僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

ショック!

2006-11-10 | Weblog
さっき停電があって、書いてた途中のブログが全て消えてしまった。
あまりのショックでもう書く気になれず。

今日、エリッククラプトンの日本公演に帯同しているドラマーの、
スティーブ・ジョーダンさんに会った、という話を書いてたんやけど・・・

ほんで停電は5秒ほどで復旧。書いたブログが消えた以外は何の
不自由もなかった。

不自由のほうがよかったわい。あー、なんてこったい。

平和な人

2006-11-09 | Weblog

昨日に続いて、御堂筋での演説を見た。
今日はまぁ演説といえるほどのもんやなくて、歳の頃40~50くらい
のおばさんがひとりで「平和を我らに」みたいなプラカードをぶら下げ
て何やら小さな声でしゃべってるだけのもんやったんやけど。

ただ、申し訳ないけど今日の方もまた何の説得力もない人で、思
わず「あんたが一番平和やん」とツッコミたくなってしまった。

まず人に話を聞いてもらいたいのなら、自分にスポットライトを当て
て、舞台の背景を暗く落とすことが基本や。そやのに、平和な場所
で平和な顔をしてのん気にプラカードを持って立ってても、
大海原
の遭難者みたいにまず見つけてもらうことさえできない。

だから、この人が人に平和の話を聞いてもらいたいのなら、まず御堂
筋の平和を壊して、自分を不幸のどん底に落とすことから始めない
といけない。

そんなことはできるはずがないから、人前でうだうだ言う前にまずひとり
で平和のためにできることを考えることが先ちゃうのかね。


責任自分論

2006-11-08 | Weblog

今日、いつものように御堂筋を歩いて帰っていたら、街頭で演説と
デモ行進をしておられた。

演説の内容はよく聞き取れんかったけど、どうもある有名企業を不
当に解雇されたと訴えている方々の集まりらしく、その不当解雇を
取り消せというようなことをおっしゃっていたように思う。

でもその演説は、時には照れ笑いなんかが入る明らかに訴えるもの
がない話しぶりで、その人たちには申し訳ないけど、そんな演説しか
できんようじゃあ、そら正当とまではいかんにしても決して不当とはい
えない解雇やったんちゃうか、と思ってしまった。

解雇された人は好むと好まざるに関わらず、また正当不当や善悪
に関わらず負け組と呼ばれる。
俺は負け組という言い方は嫌いやし、負け組の人が悪いなんてこと
は思わない。それは、割合は分からないけど、その人たちの多くは
個人的な能力はあるのに、会社の方針に合わないとか、能力が発
揮できないとかいう人達で、要領が悪くていわゆる歯車の形が合わ
ないだけ、という人やと思うから。

ただ、世間では負け組と呼ばれることは避けて通れない訳で、そこで
今回の演説のように自分達の苦手だった部分(演説なんて要領)
を前面に押し出すようなことをしたら、完全に負け犬の遠吠えになっ
てしまう。

社会では勝った人の言うことだけが支持される。同じことを言ってい
ても、新庄が言うのとどっかの二軍選手が言うのとでは、説得力に
月とスッポンほどの差があるということを理解しておかないといけない。

お世話になった上司に言われたことで今も肝に銘じている言葉に
「責任自分論」というのがある。どこから考えても自分に非がないの
に自分が責められた時、自分に責任がないと言い張っていても、そ
こに進歩はない。たとえ1%でも自分にできることがなかったか、自
分に責任がなかったかと考えることで、人は成長するのだ、と。

急に冬の訪れを感じる今日この頃、この人たちのするべきことは、
寒空で演説をすることではなく、ほんの少しでもいいから自分の力
を伸ばすことを考えることだと思うのだ。


激しい上下動

2006-11-07 | Weblog

この間の健康診断で血圧を測ったら上が87くらいしかなかった。
何度か測ったけど、同じ結果。検査の関係上、昼飯を抜いて
いたので先生はそれが影響して低いのかも知れないとは言うた
はったけど、診断結果に間違いはなさそうや。

体調管理のために野菜中心の食事に変えてから2~3ヶ月。
どうも高かった血圧が下がってきてるような気がするんやけど、
まだ以前から飲んでる血圧を下げる薬を飲んでいるので、きっ
と下がり過ぎてるんとちゃうかなぁ。

おそらくその影響やと思うねんけど、とにかく睡魔がくるときの速
さが異常で、
あっと言う間に眠りにおちてしまう。パソコンのディス
プレイ一杯に「あ」やら「K」やらが整然と何ページにも亘って続く
なんてことを何年ぶりかに経験した。

