、500人ぐらいのころは、「このままでいくと2000人という危険な感染者数となるかもしれない」といったやりとりを友人としていました。

ところがオリンピック期間中に4000人からついに5000人を超えてしまうと、2000人台だと割と少ないと感じるようになっています。どうも政府などは、感染を収束する手段はワクチンで十分と考えているようで、何ら新たな対策は出ていません。

ところが最近になりワクチンを2回接種してもコロナに感染する「ブレークスルー感染」が報告されるようになってきました。人口の60%以上が2回接種済みというシンガポールの事例が出ていました。

保健省の発表では、7月22日に過去28日間の新規感染者1096人のうち、44%が2回接種しており、30%が1回接種していたと発表したそうです。この数値はあまりにも高い気がしますが、接種しいない人は26%となりワクチンを接種しても感染率が変わらない結果となっています。

確かにワクチンは感染を抑える効果はそれほど高くないとされていますが、いくらなんでもこの数値はあり得ないと思っています。この記事ではデルタ株の感染力が強いためとしており、3回目の接種が検討されているとしています。

この辺りはヒトの免疫システムをどう考えているのか不思議な気がします。ワクチンを接種すると抗体が作成されますが、これはタンパク質の一種です。抗体価が上昇しても、ウイルスが入ってこない限り何の役にも立ちませんので、早々に分解されてしまいます。

しかしこの抗体を作った記憶は残りますので、次にウイルスが入ってきたり2回目のワクチンを接種すれば、急速に抗体価が上がることになります。

他のワクチンを2回打てば一生効果があるというのは、別に抗体があり続けるわけではなく、抗体を作った記憶が残るからです。つまりワクチンを2回接種するのは、別に抗体価を上げるためではなく、抗体の記憶を確立させるためと思っていました。

ヒトの身体には1万種に及ぶ抗体の記憶があるとされています。これで多くの病原菌やウイルスに対抗しているわけですが、全ての抗体が準備されている等という話は聞いたことがありません。

最近のメディアでは、感染症の専門家まで抗体がどの程度で減少するかなどという話をしていますが、免疫学の基礎知識があるのかを疑ってしまいます。

少なくとも私は、3回目の接種の連絡が来ても打つつもりはありません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