昨日は、水俣病裁判などを手がけてこられた馬奈木昭雄弁護士の講演を聴くために佐賀市の「アバンセ」にお邪魔しました。
馬奈木弁護士は、多くの公害裁判や諫早湾開門裁判で、国とのやりとりをされてきた弁護士です。
国の考えは、「国民に権利を与えている」との考えが底流にあり、「憲法の考えと相容れないものがある」とおっしゃいました。
一方で、国民は「国民の権利は不断の努力によって保持しなければならない」(12条)と、国家権力を監視する事の大事さを話されました。
「佐賀空港に自衛隊は配備しない」との有明漁協と佐賀県の約束があります。
この約束は「守らなくてもいい」という考えから、山口知事は佐賀空港自衛隊のオスプレイ配備容認したとも話されました。
約束は現代社会を生きていくうえで必要条件ではないかと思うのですが、そんな常識が通らない裁判の現実を話して頂きました。
なぜなのか、漁協がOKといえば、約束はなかったことになるからです。
そのことを「札束」でケリをつけようとしているのは権力側だということです。
帰りに、小城市の「彼岸花」を見に車を走らせました。
多くの方が見物に来られて、まさに「見頃」を迎えていました。