今朝の新聞に「海洋放出、年内にも決定」と福島原発処理水を太平洋へ放出する政府方針を伝えています。
福島第1原発の施設内に貯まり続ける汚染処理水について、政府は、放射性物質の濃度を下げたて、海に流して処分する方針を固めたとのことです。
月内にも、廃炉・汚染水対策の関係閣僚会議を開いて決定するとのことです。東電は多核種除去設備(ALPS、アルプス)に通すなどして、トリチウム以外の濃度を下げた汚染処理水をタンクにためています。しかし、空きタンクを設置できる敷地がなくなりつつあり、政府・東電は汚染処理水をどうやって処分するのか決断を迫られていいました。
海洋放出については、漁業組合などから強い反対の声が上がっています。
私は、「薄めて放出すれば影響がない」という考えに納得できません。
微量でも蓄積すれば影響が出るのは目に見えています。
そもそも、現在の人類での技術では「放射能を制御できない」ものを動かすことに矛盾があります。
これを解決するまでは、せめて原発は停止すべきです。
第二の福島原発をつくらないために。