写真は、吉田裕著「日本軍兵士」(中公新書)です。
アジア・太平洋の現実を兵士の目線で書かれたもので、一気に読み終えました。
私がなぜこの本を読もうと思ったかと云えば、310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦で、その9割の方が終戦前1年間に亡くなっていたことを知ったからです。
本書では、敗戦色濃くなった時期に異常に高い死亡の原因を解明されています。
30万人を超える海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力の劣る補充兵、欠乏する物資など、勇猛と語られた日本兵たちが特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられる現状を多くの証言や資料に基づきリアルに描かれています。
戦争は、間にする事も書かれています。
これを読んで、益々「戦争はしてはいけない」と思いました。
是非一読されることをお勧めします。
今日は、議案質疑二日目、私は11時頃に登壇します。
その後、「全員協議会」が開かれ、市民交流プラザのホール貸出料金の返還請求で唐津市が「敗訴」したことについて執行部の説明があります。
どんな対応をするのか注目したいと思います。