喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛新聞「伊予弁」コーナー

2011-04-10 | ブログ
 昨日9日(土)、毎月恒例の愛媛新聞「伊予弁」コーナーに掲載されました。
今月のテーマは、「佐田岬の桜」

 これは、本当すごいです。
メロディーライン沿いには、華やかなのソメイヨシノ。
そして道のない山々には山桜。

 桜には、さまざまな思いが浮かんできますが、
それがみなさんに伝えられるかどうか。
では、どうぞご覧ください。

『「佐田岬の桜」

朝ウグイスやメジロたちのさえずりで目が覚める。
 その姿を追い山々に目を向けると、辺り一面ピンク色に染まっている。
ついこの前までは、清見タンゴールなどでオレンジ色に彩られていた山々。
 
 ふるさと佐田岬半島に自生する素朴な山桜は、
伊方町内だけでも約十一万本あり、年々増えている。
 渡り鳥のルートとして全国的に有名な佐田岬には、多くの鳥たちが集まる。
その鳥たちによって山桜の種が広い範囲に蒔かれていきこれほど増えているのだろう。
 大自然の悠々たる営みによって今の美しさがある。
 
 ふと、校庭の桜が見たくなり、入学した釜木小学校に久しぶりに足を運んだ。
三年間過ごした学舎は、廃校となり今はない。
 当時の面影を残すものは、校庭の桜と通る度にあいさつした二宮金次郎の像のみ。
寂しさとなつかしさが入り交じった。
 
 八日は、三崎中学校の入学式。
満開の桜の中、胸躍らせ子どもたちが入学してくる。
 それは、今も昔も変わらない姿だ。』

 今日、晴天の日曜日。
ぜひ見に来られてはどうですか。

                       岬人

南レク中学生ソフトテニス大会

2011-04-10 | ブログ
昨日は、南予地区で中学生の大きなソフトテニスの大会がありました。
四国最西端の三崎中学校は、最近目ざすプレーができはじめ期待をもっ望んだ大会でした。
 
 ところが、どのペアも弱気で、いつものプレーができません。
自分たちのミスで得点が重なったり、勝てる試合を落としたり、満足のいくプレーができたペアはいませんでした。
ベンチにいて、さまざまな思いが入り乱れ、腹がたちました。
なぜ、おもいっきりしないんだ。
いつもの練習どおりしないんだ。
 でも一番腹が立ったのは、子どもたちに効果的なアドバイスをしてあげられない自分に対してでした。

 試合後、落ち込む子どもたち。
目に涙をためる子どもたち。
 指導者として、この姿を忘れないよう。
 子どもたちを責める言葉だけを言ってしまいがちになりますが、
それだけでは指導者として負けです。

 広い視点に立ち、最終目標の総体の試合でどんなプレーができるか。
もっと言うならば、人生においてどんな肥やしとさせるか。
子どもたちに愛情を。
自分に矛先を。
 田舎の中学生とともに本気のがんばりが続きます。