kimitsuku独り言

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大原美術館展を観に行く

2017年05月02日 | 日記
                   
 北海道近代美術館で開催中の大原美術館展を観て来ました。2012年には来道しなかった作品を中心に
71点が展示されています。藤田嗣治や岸田劉生、佐伯祐三などの力作は見応えがありました。かつて倉敷
大原美術館を訪れたことがあります。エル・グレコの『受胎告知』が目的でしたが、他にもモネ、ルノワール、
ゴーギャン、ミロ、モディリアーニなどの世界的な名画を鑑賞し、大きな感銘を受けました。
                      
 今回の目玉は矢張りでしょうか。藤田嗣治1925年の作『舞踏会の前』、 168.5×199.5cm の迫力ある
乳白色の裸婦像です。パリで最も成功した日本人画家で、人気の此の絵画は北海道初公開だそうです。
                      
 佐伯祐三の『パリ街景』 1927年に描かれた65×81cmの作品。安定した構図といい落ち着いた色調といい
Kimitsukuが好きなフェルメールと通じる部分が…。
                        
 1924年に描かれた岸田劉生『童女舞姿』 91×53cm 50点ある麗子像の代表作と言われるそうです。
何とも不可思議な表情をした童女で、飛鳥仏に観られるアルカイックスマイルを連想してしまいました。
                       
 他にはアンリ・ル・シダネルの『夕暮の小卓』が心に残りました。1921年の作、100×81cmです。
青を基調にした幻想的な絵画は何処かロマンティックで懐かしく、初めて知ったシダネルという画家に興味を
惹かれました。スペインのフランツ・リヤドにも似て、光と水面をモチーフにした画家だったのでしょうか。
 大原美術館のコレクションを堪能し戸外に出ると、満開の桜が午後の陽光を浴びて輝いていました。
コメント
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