玄海原子力防災訓練が昨日行われました。
私は、武藤明美県議と佐賀市鍋島小学校へ住民避難状況と放射能についての講演があるというので視察しました。
鍋島小学校体育館には、相知町、浜崎、大島地区からの避難者を引き受ける事になっていましたが、大島地区からの避難者が大幅に遅れていました。
参加者に放射能の基礎的な講演をするということで、「原子力災害が起きた時の心得」と題して百島憲幸九州大学教授が30分講演しました。
講演の話は、「放射能はくらしに役立っている」「私たちは放射能の中で暮らしている」「温泉では、自然レベルの2~3倍の放射能も」「植物にも放射能は含まれている」などとさも、「みなさんは、放射能なかで暮らしているから心配ない」と言っているように聞こえました。
驚いたのは、ビールにもお酒にも放射能(カリウム)が含まれていて、「ビールを飲んで放射能で死んだ人の話は聞いたことがない」などと話したことです。
武藤県議が「それはあんまり」と私語を発しました。
参加者の話では「原発がなければこんな訓練はしなくてもいいのに」「私は原発は反対です」「要介護者の搬送を実施すべきでは」などの話を聞かせてもらいました。
余談ですが、参加者には弁当とお茶が支給されていました。
弁当の値段が500円です。参加者には日当も支給されません。一日拘束しておいて500円の弁当ではあんまりではないでしょうか。
私が、「もっといい弁当にしては」と担当者に聞くと「国が500円でないとダメといっている」との返事だったそうです。
この弁当の仕出しが「ローソン」です。
「ローソン」とは、県が「緊急物資の供給協定」を結んでいる関係でしょうが、地元の業者を使っても良かったのではと思うのは私だけでしょうか。