まったく体重や血圧の調節でこんなに苦労するとは思わなん
だけど、健康の大切さが分かるのがこういう状態になった時と
いうのもまた人生の面白さなんやろね。
まったく面白くないけど。


ペットの飼い主の心構え

2006-11-06 | Weblog

会社の同僚の女性の話。
今日なんか元気がないなぁと思ってたら、ペットの猫が病気になって
気が重いと言っていた。
同じペットを飼うものとして、この気持ちは痛いほどよく分かるので、
俺にはその落ち込み方も理解できるところやねんけど、飼ってない
人にはこの気持ちは理解できへんやろうし、出来なくて当然。

それを象徴するような話が。
彼女が「体がかゆいみたいなのよ、とか元気がないのよ」と言ったと
ころだけ聞いていた他の同僚が彼女に、「誰のこと?」と聞いたの
で、
彼女が猫の話、と答えると、「なんや猫かいな」という言葉が
返ってきてしまった。
でもこれは仕方のない話であって、「なんや」と言った人が悪いわけ
じゃないし、彼女もそのあたりは理解しているみたいで、少し寂しそ
うにしていたものの、その人に腹を立てている様子もなかったけど。

日本社会ではペットは家族という観念はあっても、その生き死に、
病気等に関しては、人間じゃないものにそんなに引きずられてどう
するという意識が根付いていて、ペットが病気だから早く家に帰り
たいとか、休んで病院に連れていってやりたいというような話は全く
通用しない。

彼女が寂しそうに、今日は早く帰ってやりたい・・・と言っているの
を俺はどうしてやることもできないし、自分が同じ立場に立った時
のことを考えてもどうすることもできないと思う。

ペットを飼うということは、癒しも辛さも飼う前の何百倍にもなるの
だということを忘れてはいけない。


感じる努力

2006-11-05 | Weblog

尊敬する松任谷(荒井の頃)由美さんの唄に「中央フリーウェイ」と
いうのがある。

中央フリーウェイ
  調布基地を追い越し 山に向かって行けば

  黄昏(タソガレ)が フロントグラスを染めて広がる
  中央フリーウェイ
  片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて
  「愛してる」って言っても 聞こえない
  風が強くて
  町の灯が やがてまたたき出す
  二人して流星になったみたい
  中央フリーウェイ
  右に見える競馬場 左はビール工場
  この道はまるで滑走路 夜空に続く

中央フリーウェイ
  始めて逢った頃は 毎日ドライブしたのに
  このごろは ちょっと冷たいね
  送りもせずに
  町の灯が やがてまたたき出す
  二人して流星になったみたい
  中央フリーウェイ
  右に見える競馬場 左はビール工場
  この道はまるで滑走路 夜空に続く
  夜空に続く 夜空に続く


という歌詞。

この中央フリーウェイと呼ばれる道路は実在する中央自動車道の
ことで、友達がこの間実際にここを走る機会があったらしいねんけど、
ほんとにただの道路という以外何も感じなかったらしく、この道を滑
走路に例えた松任谷さんの感性の素晴らしさにしきりに感心して
いた。

まぁ、感性が素晴らしいというのは当然才能でもある訳やけど、色
々松任谷さんの話を聞いたりしていると、やはり「感じる」以外に
「感じよう」とする努力を人の何倍もした結果が巣晴らしいと言わ
れる感性として認められる訳で、普段人がボーとしているようなとこ
ろにでもいつもアンテナを張り巡らせているらしい。

面白いところでは、「盗み聞きするのが大好き」という話があって、
電車の中で恋人同士なんかがこそこそ話をしているのを盗み聞き
して、恋愛のテーマを探したりしてるとのこと。
しかしまぁ、盗み聞きなんてことを思いつくあたりはやっぱり才能や
ろうけどね。

ということで、早速彼女に習って、普段は何も感じたことのない家
の廊下をマジマジと見つめたら歌詞がでてきました。


中央廊下
 ワックス塗った頃は ピカピカ光っていたのに
 この頃は ちょっとくすんでるね
 家主みたいに

 嫁さんが やがて怒りだす
 一人きりダスキンになったみたい
 中央廊下 
 右に見える居間 左は自分の部屋
 この廊下まるで国道171 右折しにくい
 右折しにくい 右折しにくい

