憲法解釈で禁じられてきた「集団的自衛権の行使容認」を議論するため安倍晋三首相が設置した有識者懇談会が17日、参院選をはさんで約7カ月ぶりに再開し、憲法解釈を見直す方向で一致したといいます。
年内に結論を出すそうですが、メンバー全員が行使容認論者です。
これを世間では「御用審議会」といいます。
為政者が進めようとする政策にお墨付きを与え、それを「錦の旗」で進めるものです。
地方議会でもよくおこなわれる手法です。
世論や憲法学者の多くが反対しているのにもかかわらず、結論ありきで解釈改憲を目指す安倍首相の主張を後押しする「御用審議会」の果たす役割は罪深い。