kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ふたりのマレーネ・ディートリッヒ ⁉

2016年05月06日 | 日記
         
 今日は旧いアメリカ映画 『嘆きの天使』や『モロッコ』で知られる、マレーネ・ディートリッヒ(1901年12月27日
- 1992年5月6日)の忌日でした。1930年公開『モロッコ』はTVで観たことがありますが、愛する兵士を追って
砂漠へ消えてゆくヒロインの姿に、あのふたりはその後どうなったのぉ~と、本気で心配したものです。
 若きゲーリー・クーパーも素敵でしたよねぇ 後年 Kimitsukuが砂漠の美に興味を持つようになったのは
間違いなく『モロッコ』が切っ掛けでした。『砂漠のロレンス』然り、『イングリッシュ・ペイシェント』然り…。
 ディートリッヒが歌って大ヒットした、『リリー・マルレーン』も、実に味わい深い曲でしたね。
           
 そのディートリッヒに扮して話題を呼んだのは、『地獄に堕ちた勇者ども』のヘルムート・バーガーでした。
1969年公開のイタリア映画で、監督はルキノ・ヴィスコンティ。ナチスが台頭した1930年代ドイツにおける
製鉄一族の凋落をデカダンスに描いており、マルティンを演じたバーガーが女装して妖しい魅力を発揮。
 その後、ヴィスコンティに愛され1972年に『ルートヴィヒ』、1974年には『家族の肖像』に出演して監督の
抜擢に応え、ヴィスコンティ映画の名を高めたことはご承知の通りです。
 妖艶な魅力を振り撒いたディートリッヒは既に世を去り、バーガーも年老いて昔日の面影はありません。
歳月は残酷ですが、スクリーンのふたりのマレーネ・ディートリッヒは永遠に不滅です今夜は麗しき
ヘルムート・バーガーのDVDを観て、亡きディートリッヒを偲ぶと致しましょう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする