2016年10月20日、新潟県の魚沼市、南魚沼市一帯を
見て歩きました。
最初訪れたのは紅葉目当てに南魚沼市の八海山。群馬県
は雲一つない絶好の行楽日和だったのが、関越トンネルを
抜けたら雨で、八海山はガスに覆われていました。それでも
ロープウェイで上に着く頃にははれるかと期待して乗った
のですが、願いは叶えられませんでした。写真は、その
ロープウェイから撮ったものです。紅葉は少し進んでいました。
ロープウェイの山頂駅前の景色です。鳥居を潜って上に
行くと遥拝所のある小山頂上部へ出、右は八海山へ向かう
道でした。
ここは鳥居の道とは反対の左の道で展望台へ繋がってい
ました。ここは紅葉していました。上に行って、展望台に上が
ったのですが、そのとき視界はまったく効きませんでした。
展望台から頂上部を右に行くと避難小屋がありました。
その先にあったここが遥拝所でした。
その傍の八海山へ向かう道。さきほどの下からの道と先に
いって合流するみたいでした。
下りのロープウェイから撮ったものです。晴れていれば
紅葉が映えたことでしょう。
八海山ロープウェイから次に坂戸城跡へ向かいました。
坂戸城は上田長尾氏ゆかりの城で、長尾政景・上杉景勝
親子の居城でした。国史跡です。写真は坂戸城址駐車場
近くにあった、八百万の鳥坂神社。
駐車場横の坂戸山登山道を歩いて行くと出てきた、家臣
屋敷跡。
さらに歩いていくと、史蹟坂戸城跡の碑が立っている
だけの本丸跡に着きました。広い敷地になっていました。
碑の後にあった石垣。当時のものと思われ、この他にも
幾つもの石の山があって、いずれ城を復元するときに
使用する目的で保存しているようでした。
駐車場に戻って、傍の崖の上に社みたいのが見えたので
行ってみました。それは、薬師堂でした。ただ、お寺その
ものは近くには見当たりませんでした。
薬師堂の軒下に吊るされていたこの柱みたいなものは、
一体何なんでしょう?
続いて雲洞庵に行きました。上杉景勝と直江兼続が幼少
の頃勉学した所です。前のNHK大河ドラマ天地人にも
出てきましたね。写真は、その赤門です。
赤門を過ぎて、先に進む参道。境内は広々とし、静粛な
雰囲気に包まれていました。
参道を歩いていくと脇に、これも磨崖仏になるのでしょうか、
立体的な仏像ではなく、岩に彫られた状態のものが立って
いました。
雲洞庵の本堂です。縄張りがしてあって、真っ直ぐ本堂前
までは進めず、手前で右に廻って本堂内へ入れるように
なっていました。
脇には、まるで地を這うように幹を伸ばしたカエデの木が
ありました。雪の重みの影響でしょうか?後に見えている
のは客殿(左)と観音堂(右)です。
右の方へ曲がると苔に覆われた石像が現れました。
後は本堂。
本堂内へ入ると、大きな魚板がぶら下がっていました。
2m近くあったように思います。
内陣を撮りました。雲洞庵では、ありがたいことに、どこで
も撮ってよいとされていました。両側の彫刻もすばらしかっ
たです。
こちらの部屋(庫理)の柱は鴨居までで、天井まで延びて
いません。珍しい造りですね!!
宝物館入口に置かれた円空仏です。冥界十王像。
伊藤若冲の絵もありました。ちょっと色が若冲らしくなかった
のですが…
雲洞庵を後にし、南魚沼市穴地地区の総鎮守である
穴地十二大明神に行きました。、一見何処にでも見られ
そうな神社ですが、そうではないのです!!
神社正面に行き、撮りました。向拝部に注目です。
向拝部に飾られた龍の彫刻、幕末の彫刻家で、日本の
ミケランジェロと称される石川雲蝶の作です!!
