浜崎の方から「海岸が浸食対策で搬入した砂がほとんど流失している」と電話がありました。
崩壊防止用の石積みが無残な姿をさらけ出していました。
浜玉支所の説明では、「ハッキリした原因は不明だが、台風と大潮が重なったからではないか」としています。
例年であれば、夏休み一杯は浸食は見かけられ亡かったといいます。
浜崎海岸の浸食は、20年ほど前から顕著になりました。
唐津市は2010年から海水浴シーズンを前に、毎年約300万円を投じて、1000平方メートル(10トンダンプ約200台分)
の砂を浜玉川の河口から搬入しています。
今年は、7月はじめまでに養浜(浜に砂を入れ元の砂浜の状態にする)作業を終えて約一ヶ月ほどで流失したことになります。
佐賀県と唐津市は専門家による「唐津湾浸食対策会議」を1300万円をかけ設置し、原因と対策を研究しています。(唐津市は予算の1割を負担)
調査の結果は2015年までに結論を出すことになっています。自然の現象からくることから、対策が明らかになって、もすぐに改善されるかは不透明です。