ダメだこりゃ。


一生休ませてあげるよ

2006-11-04 | Weblog

直接、間接を含めて俺の友達の3/4が診療内科に通ったことがあ
るという。

診療内科にかかる病状で一番多いのはやっぱり鬱病らしいねんけど、
一番症状が重い友達は自殺未遂をしてしばらく入院をしてたし、そ
の次にひどい友達は壁と話をしたり、訳もなく泣き出したりしていた。
あとの友達は似たり寄ったりやけど、前を向いて歩けない(下ばかり
見てしまう)とか、電話が怖い(クレーム等)とか、情緒が不安定になっ
てしまっている。
そうなる人は精神的に弱いからじゃないの?という人がいるけど(俺も
そう思っていた)多くは学生時代に運動部に所属し、肉体的にも精
神的にもタフで、俺が見てても感心するくらい、社会の荒波にも耐え
てきたヤツが多いので、結局は責任感の強さやとか真面目さから病
気になってしまった訳で、決して精神的に弱いから病気になったわけ
じゃない。

かくいう俺も、前の会社でよく似た症状に見舞われたことがあった。
ひどい頭痛がしたり、呂律が回らなくなったりして、自分でも明らかに
これはおかしいと感じて医者(その頃は診療内科はなく精神科)にい
ったら、軽いノイローゼ状態なのでとにかく休息が必要だといわれ、半
年ほど仕事の負担が軽い部署に移動させてもらった経験がある。
移動させてもらって1~2ヶ月経った頃には件の症状はほとんどなくな
り、半年経って一線に復帰した時には、ほぼ全快していたので、お
医者さんのいう診断内容も処置も正しかったんやろう。

ただし、これはそういう面では恵まれた会社にいたからできた処置で
あって、ほとんどの会社ではそんなことを言ったら、「じゃあ休ませてあ
げるよ、一生」みたいなことを言われてポンコツ扱いされ、真っ先にリ
ストラの対象になるのがオチ。だから、友達のほとんどがそれを会社
に言うこともできず、ひたすら、ただひたすらに耐えているのだ。

これをアメリカ人の友達に言ったら、「オーマイガー!?」とひとこと。

日本ではそれをも乗り越えてこそ、初めて一人前のサラリーマンとして
認めてもらえるのかも知れないが、欧米の人から見たらまさしく狂気
の沙汰なんやろう。
自分の子供が怪我をするからと公園の遊具を撤去させ、大人になっ
て他人に怪我をさせる子供や、幼少の頃から英語を教えてまともな
日本語が使えない子供達ばかりを育て、キーボードは打てるけど、
人の心を打つことのできない人間ばかりを生み出し、自然を好き放
題破壊して、逃げ出してきた熊を撃ち殺している日本は明らかに狂
っている。

そんな国だから、もう自分さえよければいい、という考え方は極めて正
しい訳やねんけど、見栄とタテマエとやらで組み立てられている会社で
はそれを言ったらオシマイ。

ほなどうすんねん?ということやけど、
「狂った日本でまともやなんて言われたないわい!」と逆切れする以
外なさそうやね。


変わってる自分に戻ろう

2006-11-01 | Weblog

サラリーマンは、誰かと違う行動をすると、「皆しているのに・・・」と責め
られ、誰かと同じ行動をしていると「新しい提案をしろ」と責められ、

教師は、子供が自殺をしたと言っては責められ、自治体は遊具で子
供が怪我をしたと言っては責められる。

かたや、5年間で20日ほど出勤して、税金から5年間まるまるの給料
を持っていくヤツもいれば、じいさんばあさんを騙しては金を巻き上げる
ヤツもおる。
子供にゲームソフトのプログラムを消されたといって、子供に暴力を振る
い、たいした理由もなく人を殺す。
でも、こういうヤツらはたいがい孤立し、深く潜行しているので、見つかり
にくいし、見つからん限り責められることもない。

我ながら、こんな理不尽でどんどん暗闇に落ちていく時代にしかしまぁ
よう生きてるなぁ、と思うくらいくらい日本の将来はないような気がする
のに生きてるのは、責任と義務と、ほんのささいな楽しみのためにだけ。

「Atsuは働き過ぎだよ」とアメリカの友達に言われ、日本人は皆こうだ
と言ったものの、“皆こうだの日本人”なんて発想自体が情けないほど
つまらなくて、自分に愕然としてしまった。

人と同じが大嫌いで、“変わってるなあ”と言われることを何よりもの喜び
にしていた俺が知らん間に、なんかものすごくつまらん人間になっていた
ような気がする。

50歳までに自分らしくあるための最後の身の振り方を決める。
今日、固くそう誓いたい。