kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都/奈良・幻の大仏鉄道遺構めぐり⑦⑧「伊関川橋梁跡と松谷川隧道」

2018年10月22日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座
大仏鉄道遺構めぐり⑥「赤橋」から・・・

■幻の大仏鉄道遺構めぐり⑦「伊関川橋梁跡(いぜきがわきょうりょうあと)」

現在は南北に延びた道(橋の上の道が延長)となっていますが
かつては、この場所に大仏鉄道の線路がありました。


説明板を見ると


大仏線には、線路の高低差を和らげるため、土盛りによる築堤が設けられ


井関川が流れるこの付近には
川を渡るための橋梁があったものと考えられています。

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梅美台交差点を渡って左の道を進みました。


右側に見えたのは、大仏鉄道を経営していた「関西鉄道」社章の模型。

現役時代の「黒髪山トンネル」の左右にあった関西鉄道の社章は
弁天町の「交通科学博物館」に保存されています。(平成26年4月6日閉館)


「関西鉄道の社章」模型の右側に階段があり
畑地へと下って、松谷川トンネルの遺構へ向かいます。


階段を下りて、すぐ右側の細い道を歩いていると水路があって
見ていると、水路の底が赤い気がします?

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■幻の大仏鉄道遺構めぐり⑧「松谷川隧道(まつたにがわずいどう)」

片方の坑口のみ現存しているそうです。


説明板を見ると


迫石は花崗岩で造られ石の長辺と短辺を交互に組み合わせた算木積みで
レンガの積み方はイギリス積みです。


黒っぽく見えるレンガは、赤レンガよりも高温で焼き上げる「焼き過ぎレンガ」で
赤レンガと「焼き過ぎレンガ」とが交互に配置されているのが特徴です。


中を覗くと、反対側の坑口は埋められています。

隧道の下部には突起があり、その突起に橋を架けて
上は農道、下は農業用水路として使用されていたようです。


松谷川トンネルの上が軌道跡で、現在は市道44号線が走っています。

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大仏鉄道遺構めぐりに参加することが決まった時から「木津南配水池」が

大阪・ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展で見た
外壁がレンガで螺旋状に階段が続いているのが、印象的で似ていると思い
見たいと思っていたのですが、この建物を見つけたのはバスの中でした。


それが、奈良と県境近くの京都府木津川市にある「木津南配水池」です。
上画像は
歩鉄の達人さん
からお借りしました。

右下の銘板は、市の活性化を目指した「地域応援銘板」という役割も併せ持つもの(京都造形芸術大学の学生によるデザイン)で、敷地周辺にその昔「大仏鉄道」が走っていたという歴史を表現したものです。
「大仏鉄道」が走っている嬉しいデザインでした。(^^♪
コメント
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