僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

電話1本で絆が一生。

2006-11-26 | Weblog

今日は長女の友達が家に泊まりに来てるんやけど、その友達のご両親から
「今日はウチの娘が泊めてもらうそうで、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願
いします」という電話がかかってきた。

まぁ、俺達50歳近い者の親はそういうことをちゃんとしていたので、至極当た
り前の行為やけど、最近はそういうことをできる親が減っているので、なんとち
ゃんとした親かと痛く感動してしまった。

ウチの娘もたまに友達の家に泊めてもらうことがあんねんけど、手みあげは持
たせこそすれ、わざわざ電話する、ということを最近してなかったので、これに
はなんか目を覚まされた気がする。

この相手の親に電話をする、というのは単にお世話になるお礼をいう、という
こと以外にもいくつかの効果(目的)がある。

まず、相手の親に電話をすることで双方の子供に嘘をつかせない、という効
果。
それに今日気がついたんやけど、親の思いを子供に客観的に伝える効果。
これだけだとちょっと分かりにくいので今日の話で説明すると、「わざわざ電話
をしてこられるなんて、礼儀もきちんとされてるし、何より子供思いのご両親
やね」と泊まりにきた子に話をすることで、その子は普段は分からない自分の
親の“しっかり度”を認識できるということ。親には当然甘えるので普段はなか
なか親のことを理解しようとしない子供でも、第3者に自分の親はきっちりし
てるということを言われると、それなりに受け入れて、親の気持ちを再認識し、
感謝なり、尊敬なりの念を抱くようになると思う。

「今日はウチの娘がお世話になります」という電話だけで、これだけの効果が
ある(期待できる)訳で、親子関係が大きく崩壊している現代で、大げさにい
えばこの電話1本で親子の絆が一生つながるということだって考えられる訳や。

なんでもネットやメールで片付けてしまう昨今、声を交わす会話の大切さを
改めて教えられた気がする。

お礼をいうのは俺のほうかも知れない。