~陛下が天皇として述べられた「最後のおことば」~
「退位礼正殿の儀」皇居・宮殿「松の間」平成31年4月30日〈月〉午後5時
今日(こんにち)をもち
天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、
安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に
深く謝意を表します。
即位から三十年、これまでの天皇としての務めを
国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、
幸せなことでした。
象徴としての私を受け入れ
支えてくれた国民に、心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が
平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い
ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。
天皇陛下らしい、思いの込められたおことばでしたね~
この写真は、天皇陛下と皇后陛下としての最後のお姿ですが
日本(私)の理想とする、素晴らしいご夫婦の姿・・・です。
平成4年に山形県で行われた第47回国民体育大会で、開会のお言葉を述べられた陛下に、男が駆け寄る姿がありました。その時、異変に気付かれた皇后陛下が、右手を陛下の前に差し出され陛下を庇われたのです。
陛下のお言葉が中断されることもなく、大事に至らないと判断された皇后陛下は手を下ろされて、何事も無かったように元のお姿に戻られていたのを鮮明に思い出されます。その時の美智子さまがとられた行動に感動したことがありました。
戦争の知らない昭和生まれが、平成に戦争のなかったことに感謝です!