柱左には獅子。
こちらは右の獅子。何れも迫力がありました。
続いては、浦佐の普光寺毘沙門堂に行きました。日本三大
奇祭の一つ、裸押合大祭が行われる所です。
日光の陽明門に似た山門。堂々たる姿に、荘厳な感じが
しました。
その山門に入って、天井を見上げると、そこに龍が描かれ
ていました。谷文晁の双龍図「八方ニラミの龍」です。
こちらは奥の方の龍図。
柱部の象の彫刻。何か龍か獅子と見紛うほどの荒々しさで
迫力がありました。この山門の至る所にたくさんありました。
山門を潜って出た所の境内。真ん中に見られるのが
毘沙門堂。右の唐破風屋根のお堂は別行殿です。
回廊。両側に立つローソクは裸押合大祭で使われる
ローソクのレプリカで、奉納されたもの。
回廊を行き着いた所の不動明王。手前はうがい鉢で、
裸祭りの前にここへ入って身を清めるのだそうです。
普光寺を後にして魚沼市大浦の西福寺にやってきました。
境内へ入る前に駐車場から開山堂と鐘楼を撮りました。
鐘楼にも彫刻がありました。雲蝶同時代の小林源太郎
(熊谷源太郎)作ですね。
境内に入ると製作の現場を模した石川雲蝶の像があり
ました。
開山堂を正面から撮りました。
向拝部に雲蝶の彫刻を見ることができました。中央部に
いる烏天狗がわかりますか?
柱には獅子と象と遊ぶ童子(と思う)の彫刻。
開山堂内部には、道元禅師猛虎調伏の天井彫刻や
鬼退治仁王像、襖絵などたくさんの雲蝶作があった
のですが、撮影禁止のためお目にかけることができ
ません。残念です。
堂内を見終ってから庭園に廻りました。
庭園の端の方に大きな石が並べて置かれていました。
きっと、奥の方状の石は、その表面をじっと見ていると、
いろんなものに見えてくるので、何とか石と言われている
石ではないかと思いました。
次に、佐梨の円福寺に行きました。小出地方最古の寺で
奈良時代北越鎮護の道場として創建されたお寺です。着いた
時、すでに拝観時間が終わっていて、中に入れませんでした。
横に中へ続く道が付いていました。
この日最後となった根小屋の永林寺です。本堂屋根修復
中とのことで、ここも境内に入れませんでした。ただ本堂の
内部は拝観でき、そこはまさしく雲蝶の世界でした。欄間の
透かし彫り天女や孔雀など感嘆させられる数多くの作品を
見て廻ることができました。圧巻です。
こちらは外にあった雲蝶の手形です。
新潟魚沼・南魚沼地区、まだまだ見るべくものはたくさん
あって、この日も時間の関係で見送ったものが幾つかでて
しまいました。皆この地方独特の味わいがあるような気が
します。いつの日か再訪したいですね!!
見て歩きました。
最初訪れたのは紅葉目当てに南魚沼市の八海山。群馬県
は雲一つない絶好の行楽日和だったのが、関越トンネルを
抜けたら雨で、八海山はガスに覆われていました。それでも
ロープウェイで上に着く頃にははれるかと期待して乗った
のですが、願いは叶えられませんでした。写真は、その
ロープウェイから撮ったものです。紅葉は少し進んでいました。
ロープウェイの山頂駅前の景色です。鳥居を潜って上に
行くと遥拝所のある小山頂上部へ出、右は八海山へ向かう
道でした。
ここは鳥居の道とは反対の左の道で展望台へ繋がってい
ました。ここは紅葉していました。上に行って、展望台に上が
ったのですが、そのとき視界はまったく効きませんでした。
展望台から頂上部を右に行くと避難小屋がありました。
その先にあったここが遥拝所でした。
その傍の八海山へ向かう道。さきほどの下からの道と先に
いって合流するみたいでした。
下りのロープウェイから撮ったものです。晴れていれば
紅葉が映えたことでしょう。
八海山ロープウェイから次に坂戸城跡へ向かいました。
坂戸城は上田長尾氏ゆかりの城で、長尾政景・上杉景勝
親子の居城でした。国史跡です。写真は坂戸城址駐車場
近くにあった、八百万の鳥坂神社。
駐車場横の坂戸山登山道を歩いて行くと出てきた、家臣
屋敷跡。
さらに歩いていくと、史蹟坂戸城跡の碑が立っている
だけの本丸跡に着きました。広い敷地になっていました。
碑の後にあった石垣。当時のものと思われ、この他にも
幾つもの石の山があって、いずれ城を復元するときに
使用する目的で保存しているようでした。
駐車場に戻って、傍の崖の上に社みたいのが見えたので
行ってみました。それは、薬師堂でした。ただ、お寺その
ものは近くには見当たりませんでした。
薬師堂の軒下に吊るされていたこの柱みたいなものは、
一体何なんでしょう?
