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先月30日に死去が報道された元チェコの体操選手、ベラ・チャスラフスカさんの追悼TV番組を観ました。
確か以前にも観たことがある番組ですが、改めて彼女の凛とした生き方に感慨を覚えました。1964年夏の
東京オリンピックでは優美でダイナミックな演技を披露して3個の金メダルを獲得し、『東京の名花』と絶賛
されました。左
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その後チェコで起きた民主化運動 『プラハの春』への支持を表明して、政治的な迫害を受け厳しい時代を
過ごしたとのこと。漸く20年後に共産党政権が崩壊して、チャスラフスカは名誉を回復し再び国民の歓声に
包まれましたが…、その後また新たな不幸が襲い再起不能
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ベラ・チャスラフスカの生涯は、輝かしいオリンピックと祖国との確執、長い闘病生活による74年だったとか。
様々な困難が解決され健康を取り戻した彼女は、最後のシーンで「2020年に東京で逢いましょう」と、美しく
微笑んでいました。
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『プラハの春』を背景に、その時代を生きた男女を描いた小説&映画 、『存在の耐えられない軽さ』
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マイベスト5にランクインする大好きな映画です。2008年の冬に訪れたプラハが、ウィーンやブダペストに
比べて何処か陰鬱で寒々しく感じられたのは、『プラハの春』のイメージがあったからでしょうか。
ベラ・チャスラフスカの願いは叶わなかったけれど、4年後の東京の空を漂いながら56年前を思い出して
喜んでくれることを願っています。