喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

大好評のポリライス

2011-10-23 | ブログ


 日常生活から火がなくなってきたので、
煙というものを味わったことがない人も増えてきた。

 涙が出てくるあの煙たさ。
どことなく落ち着く煙のにおい。
 やがて分かってくる。
不完全燃焼のときに煙が多くなることも。
すべては、体験からくる学び。

 さて、写真の答えは、


 ポリライス。
ポリ袋で作るライスを略して、「ポリライス」

 ポリ袋に無洗米と水を入れる。
空気を追い出し、輪ゴムでしばる。
あとは、どんな水ででもいい(川の水、プールの水、風呂の水、海水など)ので、
沸騰させる。
 その中に先ほどのポリ袋ライスを入れるだけ。
沸騰してから待つこと30分。
 普通のご飯のできあがり。

 子どもたちは、
「こんな方法でご飯がたけるのかな?」
といった不思議な気持ち、そしてできあがった時の感動の嵐。

 このポリライスは、
今回の東北大震災のような自然災害救急処置にピッタリ。
 最も大切な水をむだなく使えること。
袋ごとにぎれば、おにぎりのできあがり。
梅干しや昆布を入れれば、おいしさは広がる。
 衛生的で、配給も手間がはぶける。

 こんなすご技を伊方町の連合1年生は体験した。



 

キャンドルナイトで過ごす日

2011-10-23 | 田舎暮らし
 日常の生活からどんどん火がなくなっている。
 調理、暖をとる、風呂、灯りなど
火は私たちの生活になくてはならなかったもの。
 でも今やオール電化によって、炎を見なくてもそれらができるのだ。
あるときからそんな生活に危機感となつかしさを覚え、
機会があればできるだけ、火を使うようにしている。

 

 昨日まで1泊2日で伊方町の中学1年生が集まって、
合同宿泊野外体験活動があった。
 夜は、キャンドルサービス。
77名の子どもたちが、火の神から分け与えられた火を手にし、
燭台に立てていく。
 暗闇に照らされた燭台を飾るキャンドルの炎。
とても幻想的で、
「わー、きれい。」
という声があがった。

 炎は、実用的なことばかりだけではなく、
私たちの心を癒す効果もある。
 以前、我が家では、キャンドルの夜を定期的にもうけていた。
子どもたちもそれを楽しみにしていた。
秋の夜長、久しぶりにまた「キャンドルで過ごす夜」を復活させたいと思っている。