今日から、PSEマークのない家電製品などの販売を禁止する制度が始まった。
制度自体、いきなりの感があったため、リサイクル業者などの間には混乱が生じた。
「家電製品の漏電により、感電する事故を未然に防ぐ」という名目のもとで生まれた制度だが、私は、家電製品の買い換えを必要以上に促進させるための制度のように思える。早い話が、家電の買い換えを促すことで、家電メーカーの利益アップを図るためと思うのだ。
希少価値が高い電子楽器はマークなしで販売可能といった特例や、レンタルや無償譲渡は制度の対象外といった措置は設けられているものの、それでは、何のためのPSE制度なのかという疑問も生まれてくる。
この制度は、まだ使用可能な家電製品が大量廃棄されるようになる可能性があり、「ごみの減量」を呼びかけられている現代、矛盾する制度ともいえる。
ところで、私は、鉄道模型が趣味の一つにあり、中古の鉄道模型を扱っている店にも行くのだが、中古のパワーパックなども、どんどん店頭から撤去されて、廃棄物になっていくのだろうか?