kimitsuku独り言

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ドリアン・グレイの魅魔力

2014年10月07日 | 日記
               
 19世紀末の唯美主義者オスカー・ワイルドが書いた小説、『ドリアン・グレイの肖像』。類いまれな
美貌の青年が、その美と若さを保つためには神に魂を売っても良いと願望し…。
 この小説は今までに3度も映画化されており、は2009年製作のイギリス映画です。原作によると
“象牙とバラの花びらから出来たような美しい顔”とされる、美青年ドリアン・グレイを演じているのは
あのカスピアン王子ベン・バーンズ。う~ん麗しきドリアンさまぁ
 純朴な青年を悪の道に誘う快楽主義者のヘンリー卿には、コリン・ファース… びっくりですぅ
麻薬を知り娼窟に出入りし限りなく背徳に溺れる美青年、その行く末は…。
              
 1970年に制作された、『ドリアン・グレイ 美しき肖像』 ヘルムート・バーガーのドリアンです。
バーガーは、Kimitsukuが秘かに妄想する世界のイケメンBEST10のトップクラスなのよぅ
当時26歳、輝くばかりの美青年…でしょ 映画は未見ですが美画像はバッチリで~す。
L・ヴィスコンティに愛されたバーガーが、『地獄に堕ちた勇者ども(1969)』と『ルートヴィヒ(1972)』の
合間に撮影した『ドリアン・グレイ』。TV放送は無理だろうから、何処かでDVD探してみようかなぁ。
 此の映画、もし耽美主義のヴィスコンティが撮っていたら…なぁんて想像するだけでも楽しいわぁ。
                    
 1945年のアメリカ映画、『ドリアン・グレイの肖像』 若く美しいドリアン青年の肖像画が、年を経て
悪徳を重ねても老いないドリアンの代わりに醜悪な面貌に変わっていくという怪奇的なストーリーで
作者O・ワイルドは何を語りたかったのでしょう。人間にとって、「不老不死」や「アンチエイジング」は
幸福を意味しないってこと 自然に逆らい外面の若さや美しさを得ても、積年の悪徳が染み込んで
みたいな…
 
 確かに外面の若さや美しさは一刻のもの。『浦島太郎』や、ギリシャ神話にも通じる警句かも…。
さぁて無駄な努力は止めて内面の美を磨くことにしましょうかぁ、でも今更どうやってぇ… 

コメント
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