喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

佐田岬小学校の学校通信 ~福沢諭吉の心訓~

2011-10-27 | ブログ
 

 四国最西端の学校は、伊方町立佐田岬小学校。
20人足らずのとってもすてきな学校。
 関岡校長のすばらしい学校通信を目にしたので紹介する。

 幕末から明治にかけて生きた福沢諭吉のことについて書かれていた。

『 時は明治維新。
 福沢諭吉は、数多くの明治政府の官職を得るチャンスがあったにもかかわらず、
これら全てを断り、あくまでも教育者として生きることにこだわった。
 日本の独立を守り、他国と比肩しうる力を持つためには、
まず教育が必要であるとした見識の確かさと、それを貫き通した不動の信念。

 諭吉の精神は「心訓」の中にこめられている。
 
「一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事をもつということです。
 一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のないことです。
 一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のないことです。
 一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむことです。
 一、世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して決して恩にきせないことです。
 一、世の中で一番美しいことは、全ての物に愛情をもつことです。
 一、世の中で一番悲しいことは、うすをつくことです。」

 はるか百数十年も前の「心訓」ではありますが、
真理をついた「心訓」は、現代においても十分に通用する「心訓」であるとも感じました。』

 ちなみに福沢諭吉は、吉田松陰の松下村塾で学び、自分の生き方を考えていきました。
教育の大切さ。
 このふるさとでしかできない、田舎でしかできない、
そんな地に根を張った人づくりをめざしたい。

高田引越センター

2011-10-27 | ブログ
 伊方町教育研究大会で、高田引越センターの会長「高田吉盛」さんの
講演を聞いた。

 引っ越しセンターは、ほんのわずかな時間であるが、
別れと新たな出会いをとりもつことになる。

 高田さんの43年間にわたる経験から出た言葉には、
心にしみわたるものがあった。

『人生は、出会う旅。
より多くの出合、自分から逃げてはもったいない。
好き嫌いも全て財産。人生に無駄なし。
回り道したから見える花がある。

 人生は、二者択一の連続。
常にどちらか一方を選択しなければならない。
それならば、「少ししんどい道」を選ぶべし。
それが人として成長できる唯一の証』

 私は旅が大好き。
それは、出会いが大好きだからでもある。

 今日は、大洲市で開催される愛媛県南予地区人権・同和教育研究協議会に参加する。
人権が大切にされるまち・ふるさとをめざす。