有田に行ったついでに、武雄で映画「飯舘村」をやっているというので出かけました。
一度はみたいと思っていましたのでいいチャンスでした。
福島原発事故から3年が過ぎても放射能の影響で、未だに13万人の方々が故郷に帰れずにいます。
私も、3,11のボランティアに7月に宮城県塩竃市に一週間行ってきました。
その帰りに、「飯舘村」に寄ってきました。
そこは、山間の高原地帯で広々とした田園風景が広がる農村地帯です。
しかし、そこには、人も家畜も猫もいません。すれ違う車は、パトカーと見回りの車だけでした。
放射能が風に流され大量の放射能が降り注ぎ、2ヶ月間まりしてから「全村避難」が指示されました。
「将来、自分の娘が子どもを産むことができるのか。あの時、速く逃げなかった事を悔やみ、自分が悪かったと罪悪感にかられる」と若いお母さんが涙ながらにい訴えていました。
本当に帰れるのか?
膨大な除染費用をかけて効果があるのか?
葛藤する村人の1年間を記録した映画です。
映画を見た私が印象に強く残ったのは、「家も土地も汚染されたが、何よりも『心が汚染された』」という村人の言葉です。
この映画の監督さんは、土井敏邦さんで、小城市の出身だそうです。