続いて雲洞庵に行きました。上杉景勝と直江兼続が幼少
の頃勉学した所です。前のNHK大河ドラマ天地人にも
出てきましたね。写真は、その赤門です。
赤門を過ぎて、先に進む参道。境内は広々とし、静粛な
雰囲気に包まれていました。
参道を歩いていくと脇に、これも磨崖仏になるのでしょうか、
立体的な仏像ではなく、岩に彫られた状態のものが立って
いました。
雲洞庵の本堂です。縄張りがしてあって、真っ直ぐ本堂前
までは進めず、手前で右に廻って本堂内へ入れるように
なっていました。
脇には、まるで地を這うように幹を伸ばしたカエデの木が
ありました。雪の重みの影響でしょうか?後に見えている
のは客殿(左)と観音堂(右)です。
右の方へ曲がると苔に覆われた石像が現れました。
後は本堂。
本堂内へ入ると、大きな魚板がぶら下がっていました。
2m近くあったように思います。
内陣を撮りました。雲洞庵では、ありがたいことに、どこで
も撮ってよいとされていました。両側の彫刻もすばらしかっ
たです。
こちらの部屋(庫理)の柱は鴨居までで、天井まで延びて
いません。珍しい造りですね!!
宝物館入口に置かれた円空仏です。冥界十王像。
伊藤若冲の絵もありました。ちょっと色が若冲らしくなかった
のですが…
雲洞庵を後にし、南魚沼市穴地地区の総鎮守である
穴地十二大明神に行きました。、一見何処にでも見られ
そうな神社ですが、そうではないのです!!
神社正面に行き、撮りました。向拝部に注目です。
向拝部に飾られた龍の彫刻、幕末の彫刻家で、日本の
ミケランジェロと称される石川雲蝶の作です!!
柱左には獅子。
こちらは右の獅子。何れも迫力がありました。
続いては、浦佐の普光寺毘沙門堂に行きました。日本三大
奇祭の一つ、裸押合大祭が行われる所です。
日光の陽明門に似た山門。堂々たる姿に、荘厳な感じが
しました。
その山門に入って、天井を見上げると、そこに龍が描かれ
ていました。谷文晁の双龍図「八方ニラミの龍」です。
こちらは奥の方の龍図。
柱部の象の彫刻。何か龍か獅子と見紛うほどの荒々しさで
迫力がありました。この山門の至る所にたくさんありました。
山門を潜って出た所の境内。真ん中に見られるのが
毘沙門堂。右の唐破風屋根のお堂は別行殿です。
回廊。両側に立つローソクは裸押合大祭で使われる
ローソクのレプリカで、奉納されたもの。
回廊を行き着いた所の不動明王。手前はうがい鉢で、
裸祭りの前にここへ入って身を清めるのだそうです。
普光寺を後にして魚沼市大浦の西福寺にやってきました。
境内へ入る前に駐車場から開山堂と鐘楼を撮りました。
鐘楼にも彫刻がありました。雲蝶同時代の小林源太郎
(熊谷源太郎)作ですね。
境内に入ると製作の現場を模した石川雲蝶の像があり
ました。
開山堂を正面から撮りました。
向拝部に雲蝶の彫刻を見ることができました。中央部に
いる烏天狗がわかりますか?
柱には獅子と象と遊ぶ童子(と思う)の彫刻。
開山堂内部には、道元禅師猛虎調伏の天井彫刻や
鬼退治仁王像、襖絵などたくさんの雲蝶作があった
のですが、撮影禁止のためお目にかけることができ
ません。残念です。
堂内を見終ってから庭園に廻りました。
庭園の端の方に大きな石が並べて置かれていました。
きっと、奥の方状の石は、その表面をじっと見ていると、
いろんなものに見えてくるので、何とか石と言われている
石ではないかと思いました。
次に、佐梨の円福寺に行きました。小出地方最古の寺で
奈良時代北越鎮護の道場として創建されたお寺です。着いた
時、すでに拝観時間が終わっていて、中に入れませんでした。
横に中へ続く道が付いていました。
この日最後となった根小屋の永林寺です。本堂屋根修復
中とのことで、ここも境内に入れませんでした。ただ本堂の
内部は拝観でき、そこはまさしく雲蝶の世界でした。欄間の
透かし彫り天女や孔雀など感嘆させられる数多くの作品を
見て廻ることができました。圧巻です。
こちらは外にあった雲蝶の手形です。
新潟魚沼・南魚沼地区、まだまだ見るべくものはたくさん
あって、この日も時間の関係で見送ったものが幾つかでて
しまいました。皆この地方独特の味わいがあるような気が
します。いつの日か再訪したいですね!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます