久し振りに逢ったAさんとランチしながら近況報告など交わし…有閑シニア女子ふたり 家族・健康・旅行・テレビetc
アレコレ身近な話題について喋っているうち、読書の話になりました。
「Kimitsukuさん 今なにか 読んでる 私は 『ろうらん』を読んでるけど、アレ面白いよね」。
「ああ 『楼蘭』、かなり前に読んだけれど 夢とロマンがあって私も好きだったわ」。
どこか不審げな表情のAさんに気づかぬ Kimitsuku、
「井上 靖の小説はいろいろ読んだけれど、中でも『楼蘭』は良かった。確かドラマにもなったんじゃない」。
話しつつ 漸くAさんのな顔に此方も ありゃ~『ろうらん』って、『老乱』なんだって 朝日新聞出版から出ている
久坂部 羊の小説で、認知症が進行していく老人と介護する息子夫婦、それぞれの視点から介護問題を描いているそう。
不肖 Kimitsuku ちっとも知りませんでした。 『ろうらん』=『楼蘭』、シルクロードの砂に消えた楼蘭の興亡とロマンの物語。
『敦煌』、『蒼き狼』、『天平の甍』。遥か敦煌・トルファン・ウルムチまで旅して、井上 靖ワールドに想いを馳せたものです。
それなのに『老乱』とはねぇ、あぁ哀しき勘違いにのち 何とも長閑な時間が流れた夏日の午後でした。