浜崎ヒカル交通館ブログ

浜崎ヒカルの独り言などを載せています。

岡電と中鉄が、路線バスの共同運行

2008年02月07日 12時47分25秒 | 公共交通
すでにローカルニュースで報道があったので、ご存知の方が多いと思うが、今年の7月から岡山市北部の国道53号線関連の路線バスが、中鉄バスと岡山電気軌道との共同運行になるという。
現在は、国立病院方面、津高台(半田山ハイツ)方面、免許センター方面への路線を中鉄バスが、岡山電気軌道津高営業所への路線を岡山電気軌道が、それぞれ単独運行しているが、それらが共同運行になるという。
なお、津高台と免許センターへは、以前、岡山電気軌道が、規制緩和を機に、路線を開設して(共同運行ではない)、後に中鉄に統合の形で撤退した経緯があるので、岡山電気軌道のバスの乗り入れが復活することになる。
その共同運行化により、バスターミナルでの乗り場の統一や、関係両者により、運行するバスの便の間隔の統一化を図り、利用客にわかりやすくするのが狙いだという。
それ以外にもメリットはある。
国立病院方面は、現在、中鉄バスの単独運行となっているが、運行されている車両のほとんどは、交通バリアフリー法に非対応の古い車両になっている。病院が関係する路線になると、バリアフリー車両の必要性が、なおさら増してくる。しかし、中鉄バスは、そのような新車を入れるのは難しい状況だといわれている。一方、岡山電気軌道は、バリアフリー対応のノンステップバスやワンステップバスを、かなりの台数保有しているので、共同運行化によって、その路線や、津高台線などのバリアフリー化に貢献できる可能性が高い。
なお、中鉄バスと岡山電気軌道との共同運行の例は、岡山空港リムジンバスがある。
7月の一般路線バスの共同運行化で、岡山市北部の53号線沿いの交通体系は、どのようになっていくのか。今後も、要注目である。
一般の利用客に、より便利で利用しやすい公共交通体制になることを願っている。
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