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プーチン首相は、「領土問題を棚上げして『条件なしの平和条約』を結ぼう」と安倍首相に呼びかけました。
これに安倍首相は、「プーチン氏の平和条約締結への意欲の表れだと捉えている」と前向きな発言をしています。
プーチン首相の狙いは、「領土返還をしない」という「決意の表れ」であり、安倍首相を舐め切った「態度の表れ」と理解すべきです。
「平和条約」を結ぶということは、「領土問題は解決した」という事を意味します。
そんな事を「意欲の表れ」と評価するのは外交の「イロハ」を知らない者の発言でしかありません。
第2次世界大戦のさい、連合国は、「領土不拡大」を戦後処理の大原則にしていました。それを反故にしたのは当時のロシアです。
私は、領土問題の解決の政策として、①北海道の一部である歯舞、色丹については、中間的な友好条約によって速やかな返還を求める、②千島列島返還を内容とする平和条約を締結する――という段階的解決が大事だと思います。
プーチン首相の発言にだまされてはいけません。